10月9日(木)午後10時よりスタートする倉本聰脚本の連続ドラマ『風のガーデ
ン』で、平原綾香が主題歌を担当し、女優としても出演する。主題歌のタイトル
は11月12日(水)リリースの新曲「ノクターン」に決定した。

ショパンの「ノクターン」を原曲とした楽曲で、英語の歌詞で切なく“愛”を歌う。ホルスト作曲の組曲「惑星」を原曲としたデビュー曲「Jupiter」同様、クラシックの優美な旋律と深みのある歌声が相まったドラマティックな楽曲で、200年の時空を超えて、ショパンの曲に新たな命が吹き込まれたよう。

また、この「ノクターン」の日本語版「カンパニュラの恋」は、ドラマの内容に合わせて平原綾香が作詞。劇中、ある重要な場面で劇的に登場するという仕掛けが用意されている。女優としての役柄は、ホテルのラウンジなどでピアノの弾き語りをしている無名歌手という設定。中井貴一演じる、末期癌を抱える主人公の最後の恋人という、物語のキーパーソンの一人だ。
平原綾香をこの役にと抜擢したのは、倉本聰。平原の「明日」を『優しい時間』(2005年1月期)の主題歌にと自らオファーするなど、これまで彼女のアーティストとしてのセンスを信頼してきた倉本だが、今回の女優としての起用については、「歌手の役っていうのは、普通の役者ではなく、歌い手じゃないとできないんですよね。それから平原さんが持っている、ある純粋さみたいなものがこの役に合っていた」とその理由を明かした。
しかしその時点で平原の演技力については未知数。「できるだろうかと実は、ドキドキしていたんです(笑)」と倉本。しかし「本読み(台本の読み合わせ)を聞いて、あぁよかったとホッとしました」というほど、堂々たる演技であった。

どんなに緊張していることだろうかと心配していた中井貴一も「初めてとは思えないくらいのナチュラルさに“やられた感あり!”です。彼女の歌には表現力があると思っていましたが、芝居についても同じように感じました」とその演技力に太鼓判を押す。

当の平原綾香は「自分には無理だと思い1度はお断りしたのですが、やりますって言ってしまってから後になってどうしよう、って」と照れながら、「ストーリーを聞いただけで涙がぽろぽろ出てきてしまいました。テーマでもある“最後に自分が帰る場所”について考えさせられました」と倉本脚本に共感しきり。「『優しい時間』で主題歌として関わった時にも感動しましたが、今回は役者として参加できて、とても光栄だと思っています」と話した。

ドラマを一層感動的に盛り上げる歌声とともに、女優としての顔にもぜひご期待したい。


■ドラマ情報
フジテレビ開局50周年記念ドラマ
木曜劇場『風のガーデン』10月9日(木)22時スタート
<毎週木曜22:00〜22:54放送>初回22:00〜23:09

■CDリリース情報
11月12日(水)リリース
『ノクターン/カンパニュラの恋』

<収録曲>
ノクターン(フジテレビ開局50周年記念ドラマ木曜劇場『風のガーデン』主題歌)
カンパニュラの恋(フジテレビ開局50周年記念ドラマ木曜劇場『風のガーデン』劇中歌)

アーティスト

OKMusic編集部

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