L→R リンリン、アイナ・ジ・エンド、ハシヤスメ・アツコ、モモコグミカンパニー、アユニ・D 、セントチヒロ・チッチ

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【BiSH インタビュー】
幕張はエピソード0で、
まだ1にもなってない

今のBiSHを観ないと
もったいないよ!

そのMVも必見ですね。リード曲「My landscape」から一転、「SHARR」はBiSH流ラウドロックですね。

チッチ
全員シャウトしてますからね。
アツコ
私はシャウトしたけど、採用されてない。
全員
ははははは。
チッチ
でも、頑張ったもんね! めちゃいい経験だなと。
アイナ
喉は痛くなかったから、叫ぶのが好きなのかと(笑)。
リンリン
私は苦しくて、ライヴで息が続くかなって…。
チッチ
「SHARR」の振り付けもアイナがしてくれたけど、次の日に首が取れそうになりました。
アイナ
最初はもっとエグかったんですよ。ダンスも振り切ってますからね。

「SHARR」はモモコさんの作詞ですよね?

モモコ
BiSHでありそうでなかった曲だなと。ストレス発散の曲かなって思ったから、攻撃的な歌詞にしました。
チッチ
満員電車の中で書いたんだっけ?
モモコ
思い付いたのはそうかな。BiSHで忙しい時期だったから、《忙しいだけの 疲れeverydayで》と書いて。

ははは、かなりリアルな内容なんですね。

モモコ
あと、満員電車に毎日乗っているサラリーマンの方にも聴いてほしいですね。

《ダサいフューチャー》の歌詞はパンクっぽいなと。

モモコ
あぁ、そうですね。《ダサいフューチャー》という言葉は、ちょっとダサいですけどね(笑)。

「spare of despair」はアユニさんの作詞ですよね。

アユニ
古い洋館みたいなイメージで、ピエロたちのお茶会みたいな雰囲気を感じて…曲調も好きだったんですよ。サビで《失踪した気持ちに出会って 絶望》という歌詞があるんですけど、自分の中の嫌な記憶を失くしていたけど、ふと思い出した時に絶望しちゃって…鬱的な内容かなって。
チッチ
めっちゃアユニっぽい歌詞だなと思いました。《存在感を問いただす 木偶の坊が》なんて、面白い言葉を使うなと。アユニだから感じる鬱憤が出てますね。
アツコ
歌詞の世界観がすごいですよね。“手羽先”みたいな名前なんだっけ? “風来坊”だ!
全員
ははははは。
アツコ
《弱い風来坊》や《後頭部がバイオレンス》という歌詞の表現が面白くて、この子はグロテスクな本を読んでいるのかなって。アユニの頭の中を覗きたくなりました(笑)。

想像力を掻き立てられますよね。そして、「JAM」はしっとり聴かせるいい曲ですね。これはモモコさん作詞で。

モモコ
自分自身と向き合って書いた曲ですね。朝の4時に20分ぐらいでササッと書けました。曲調も今までにないシャッフルみたいな感じで、採用されて良かったです。

《自業自得のオンパレード》というフレーズはモモコさんらしいなと思いました。

モモコ
生きるのが苦手で、どうしようと思うことが多くて。自分がここにいる意味を考えちゃうことも多いし。

《一番なんて僕はいらないから 君にあげよう 誰かの上 立たなくてもさ 輝けるはずだから》の歌詞も好きで。

モモコ
争うのが嫌いなんですよ。みんないいところがあるし、誰かしらその分野の一番になれるはずだから。自分も争わないで一番になれるところを見つけたくて。弱い心と向き合った歌詞ですね。

自分の弱さを曝け出せるようになったのは精神的に強くなった証拠じゃないですか?

モモコ
そうですね。ゆったりした曲調にも合ってるし。
アツコ
この曲は鉄拳さんにパラパラ漫画を描いてもらいたいですね。そしたら号泣必至!かなと。
アイナ
モモコは最初からずっとぶれてない。一般の人と同じ目線だから共感してくれる人が多いのかなと。「JAM」にはそれがめっちゃ出てると思います。モモコを知ってる人なら泣いちゃう曲ですね。

ええ。それから「JAM」以降の中盤からは激しい楽曲が続きますね。ライヴの絵が容易に浮かぶ曲調ばかりです。

チッチ
「Here's looking at you, kid.」はデモの時点から好きな曲だったんです。
アイナ
私、この曲を聴いたら泣けてくるんですよ。リンリンが書いた歌詞の内容だけで気持ちが入っちゃって。「My distinction」(2016年10月発表のメジャー1stアルバム『KiLLER BiSH』収録曲)の続きで、リンリンが初めてハッピーな歌詞を書いたから、それが嬉しくて。
リンリン
ハッピーな歌詞を書きたいと思ったから…それはたまたまですね(笑)。

