遠藤ゆりか、来年5月末で芸能界引退
「廃業を選びました」

 声優で歌手の遠藤ゆりかが来年5月末日をもって、声優活動ならびにアーティスト活動などを含めた一切の芸能活動から引退する。所属事務所が17日、公式サイトを通じて発表した。

 事務所は「スワロウ所属、遠藤ゆりかが2018年5月末日をもちまして、声優活動、アーティスト活動など、一切の芸能活動から引退をすることとなりましたこと、ご報告を致します」と綴り、遠藤ゆりかのコメントを掲載した。

 遠藤はこのなかで「体調不良」が重なったと報告。さらに「心から真摯に努めたい作品やキャラクターに対して、120%の力を注げない自分に対してとても不甲斐なく、悩む日々も続きました。何年も考え、何度も沢山の方とお話しさせて頂きながら、今一度この先の人生を見据えて、前向きに歩んでいくための決断として、今回廃業という選択肢を選びました」と伝えている。

 なお、最後のソロライブは5月末頃の開催を検討しているという。

 以下は、遠藤ゆりかのコメント。

いつも応援して下さっている皆様へ。

突然の発表で皆様を驚かせてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

ちょうど5年前の今頃、在学中にオーディションの合格が決まり、卒業と同時に大好きだったこの世界に足を踏み入れ、一つ一つ挑戦できることを見つけながら日々生きてきました。

大変なこともあれど、恵まれた環境の中で楽しいことや幸せなこと、普通では経験できないような沢山のステージに出会いました。大好きな音楽の中で皆様と過ごせた時間は、本当に夢のようだったと思います。ステージに向かって伝わってくる思いは温かくて、どんな時も私の頑張る理由でした。

そんな中で、環境の変化に身体が追い付かないと感じる瞬間が増え、体調不良が重なってしまうこともありました。心から真摯に努めたい作品やキャラクターに対して、120%の力を注げない自分に対してとても不甲斐なく、悩む日々も続きました。何年も考え、何度も沢山の方とお話しさせて頂きながら、今一度この先の人生を見据えて、前向きに歩んでいくための決断として、今回廃業という選択肢を選びました。これまで支えてきて下さった皆様に応えられず、そして担当させて頂いたキャラクターや作品に最後まで向き合うことができず、本当に申し訳なく思っております。

私自身の進む道は変わってしまいますが、キャラクターには新しい命が吹き込まれ、今迄と何も変わらずその世界に生きています。どうか愛情をそのままに注いで下さると幸いです。

既に発表されているイベントへの参加は勿論のこと、最後に皆様と過ごせるソロライブの機会を頂戴しました。伝えたいことは全てこの日に込めて、今まで通り楽しい時間を共有して、楽しい気持ちを届ける為に歌います。
これまでご一緒させて頂いた関係者の皆様、支え続けてくれた家族や友人やマネージャー、そして何より応援して下さっているゆりか組の皆様へ、感謝の気持ちを一杯に込めて。

残された半年間も誠心誠意一つ一つ取り組んでまいりますので、
見守っていただけると嬉しいです。

2017.12.17 遠藤ゆりか

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