安野希世乃、1stライブ完遂「夢の生
バンドです!」

安野希世乃が11月11日(土)、千葉・幕張国際研修センター シンポジウムホールにて1st LIVE<ねぇ、一緒に歌おう。そして、“泣け”!>を開催した。
昼夜二部構成で展開されたこの日のチケットはいずれもソールドアウト。1stミニアルバム『涙。』からの楽曲はもちろん、『マクロスΔ(デルタ)』や『あんハピ♪』『異世界食堂』など自身の出演作品の関連楽曲やカバー曲までを生バンドの演奏とともに届け、満場のファンを魅了した。以下、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
   ◆   ◆   ◆
今年7月26日に待望の1stミニアルバム『涙。』をリリース、ソロデビューを果たした安野希世乃の1st LIVE<ねぇ、一緒に歌おう。そして、“泣け”!>が、11月11日(土)に幕張国際研修センター シンポジウムホールで開催された。【昼の部】【夜の部】共にチケットはソールドアウト。会場ではたくさんのファンが、このライブを心待ちにしていた。
バンドセットが準備されているお部屋のようなステージセット。会場が暗転すると「I remember」のイントロが流れ、青い光に包まれながら、安野希世乃がゆっくりとステージ中央に歩みを進める。
そして最初の声を響かせると、一瞬で会場が優しい空気に包まれる。サビで手を左右に振り合って、さっそく観客と気持ちをひとつにすると、続けてミニアルバムから「さよならソレイユ」、そして「悲劇なんて大キライ」では、ハンカチを回したり、コール&レスポンスをして楽しんだ。
「初っ端から飛ばしましたねぇ。みなさんハンカチをたくさん振っていただいてありがとうございます。夢が叶いました。そしてなんと! 1stライブにして夢の生バンドです! 私も頑張って歌いますので、よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶をすると、自身のソロ曲以外にも「ゆかりのあるアニメソングを歌っていきたいと思います」と、『マクロスΔ』からはワルキューレの楽曲や、『冴えない彼女の育てかた』から加藤恵のキャラソンやエンディングテーマ、『Wake Up, Girls!』のI-1 Clubから「運命の女神」などを立て続けに披露。掛け合いの多い『あんハピ♪』のオープニングテーマ「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」は観客と一緒に歌って踊って楽しんだ。
ライブ終盤は、再び自身のミニアルバムから。「ホームパーティーに来ている気持ちで」と観客を着席させると、部屋に差し込む月明かりの中で歌った「ねぇ、話をしよう」、TVアニメ『異世界食堂』のエンディングテーマ「ちいさなひとつぶ」をしっとりと聴かせる。最後の「涙。」では、コーラスをみんなとシンガロングして楽しんだ。
アンコールでは、自身が一番好きなアニソンと語る『魔法陣グルグル』の「Wind Climbing ~風にあそばれて~」(奥井亜紀)と、『マクロス』シリーズの先輩、ランカ・リー=中島愛の「虹色クマクマ」をカバーして盛り上がる。
「これだけ人がいると、私を知ってくださったキッカケも人それぞれだと思うんです。ミニアルバムの曲もたくさん歌わせてもらいましたけど、出会ったキッカケの曲が1曲でもあればいいなと思って、こういうセットリストになりました」と最後のMCで話していたが、彼女のファンへの愛に満ちたセットリストで届けられた1stライブは、ファンにとって忘れられない思い出になったはず。
最後は、1stミニアルバム『涙。』のボーナストラックとして収録された「戸惑いトレイン」を、観客とともにペンライトを振りながら歌い、1stライブは終了。「最高に楽しかったです。また必ずお会いしましょう」と、力強い約束を交わし、笑顔でステージを後にした。
最高に居心地が良く、優しさに包まれた素晴らしい1stライブだった。
Text by 塚越淳一

Photos by 中原 幸

関連リンク

BARKS

BARKSは2001年から15年以上にわたり旬の音楽情報を届けてきた日本最大級の音楽情報サイトです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着