モリッシー、ケヴィン・スペイシー擁
護で物議

モリッシーが、俳優ケヴィン・スペイシーに関して「必要以上に攻撃されている」「告発者の話は信頼できない」など擁護するような発言をし、物議をかもした。
スペイシーは、俳優のアンソニー・ラップからセクシャル・ハラスメントを受けたと告発されて以来、同様の疑惑がいくつか浮上し、非難が殺到。テレビ・ドラマや映画から降板した。
BBCによると、モリッシーはドイツの新聞『Der Spiegel』のインタビューで、「レイプは非常に不快だし、身体的な攻撃に対してはなんであれ反感を抱いている」が、スペイシーに関しては「不必要に攻撃されている」と話し、新作映画『All The Money In The World』からスペイシーの出演部分が削除されたのは「馬鹿げている」との見解を述べた。
モリッシーは、ラップの告発は「自分は信頼できるようには思えない」と、こう持論を展開した。「君はどうか知らないが、僕は若いころ、そんな状況に陥ったことは一度もなかった。僕は常に、なにが起こるか承知していた。誰かの寝室にいたら、どういうことになるか理解している必要がある」
また、彼はハーヴェイ・ワインスタインを糾弾する女性たちに対しても「何が起きるか、わかっていたはずだ。だまされたふりをしている」と話した。「それでその後、恥ずかしいか嫌な想いをしたから、“襲われた。驚いた”って言い出したんだろう。でも、全てが上手く行き、素晴らしいキャリアを与えられたとしたら、口を閉ざしていたはずだ」
モリッシーは、このような世の中では、「誰かに“好きだ”って伝えたら、突然セクハラで訴えられかねない」とも話したそうだ。
これは当然、物議をかもし、ガービッジのシャーリー・マンソンは「論点がずれている。ワインスタイン+スペイシーが不当に攻撃されてるって? レイプ、性的虐待+強制もろもろってわけなのに。ファック・ユー、モリッシー!」と激しく非難。俳優/コメディアンのマット・ルーカスは「モリッシーは音楽はいいけど、インタビューは悪い」とコメントしている。
Ako Suzuki

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