「ろっくんろおるのかみさま」はチッチさん作詞で。

チッチ
この曲は私が絶対書きたいと思って。曲調も青春パンクっぽい感じで好きですね。歌詞は自分のことばかりだけど、清掃員(BiSHファンの呼称)やロック好きな方が聴いても歌いたくなる歌詞かなと。ライヴでいっぱい歌ってくれたらいいなって。

「ALLS」はアイナさんの作詞ですけど、言葉に勢いがありますよね。

アイナ
自分が男か女か分からなくなった時に書きました。性同一性障害とかではないんですけど。

《突き止めたい 抗えない 確かめたい 全部 全部 全部》という歌詞になってるんですね。

アイナ
全部確かめたくて。それだけなんです(笑)。
モモコ
アイナの女性の部分が出てきたなと思いました。曲調にも合ってるし、振り付けも楽しみですね。

「パール」はアツコさんが作詞ですけど、他のメンバーと比べてもストレートで分かりやすい歌詞だなと。

アツコ
自分でもそう思います。寝てる時に見る夢と、将来の夢とふたつの意味をミックスさせてるんですよ。夢の中だと亡くなった人に会えたりするし、“夢見がち”という言葉があるけど、夢を見てもいいんじゃないと思って。

応援ソング的な歌詞で良かったです。そして、年明けから今作のツアーが始まりますが、最後に意気込みを!

リンリン
中野サンプラザは昔からやりたいと思っていたところで。ハロプロが好きなので、いっぱい通った場所なんですよ。
アイナ
今まで何も起きなかったツアーはないんですよ。今回のツアーでも成長したいし、“今のBiSHを観ないと、もったいないよ!”って言いたいですね。

取材:荒金良介

アルバム『THE GUERRiLLA BiSH』2017年11月29日発売 avex trax
    • 【初回生産限定盤(Blu-ray付)】
    • AVCD-93752/B ¥10,800(税込)
    • ※初回生産限定盤 EPサイズ豪華BOX仕様
    • ※PHOTOBOOK(100P)付
    •  
    • 【LIVE盤(DVD付)】
    • AVCD-93753/B ¥6,264(税込)
    • 【CD盤】
    • AVCD-93754 ¥3,240(税込)
WACK企画アルバム『WACK & SCRAMBLES WORKS』2017年12月6日発売 avex trax
    • 【AL+DVD】
    • AVCD-93764/B  ¥4,500(税抜)
    • ※初回仕様:デジパック
    • ※初回特典:WACKグループ総出演写真集付属(50P予定)
    • 【AL】
    • AVCD-93765  ¥3,000(税抜)

ライヴ情報

『WACKのフェス。』
12/08(金)ZEPP DIVER CITY
出演:BiS、BiSH、GANG PARADE、EMPiRE and more

『BiSH pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR』
1/30(火) 東京・Zepp Tokyo
2/03(土) 熊本・B.9 V1
2/04(日) 福岡・DRUM LOGOS
2/11(日) 大阪・なんばHatch
2/12(月) 京都・KBSホール
2/17(土) 香川・高松festhalle
2/24(土) 広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
3/03(土) 宮城・仙台PIT
3/10(土) 北海道・札幌PENNY LANE 24
3/11(日) 北海道・札幌PENNY LANE 24
3/21(水) 新潟・LOTS
3/24(土) 沖縄・ナムラホール
4/06(金) 愛知・名古屋ダイアモンド ホール
4/07(土) 愛知・名古屋ダイアモンド ホール
4/21(土) 東京・中野サンプラザ
4/22(日) 東京・中野サンプラザ

BiSH プロフィール

ビッシュ:2015年3月に結成。16年5月にシングル「DEADMAN」でメジャーデビュー。17年11月に発表したメジャー2ndアルバム『THE GUERRiLLA BiSH』は3作連続となるiTunes総合アルバムチャート1位を獲得。18年3月に発表したメジャー3rdシングル「PAiNT it BLACK」は自身初となるオリコン週間シングルチャート1位を獲得。同年5月22日に開催した自身最大規模となる横浜アリーナでのワンマン公演も平日にも関わらず即日完売。今夏全国の大型フェスに多数出演、10月より初のホールツアー、12月に2万人規模のワンマンライヴ『BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"』を千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催する。BiSH オフィシャルHP

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「My landscape」MV

OKMusic編集部

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