【ライブレポート】BABYMETAL、SU-M
ETALとMOAMETALの2人で実施された<
LEGEND - S - 洗礼の儀 ->

12月2日(土)、3日(日)、広島グリーンアリーナにてBABYMETAL<LEGEND - S - 洗礼の儀 ->が開催された。
今年20歳を迎えるSU-METAL(Vo)の生まれの聖地である広島での初凱旋公演として行われたものだが、初日の開演直前にYUIMETALが体調不良により公演欠席が発表され、SU-METALとMOAMETALの2人で実施されるという異例の公演となった。「三種の神器」と呼ばれるマスク・ケープ・ネックレスを身につけた儀式に参加するオーディエンスは、期待と困惑の入り混じった厳かな空気感で会場を見守っていたが、客電が落ちると一気に大歓声が上がった。
荒廃した岩場に巨大なキツネの石像が鎮座したサブステージ、そして「BAPTISM - XX -」の魔法陣ゲートが上段に設けられた荘厳な祭壇へと続くメインステージが設けられ、その間を守護神である6頭のキツネの石像に囲まれた魔法陣センターステージが移動する、異次元の世界に訪れたようなステージセットが現れた。その岩場のサブステージからシルバーのベールに身を包まれたSU-METALが登場、打楽器を操るキツネ楽団と共に、杖を使ったパフォーマンスで「洗礼の儀」が幕を開けた。
SU-METALのソロ曲「紅月-アカツキ-」では、「己との戦い」を彷彿とさせる過去の衣装を纏ったSU-METALとの戦いのパフォーマンスがあり、また「NO RAIN, NO RAINBOW」では、ピアノとストリングスの演奏も加わりドラマチックな演出の中で披露されるなど、20歳になり初めて広島での公演を行うSU-METALのストーリーとリアルがリンクするステージを、多くのオーディエンスが固唾を飲んで見守っていた。
終盤「BABYMETAL DEATH」ではメインステージ上で儀式が行われ、炎に囲まれSU-METALが磔となる。ストーリームービーに続いて金色の衣装に身を包まれたSU-METAL、続いてMOAMETALが登場し、「THE ONE - English ver.-」が披露され、最後は祭壇上の「BAPTISM - XX -」の魔法陣ゲートが開き、新たな旅立ちへと向けて出発するように光の中へと導かれ終幕となった。3つのステージで繰り広げられた壮大なメタルスペクタクルショーは、SU-METALの生まれの聖地で伝説を作った夜となった。
2018年はすでにアメリカ<Rock On The Range>、イギリス<Download Festival UK>への出演がアナウンスされており、新しく「METAL RESISTANCE第7章」がスタートする。
Rock On The Range(オハイオ州・コロンバス)

2018年5月18~20日 http://rockontherange.com/lineup.html
Download Festival UK(イギリス・ドニントン)

2018年6月8~10日 https://downloadfestival.co.uk

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