Creepy Nutsのメジャーデビューは成
功を収めるのか。
待望のメジャーデビューを果たしたCre
epy Nutsの魅力とは?
『フリースタイルダンジョン』などの影響で、近年の音楽界はジャパニーズラップがスタンダードなものになっている。その中でも注目を浴びているのがCreepy Nutsです。MCバトル日本一のラッパーR-指定とターンテーブリスト兼トラックメーカーであるDJ松永の二人からなるユニットですが、この2人技術が半端じゃないんです。今回、待望のメジャーデビューを果たしましたが、インディーズ時代から人気を博していました。2016年に発表した1stアルバム『たりないふたり』がスマッシュヒットを記録し、一躍シーンのトップに躍り出るわけなんですが…。それでは今回はラップ界の新星『Creepy Nuts』について紹介していきます。
R-指定のリリックとDJ松永のトラックは
異次元
前述もしたように、『Creepy Nuts』の技術はほかのジャパニーズラップのアーティストと比べても群を抜いています。その力を支えるのはR-指定のリリック力が大きいと筆者は考えています。中学2年生からリリックを書き始めた彼ですが、高校2年生で梅田サイファーの影響でMCバトルやライブへの活動を本格的にスタートさせます。そこから日本最高峰のMCバトルULTIMATE MC BATTLE(UMB)の大阪大会を5連覇し、その後2012年、2013年、2014年と全国大会UMB GRAND CHAMPIONSHIPで優勝して全国3連覇を成し遂げ、ラッパーとしての地位を確立していくわけです。フリースタイルダンジョンの影響もあり、彼の名前も聞いたことがある方も多いとは思いますが、ラップ一本で表現をする希有な存在なんです!
そして、日本一のラッパーを後ろから支えるのがトラックメーカーのDJ松永です。トラックメーカーとしてさまざまなアーティストをプロデュースしており、サイプレス上野とロベルト吉野、KEN THE 390、鬼、晋平太などラップ界の重鎮をプロデュースしています。AAAのSKY-HIとコラボし、自身でも楽曲を発表するなど精力的に活動を行っています。また童貞DJとしても有名で、コミカルな性格にも注目してみるとさらに彼の魅力にハマってしまうはずです。ちなみに筆者はこの話題については少し懐疑的ですが…(笑)。
何はともあれお互いの個性がスパークし今の『Creepy Nuts』が作られており、楽曲を発表するたびにレベルをアップしてくる2人には脱帽です。幅広いトピックをリリックに組み込んだ楽曲は共感や懐かしさを覚えるものばかりで、そういったところも彼らの魅力の一つでしょう。
ジャパニーズラップ界での立ち位置は?
このリリックのように主役を喰ってしまう役割をフェスやライブなどで担っている訳なんです。
そして、人脈の広さも今の彼らの立ち位置を表しています。ラップ界はもちろんのこと、バンド界でも彼らの評判はすごくOKAMOTO’SやAwesome City Clubなどの人気バンドと対バンしています。ラップ界とバンド界を繋ぐアーティストとしてこれからも面白いことを仕掛けてくれると筆者は期待しています。
満を持してメジャーへ進出するCreepy
Nuts
流れてくる映像は誰もが学生時代に経験したことのある懐かしいものばかり。彼女の名前入りのブレスレットやわざと潰したボタンなど、今考えると顔から火が出るほど恥ずかしい所謂「黒歴史」をテーマに面白く構成されています。筆者は映像が面白すぎてリリックが頭に入らず、すぐさま再再生してしまいました。また「みんなの黒歴史ツイート」というサイトも特設されていますので皆さんも一度お試ししてみてはいかがでしょうか。楽曲の仕上がりもかなりのものになっていますので、手に取って彼らの世界観に触れてみてくださいね。
今回はラップ界の新星『Creepy Nuts』について紹介しましたがいかがだったでしょうか。”ラップ”がスタンダードになっている今、間違いなくトップにいるのは彼らだと思います。知識や経験も申し分のない2人だからこそ創り上げる上質なHIPHOPサウンドは聴いた人たちを満足させてくれますよ。高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビューは必ず成功する。筆者の個人的な意見ではありますが、皆さんも一度楽曲を聴けば魅力的なリリックとサウンドの虜になること間違いなし。今後も更なる盛り上がりを魅せるであろうジャパニーズラップ界と『Creepy Nuts』に期待していこうと思います。
Creepy Nuts公式サイト:http://creepynuts.com/
Creepy Nuts公式Twitter:https://twitter.com/creepy_nuts_
Creepy Nutsのメジャーデビューは成功を収めるのか。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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