2017年12月20日 at Zepp Tokyo

2017年12月20日 at Zepp Tokyo

【[Alexandros] ライヴレポート】
『Tour 2017"NO MEANING"』
2017年12月20日 at Zepp Tokyo

2017年12月20日 at Zepp Tokyo
2017年12月20日 at Zepp Tokyo
2017年12月20日 at Zepp Tokyo
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2017年12月20日 at Zepp Tokyo
2017年12月20日 at Zepp Tokyo
 [Alexandros]が12月20日(水)東京・Zepp Tokyoにて、東名阪のZepp会場を回った『Tour 2017 "NO MEANING"』ツアーのファイナル公演を行なった。MCで“タイトル通り、自分たちのやりたいことをやるだけのツアーです”と語っていたこのツアー。4人はライヴハウスならではのヒリヒリした緊張感の中、ロックバンドの自信と誇りを感じさせるステージで観客を圧倒した。
                 
 開演時間をすぎ、SE「Burger Queen」でステージに登場した4人。SEに生演奏を重ねてライヴがスタートし、静かに重厚に聴かせた「can't explain」、川上洋平(Vo&Gu)のエッジィーなギターで始まる「city」と続き、フロアーが熱を帯びていく。「Droshky!」に大きな歓声が上がる頃にはクライマックスと言える盛り上がりを見せる場内。彼らのワンマンを観るのは、今年4月の幕張メッセ以来だが、豪華なステージセットも演出も必要なく、歌と演奏だけで心を動かす堂々としたステージングにロックバンドの自信と誇りを感じる。

 楽器で会話するような息の合った演奏で魅せた「She's Very」、庄村聡泰(Dr)の原始的なビートに重なる川上のアコギサウンドが心地良い「Waitress, Waitress!」、磯部寛之(Ba)や白井眞輝(Gu)のダイナミックな演奏が高揚感を煽る「Don't Fuck with Yoohei Kawakami」と巧みな演奏と強い結束力から生まれるグルーブやアンサンブルも凄みを感じさせる。MCでは“自分たちのやりたいことをやるだけのツアー”と語り、“今のところ、俺たちのほうが楽しんでるよ”と観客を煽った川上。“ツアーではやったけど、もうやらないんじゃない?”と語る、『メリー・ポピンズ』の劇中歌「Supercalifragilisticexpialidocious」、壮大なダンスチューン「Thunder」が会場の空気を変えるとライヴは終盤へ。

 “まだまだイケるか、東京?”と始まり、全てを放出するような歌と演奏に観客が大合唱で応えてZeppが揺れた「Starrrrrrr」、スケール感ある楽曲が会場中のコーラスに支えられてさらに壮大な景色を見せてくれた「明日、また」は、ライヴハウスだからこその一体感や連帯感から生まれる興奮と感動があり、ライヴの醍醐味を感じさせてくれた。

 “激しい曲しかやりません”と「Girl A」で始まったアンコールは、激しい演奏とパフォーマンスにフロアーの熱気が再び急上昇し、最高潮の盛り上がりの中でフィニッシュ。興奮冷めやらぬといった様子の川上と庄村がステージに残って見せた、狂気すら感じるセッションは鳥肌が立つほどにカッコ良かったし、最高にロックンロールだった。

撮影:河本悠貴/取材:フジジュン


セットリスト

  1. 1. Burger Queen
  2. 2. can't explain
  3. 3. city 
  4. 4. Droshky!
  5. 5. Dracula La
  6. 6. Nawe, Nawe  
  7. 7. She's Very
  8. 8. Waitress, Waitress!
  9. 9. Wet Paint
  10. 10. Don't Fuck with Yoohei Kawakami
  11. 11. I Don't Believe In You
  12. 12. Supercalifragilisticexpialidocious
  13. 13. Thunder
  14. 14. Kiss The Damage
  15. 15. Kids
  16. 16. Last Minute(仮)
  17. 17. NEW WALL
  18. 18. ムーンソング
  19. 19. Starrrrrrr
  20. 20. Adventure
  21. 21. 明日、また
  22. <ENCORE>
  23. 1. Girl A
  24. 2. 新曲
  25. 3. Kick&Spin
  26. 4. Kaiju
[Alexandros] プロフィール

アレキサンドロス:東日本ではアレキ、西日本ではドロス。まるでマクドとマック論争のようにファンの間で愛称が二分される。2010年にインディーズレーベルのRX-RECORDSから1stアルバム『Where‘s My Potato?』でデビュー。リリース後はロックシーンやメディアに大きな衝撃を与え、瞬く間にその名を轟かせ、ここからバンドの快進撃がスタート。当時はライヴハウスを中心として活動をしていたが、キャパが追いつかず、チケットも入手困難な状況に。ユニバーサルミュージックとグローバル契約を締結、パートナーシップを結び、15年3月にシングル「ワタリドリ/Dracula La」、同年6月にはアルバム『ALXD』でメジャーデビューを果たした。[Alexandros] オフィシャルHP

OKMusic編集部

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