【インタビュー】SF9「幽霊を見たの
できっと大ヒットするはず!」9人の
情熱的な表現に魅せられる1stアルバ
ム到着!!

とにかく人懐っこい。このキャラクターで会う人たちをどんどん虜にしている韓国から来た9人の少年たち。韓国では10月にデビュー1周年を迎えたばかりだが、ラテンテイストの最新活動曲「O Sole Mio」がスマッシュヒットし、その人気もうなぎのぼり。日本では6月にメジャーデビューし、早くも12月13日にフルアルバム『Sensational Feeling Nine』をリリース。MUSIC VIDEO撮影で訪れたL.Aで、フィヨンがアルバムの大ヒットを確信した事件にも迫ります!
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■「僕にはちょっと難しかった」 セクシーなパフォーマンスに苦労したメンバーは誰?
――日本1stアルバム『Sensational Feeling Nine』は、まるでベストアルバムのような選曲ですね。
インソン はい。SF9は韓国でデビューして1年ですが、僕たちの韓国での活動曲を中心に、この1年間でリリースした作品の中から選りすぐりの曲を日本語バージョンにして収録しました。これまでのSF9の歴史を振り返ることができるベスト盤のようなアルバムです。
チャニ 僕たちを代表する曲を集めたアルバムなので、タイトルがSF9のグループ名を表す『Sensational Feeling Nine』なんです。
ロウン 韓国ではまだミニアルバムしかリリースしていないので、フルアルバムは日韓通しても初めてのリリースなんです。アーティストとしては、やっぱりフルアルバムを出すって特別な感じがします。
――アルバムのリード曲は、「僕の太陽 ~O Sole Mio~」。韓国での最新活動曲の日本語バージョンですが、情熱的な曲ですね。
インソン ラテンテイストの曲なんですけれど、K-POPでは珍しいですよね。あ、日本でも珍しいんだ(笑)。最初に聴いたときには、特別な感じがしました。でも、その独特な曲調は、僕たちにとって新境地になるだろうと思ってワクワクしました。
ロウン うん、新しい挑戦だったよね。やっぱり最初に聴いたときには、これをどうやって解釈すればいいのかちょっと迷いました。フラメンコの映像を観たり、スペインの映画を見たりして、研究もしたんです。
ヨンビン 女性を太陽に例えて愛する気持ちを情熱的に表現しています。イタリア語やスペイン語が歌詞に登場するのも情熱的な感じ。だって情熱の国だから(笑)。
ジェユン 主人公のイメージは、“太陽の騎士”なんです。僕たちの衣装も闘牛士のマントみたいで、サビでその衣装を広げる“太陽の翼”、メンバーが上着の裾で道を作ってチャニくんが登場する“騎士の行進”、そして“フラメンコ”のポーズがパフォーマンスの特徴です。
チャニ そして今回、セクシーなパフォーマンスに初挑戦!末っ子の僕にはちょっと難しかったな……。年上のメンバーたちは、さすがセクシーでした(笑)。
――MVはL.Aで撮影したそうですね。
ダウォン はい。ジャケット写真とMVのロケ部分を撮影しました。韓国語バージョンと日本語バージョンはちょっと違っていて、日本語バージョンの「僕の太陽 ~O Sole Mio~」は、スタジオでのダンスシーンが挿入されているので、ダンスの特徴がわかりやすいと思います。
――L.A撮影時のエピソードはありますか?
フィヨン 撮影のときに泊まったホテルが、築200年くらいの伝統あるホテルだったんです。泊まった初日、夜中に金縛りにあって幽霊を見ちゃったんです。しかも、ラッパーの幽霊で(大マジメな顔で)。僕だけが見たのかと思ってスタッフさんに聞いたら、ほかにも見た人がいたので、僕の部屋だけじゃなく、あちこちを歩き回って出没している幽霊みたい。すごく怖かったんですけど、韓国では「幽霊を見るといいことがある」って言われているので、このアルバムもきっと大ヒットするはず!
――幽霊のラップは、上手でしたか?
フィヨン はい、なんといっても本場の方なので(笑)。
■日本で◯◯を出したい&◯◯を獲りたい!9人が掲げるこれからの目標
――SF9を代表する曲が収録されているということなので、みなさんの好きな曲を教えてください。
ヨンビン 選べないな~。でも「Fanfare -Japanese ver.-」かな。僕たちのデビュー曲だから、やっぱり一番愛着が強い曲なんです。
テヤン 僕は、アルバムのために用意した曲なので、「僕の太陽 ~O Sole Mio~」です。それに、僕の名前のテヤンって、韓国語で“太陽”って意味なので、僕の曲みたいな気がして(笑)。
ジェユン 僕も、「僕の太陽 ~O Sole Mio~」。僕がFANTASY(ファンの名称)に対して想っている好きだという気持ちがそのまま表現されている曲だから。
インソン その気持ちを僕は、「Together -Japanese ver.-」でみなさんに届けたいです。
ジュホ 「Easy Love -Japanese ver.-」を選びます。僕が自分でラップ詞(韓国語バージョンの原詞)を書いたんですけど、作っていたときの感情を本当にそのままラップに書き込んだ曲なんです。だからこの曲でステージに立つときは、当時の感情をそのまま思い出して表現できるので。
チャニ 僕は「空白」です。ぜひ、イヤホンで聴いてみてください。すごく落ち着く曲なんです。感情が豊になった気分になるし、リラックスできる。思わずメロディを一緒に口ずさむような……。ちょっとクセになる魅力がある曲だと思います。
ロウン あ、僕も「空白」。僕たちが今まであまり見せてこなかった姿、エモーショナルな部分が見せられているから。
フィヨン 僕も「空白」!理屈じゃなく、直感で!
ダウォン 僕は、「Watch Out -Japanese ver.-」だな~。だって、僕がサビを歌っているから(笑)。
――韓国ではデビュー1周年を迎えたばかりですが、この1年は、どんな年でしたか?そして、これからはどのように進んでいこうと考えていますか。
フィヨン 韓国でデビューしてから、続けざまにリリースを重ねて。今年6月には日本デビューもできて、韓国と日本で休みなく活動しました。ハードな活動をする中で、自然とメンバー全体の底上げができたんじゃないかな?みんなで一緒に成長できたと感じています。本当に大変な時期があったんです。今振り返っても、“みんなどうやって耐え抜いたんだろう”って思う。「Fanfare」でデビューできたと喜んでいたら、すぐに「ROAR」の活動に突入して。アクロバティックの練習をしたり、本当にやることがいっぱいで、夜もあまり寝られなかったりしたけど、それをやり遂げたSF9のみんなは本当に凄いと思います。僕も含めて、ね(笑)。
ダウォン 韓国でデビュー1周年を迎えましたが、日本ではまだデビュー半年です。これで止まることなく、この先、2年、3年、10周年を迎えるまでも一生懸命活動を続けていきたいです。僕たちが目標としているところまで到達できるよう一生懸命、進んでいきたい。これは9人みんな同じ気持ちだと思います。
インソン そうだ!
ダウォン 目標は韓国でも日本でも、1位を獲ること!
ロウン 日本のオリジナル曲も出したい!
インソン そうだ!
文/坂本ゆかり

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