昭和歌謡マニア垂涎! 女の情念が匂
い立つ作品集『怨歌情死考』リリース
レアトラックを多数収録したCDアルバム『怨歌情死考−えんかじょうしこう− 〜女たちの挽歌〜』がリリースされた。“THE DEEP歌謡コレクション”と銘打った本作は、60年代から70年代にかけて発表された、お色気の香りが漂う、かつ濃密な女の情念がこもった作品集。題名のインパクトからマニアの間では伝説の作品となった小川節子「怨歌情死考」をはじめ、B面収録作品だがクリスマスブルースとも言うべき完成度の高い内容の沖山秀子「ピエロが街にやってくる」など全20曲を収録。同じくB面収録作品で日活時代から活躍している人気女優・西尾三枝子の異彩を放つ名曲「探した幸わせ」や、ほとんど世に出回っていない自主制作盤から片山由美子「生命の灯り」ほか、幻の未CD化音源を多数収録している。
どの作品にも共通して込められているのは“大人の女の濃密かつ脳密な情念”そのものであり、ライトで気軽に取り扱える作品は一作たりと存在しない。近年、“歌”や“唄”からそう云った“情念”が失われつつある時世であるからこそ、本盤の作品群は意義が有り、改めて世に出る必要性が表出することだろう。“歌・唄”とは時として“魂”や“人生”そのものを映し出すものである。本盤の作品群は、決して“回顧録”でなく“歌唱世界に託した女達の生涯の投影”と受け止めていただきたい。
監修・解説を藍渕邪子が務め、各楽曲ごとの詳細な解説や、ジャケット写真、発売データなどの情報も充実したディープな1枚に注目だ。
どの作品にも共通して込められているのは“大人の女の濃密かつ脳密な情念”そのものであり、ライトで気軽に取り扱える作品は一作たりと存在しない。近年、“歌”や“唄”からそう云った“情念”が失われつつある時世であるからこそ、本盤の作品群は意義が有り、改めて世に出る必要性が表出することだろう。“歌・唄”とは時として“魂”や“人生”そのものを映し出すものである。本盤の作品群は、決して“回顧録”でなく“歌唱世界に託した女達の生涯の投影”と受け止めていただきたい。
監修・解説を藍渕邪子が務め、各楽曲ごとの詳細な解説や、ジャケット写真、発売データなどの情報も充実したディープな1枚に注目だ。