【インタビュー】Sonar Pocket「情け
ない男心を切り取るところがソナポケ
らしさ」時代と共に変化する恋愛模様
を歌ったウィンターソング!

曝け出すことが出来ない情けない感情は、誰しもの心の中に宿るもの。Sonar Pocketが歌う恋愛歌は、そんななかなか吐き出せない想いが実に素直に描かれている。いつの間にかすれ違うようになったふたりの感情を描いた11月29日発売のニューシングル「涙雪」は、ko-daiが原案と主演を務めたMUSIC VIDEOと共に心の奥を締め付ける。
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■「本当に原点に帰ったな」情景が伝わるソナポケらしいラブソング!
――「涙雪」は、季節の風のツーンとする冷たさや、情景が頭の中に広がる、Sonar Pocketらしい恋愛歌ですね。
ko-dai そうですね。夏に「段々男女物語」という、夏らしい遊び心のあるシングルを出したこともあって、冬に向けて言ってくださったように、原点回帰として、Sonar Pocketらしい楽曲を作れたなと思っています。
matty 「涙雪」は、オケから先に出来た楽曲だったのですが、僕が去年あたりから個人的な作品作りでもお世話になっている佐川紘輝さんと家原正樹さんという外部の方々にも編曲とかで参加してもらい作っていったんです。カップリングの「Reload」も家原さんは一緒に制作して頂いたのですが、そんな中で俯瞰で見てくださるからこそ、僕達が思う以上にSonar Pocketらしさをわかっていてくれたこともあって、よりSonar Pocketらしい楽曲に仕上がったと思いますね。僕らのベーシックにあるような叙情的なピアノの旋律はもちろん、今のメインストリームにあるようなサウンドギミックが随所に散りばめられているところでは、現代風にSonar Pocketがアップグレードした気がしています。
eyeron Sonar Pocketは、情景がはっきりと聴き手に伝わるラブソングを追求してきたこともあったので、本当に原点に帰ったなって思っています。それも、「段々男女物語」みたいなこれまでの僕らにはなかった異色の楽曲をやってみたからこそ、立ち返れた場所でもあったのかなって思って。Sonar Pocket第2章の最初となる楽曲としては、いいスタートが切れたなと。「涙雪」がきっかけとなって映画や小説が生まれるくらいのストーリーを作れた気がしていますからね。
――ko-daiさんが原案と主演を務めたMVは、まさしく映画でしたもんね。
matty ずっと演技の稽古に通ったり、日々努力を重ねていたのは知っていたんですけど、実際に演技をするのを見たのが初めてだったので、僕達的にもすごく新鮮でした。
■現代の男女間のバランスを反映!?ko-daiが想い描いたストーリーとは?
――最初から映像案はあったのですか?
ko-dai いや、歌詞が出来上がってからです。曲として伝えたいことは、“大切な人を失ってから気付くのは遅いよ”ということなので、歌詞として直接的に届けるところとはまた違う伝わり方のする視覚を使って、その本質を描きたかったんです。お互い支え合いながら夢を追ってきたのに、格差が生まれたことによって、溝が出来ていってしまうというストーリーなんです。
eyeron 今回、監督も良かったんですよね。Sonar Pocketが上り調子だった頃に、ずっとMVを撮ってくれていた多田卓也監督が撮ってくれたんです。僕らのサウンドや歌詞に込められた想いやko-daiのことを、深く知ってくれているからこそ、あのko-daiを撮れたんだと思うし。映像の色も本当に切なくてSonar Pocketにピッタリな色に仕上げてくれたなって思っています。
matty 劇中に台詞がない分、映像の色味や動きで表現していかなければいけないから、深く理解してくれていないと、ああはならないと思うんですよね。多田さんとやらなくなった時期もあって、いろんな方達とお仕事してみて、今回久しぶりにご一緒して、改めて多田さんの凄さを知った気がしましたね。
ko-dai LINEでのやり取りとか、snowで撮った写真とか、身近なものを取り入れていったのも、観てくれた人の感情に重なりやすいのかなと。ストーリー的には、男性の方が一緒に住んでいた家を出て行くんですけど、男女の強さのバランスも昔と今とでは違ってきているので、現代っぽさが描かれている部分でもあると思いますね。10年、20年前だったら、女性が家を出て行く設定だったのかもしれないなって。
eyeron 確かに、今は逆転しているのかもね。でも、またそこを歌えるのがSonar Pocketの良さなのかも。ちょっと情けない男心というか。そこを切り取るところこそがSonar Pocketらしさでもあるのかなと。
ko-dai ちなみに、彼が1番情けないのは、MVの最後で彼女のSNSをブロックするところ。彼女が彼のSNSを見ようとするけど、ブロックされていて見られなかったっていう終わりなんです。SNSが普及して、LINEで既読というものが相手にわかるようになってから、そこでひとつそれまでにはなかった感情が生まれていますからね。時代と共に恋愛もどんどん変化してきている。そんな中で、これから先もSonar Pocketだからこそ歌える恋愛を歌っていけたらいいなと思っています。
文/武市尚子

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