【ザ・クロマニヨンズ
ライヴレポート】
『ザ・クロマニヨンズ ツアー
ラッキー&ヘブン 2017-2018』
2017年11月29日
at マイナビBLITZ赤坂

 10月26日からツアー『ラッキー&ヘブン 2017-2018』をスタートさせたザ・クロマニヨンズ。初日から約1カ月後の11月29日、東京・マイナビBLITZ赤坂で彼らのライヴを観ることができた。

 満員の観客を前に、10月11日リリースのアルバム『ラッキー&ヘブン』からのナンバーを中心に全力疾走のステージを展開していく4人。8月にリリースされた最新シングル「どん底」、そのカップリング曲「ぼー」など、シンプルにして攻撃力あふれるナンバーが次々に観客に襲いかかる。曲の切れ目がほとんどないままスピード感に満ちた演奏と歌が続く中、昭和歌謡的なムードコーラスを聴かせる「足のはやい無口な女子」、リズミカルにタイトルを何度も繰り返す「ハッセンハッピャク」など、コーラスを強く意識させる曲がアクセントを与える。

 そして、「ワンゴー」ではロックンロールのレジェンド、チャック・ベリーの得意とするイントロのギターフレーズを真島昌利(Gu)が奏でて盛り上げる。一貫してパワフルなヴォーカルの甲本ヒロト(Vo)は「ユウマヅメ」ではやさしげな、「ペテン師ロック」では荒々しいハープを聴かせ、強烈なカラーで彩りながら、さまざまな表情を観せていく。鋭利な刃物のような演奏と猛々しいヴォーカルを高いテンションのまま維持し、楽曲の個性がより際立ったライヴを展開してくれた。ツアーは年をまたいで来春まで続くので、今後も各地で熱いステージが繰り広げられることだろう。

撮影:柴田恵理/取材:岡本 明


セットリスト

  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
ザ・クロマニヨンズ プロフィール

ザ・クロマニヨンズ:2006年7月23日13時41分、『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2006』に出現。その後、数々の夏フェスにも出現し、デビュー前から話題を呼んだ。そして、同年9月に待望のシングル「タリホー」でデビュー。20年5月 新型コロナウィルス感染拡大の影響により『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』の中止を発表(12公演)。それに伴い、同ライヴ音源を収録したライヴアルバム『ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020』を9月に、同年12月には14枚目のアルバム『MUD SHAKES』をリリース。さらに、12月11日には初の配信ライヴ『ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 全曲配信ライヴ』を実施。21年は2月に東京ガーデンシアターにて『ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 2021』ライヴ&生配信し、8月より6カ月連続シングル発売する企画『SIX KICKS ROCK&ROLL』始動。年を跨いで22年1月にSIX KICKS ROCK&ROLL第6弾シングル「ごくつぶし」と15枚目のアルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』を同時リリース。そして、13年1月に16枚目のアルバム『MOUNTAIN BANANA』をドロップ。ロックンロールをこよなく愛する4人が最強のロックンロールを響かせる!ザ・クロマニヨンズ オフィシャルHP

OKMusic編集部

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