高橋優、ニューシングル『ルポルタージュ』インタビュー

高橋優、ニューシングル『ルポルタージュ』インタビュー

高橋優、ニューシングル『ルポルター
ジュ』インタビュー

ー 今度映画にも出演するそうだけど、撮影はどうでしたか?

楽しかったですよ。撮影後に自分のシーンを見返す時間がなかったので出来栄えは分からなかったけど、先日アフレコで改めて少し見ました。でも全然違いますね。

ー と言うと?

自分はシンガーソングライターとして作詞作曲して編曲にも携わって、CDにしてもツアーにしても自分が納得いくものを作らせてもらっている実感があるんですけど、お芝居としてあのフィールドに立った時、やりたいようにやる人というのは、役者さんではなく監督さんなんです、やっぱり。例えば自分の中では空振りだったとしても、監督さんがOKと言えばOKになる。それはどの俳優さんに聞いてもそう言うんですよね。だからこそ監督さんってすごいんだけど。お芝居をする時は監督さんが思い描いているものを目指す。それがズレないように監督さんと話し合うことも大切だし、役になりきっていればト書きにないことをやっても成立することがあるんですって。僕もそこまで落とし込みたいと思ったけど、出来るわけもなく(笑)。出来栄えとしては分からないけど僕の実感としてはとても楽しくてスリリングな現場でした。

ー 曲に戻ると、“シーユーアゲイン”が今回 ピアノバージョン~。この曲は2010年のシングル『ほんとのきもち』に収録されていましたね。

はい。

ー 何故今回アレンジを変えて再収録を?

この曲は久しくライヴでも演ってなくて、二年前に出したベストアルバム『BEST 2009-2015「笑う約束」』にも入れなかったんですが、結構スタッフの中ではこの曲をまたみんなに聴いてもらいたいという気持ちがあったことが理由のひとつです。そうは言っても、そういう曲ってまだ何曲もあるので、僕の中で何故今回収録したかという最終ジャッジの理由としては、「泣き虫で怒りっぽくてワガママ それぐらいが丁度いいね」とか「君か僕のどっちかが ロボットみたいになってたらおかしいね」という歌詞が、どこか“ルポルタージュ”で歌おうとしている、何か大きなものに流されてみんながみんな「無」になってしまっている状態を危惧しているところと共通していて。でも、今日はお別れだけど僕は変わらないしあなたもきっと変わらないよね?また会ったら笑って話せるよねという内容はかなり有機的な会話というか、感情をかなり強調している曲だと思うんです。

ー なるほど。

それで言うと “ルポルタージュ”の「抗いながら 抗いながら」は、その感情的な部分を残すために抗っているというか。“羅針盤”もそうなんですけど、自分の譲れない感情やずっと大切に思っているものがあるという部分では、通じている気がするんです。 こじつけのように聞こえちゃうかもしれないけど。

ー いやいや、そんなことはないよ。

だから共通したテーマを持つこの曲を、ライヴでずっと鍵盤を弾いてくれているはっちゃん(平畑徹也)のピアノで聴いてもらいたいと思ったんです。

ー 今回のメガネツインズの“ゴーグル”は、個人的にメガネツインズ史上一番好きだし、優くんの曲を交えてもかなり好きな曲です。

あ、 本当ですか? 嬉しいな。ありがとうございます。

ー AIやGoogleを言い間違いしているところがすごくおかしくて笑っちゃうんだけど、気がつくと温かくて泣けてしまう。これって優Fatherのことでしょ?

そうです。普段からそういう人なんですよね(笑)。

ー お父さんにこの曲は聴かせた?

いや、まだ。多分自分のことと思わないかもしれない(笑)。でも、Googleをゴーグルって言ってのは覚えていると思うんだけど…まだ言ってるんじゃなかな。

ー アハハ、そうなんだ。じゃあAIのことは?

AIのことは覚えていないと思う。新聞に載っていたことの話をしていたのを、僕が何となく覚えていただけなので。しかもその時僕、面白がってツッコまなかったんですよ。

ー それは忘れているかも。

うんうん。

ー カズーの音がユニークだよね。

亀田さんがカズーを使おうというアイデアをくれたんです!

ー あの音が入っていることでかなり良い味が出ているよね。亀田さんと優くんが「お父さん」って言い合って笑っちゃうところもいい感じで。

あれは僕のアイデアです。「お父さーんって言ってもらっていいですか」ってお願いして。一回目は何年ぶりかで会ったような「お父さん」、二回目のは、よ!日本一!みたいな「お父さん」みたいな(笑)。でもお父さんのことばかり歌っちゃったから、アウトロではお母さんのことにも触れましょうって。一見するとおふざけのようなことも、メガネツインズには必要な要素のひとつだと思うんです。メガネツインズはそういう部分を許容してくれるというか。“ルポルタージュ”の中でそれをやっちゃうと意味が違ってきちゃうじゃないですか。

ー 違ってくるね。

だから自由にやっているというよりも、メガネツインズの色を僕ら二人で工夫し合っているというか。とは言え亀田さんは大先輩なので、今でも付き合ってもらっている気持ちが強いんですけど(笑)。前回、メガネツインズでは“Fitting”という曲で、世界に対するメガネツインズなりの視点をシリアスに書いたんですが、今回は”ルポルタージュ”、“羅針盤”がわりとシリアスでドシンとしたテーマなので、 “シーユーアゲイン”と、このメガネツインズの楽曲でちょっとずつまとった鎧を脱いでいくような、武器を置くような感じにしたいと思ったんです。 だから家族がテーマになっている作品が良いなと考えていたんです。

ー ああ、なるほど。最近シングルインタビュー恒例の締め質問になっちゃってるけど、メガネツインズでのライヴも近いね!

はい!今6曲出来たので早くメガネツインズでワンマンライヴやりたいです。「風とロック」で生まれたユニットだから本当はメガネツインズのライヴを聴けるのも福島だけなんだけど、でも全国でやりたいです。

ー 12月からスタートする高橋優全国LIVE TOUR 2017-2018「ROAD MOVIE」も含め、楽しみです!ありがとうございました。


interview&text:秋山昌未

■ テレビ朝日「オトナ高校」公式ホームページ
http://www.tv-asahi.co.jp/otonakoukou/

■ iTunes Store
https://itunes.apple.com/jp/album/reportage-ep/id1292729796?app=itunes

高橋優 オフィシャルサイト
https://www.takahashiyu.com/

■ ワーナーミュージック・ジャパンHP
https://wmg.jp/artist/takahashiyu/
■ リリース情報

ニューシングル
「ルポルタージュ」
2017年11月22日発売

-収録曲-

1. ルポルタージュ
※テレビ朝日系 土曜ナイトドラマ「オトナ高校」主題歌
2. 羅針盤
※アクサCMソング
3. シーユーアゲイン ~ピアノバージョン~
4. ゴーグル / メガネツインズ(高橋 優&亀田誠治

特典DVD
1.「ルポルタージュ」MV
2.「ルポルタージュ」レコーディング&MVメイキング

□「ルポルタージュ」CDショップ購入者特典
ご購入の方に、先着で特典をプレゼント。在庫が無くなり次第終了となりますので、お早めにご購入ください。
※特典の内容・絵柄は後日発表させていただきます。
※一部対象外の店舗もございます。詳しくは店頭にてお問い合わせください。
期間生産限定盤 4曲入りCD+DVD
WPZL-31401 / 1,500円税別
通常盤
WPCL-12806 / 1,200円税別
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