桑田佳祐、男性ソロ史上初となる
2度目のドーム公演に突入
桑田佳祐が朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターを皮切りにスタートさせた、全国アリーナ&5大ドームツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR 2017 「がらくた」 』が大盛況のうちに新潟・広島の2カ所4公演を終え、11月11日・12日の東京ドーム公演より、男性ソロアーティストとして史上初となる2度目の5大ドーム公演に突入した。
東京でのライブは7月に開催された自身初のBillboard Live Tokyo以来。8月には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』にも出演し話題となったことも記憶に新しいが、1年のうちに300人と5万5千人という両極端のライブをこなすことができるのも桑田佳祐というスーパーアーティストならではの離れ業であろう。開演の時間を迎え、ステージに桑田が現れ歌い始めると、東京ドームに詰めかけた約5万5千人のファンから、どよめくように歓声が巻き起こる。夏のライブのステップを踏んで挑んだ今回のツアーなだけに、ライブの完成度はいつにも増して高くなっていることを感じさせる圧巻の貫禄に、一気に場内の興奮は最高潮に達した。
前半ブロックではニューアルバム『がらくた』より、艶っぽく歌い上げる「簪 / かんざし」や四つ打ちのリズムで歌謡曲のエッセンスを現代風に昇華したナンバー「大河の一滴」などを立て続けに披露。そして、なんといってもNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌として、今や誰しもが知る曲となった「若い広場」だ。桑田がMCで話した『60歳を過ぎても、まだまだ“ひよっこ"!』という合言葉をきっかけにお馴染みのイントロが流れ始めると、会場は温かな雰囲気に。ステージ上にはドラマの中で人気を博した置物のキャラクター“イチコ"が置かれ、楽曲とドラマの結びつきが表現された。大サビでは会場内で大合唱が起き、拍手に包まれる。今回のアルバム収録曲が、ニューアルバムにして往年の名曲にも肩を並べるほどに浸透し切っている様子をうかがわせた。
また途中「恋人も濡れる街角」の一節を、東京ならではの歌詞に変えて披露した場面では、『東京は今 どんどん街が変わる オリンピックが始まるんだなぁ』と哀切を感じさせるフレーズに続けて、『あっという間に変わる街 東京都…東京都? …京都かいっ!!』とギャグで締めるという一幕も。そのほか、一流の音楽とともに、桑田らしい遊び心も随所に散りばめられた極上のステージが繰り広げられた。
今回のライブで一際、興奮と感動を呼んだのは「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」だ。お馴染みのイントロが会場に鳴り響くと、観客からひときわ大きな歓声が起きた。桑田が歌い始めるとステージ上のスクリーンには30年前の写真から今日に至るまでの桑田佳祐の写真が映し出され楽曲に合わせて移り変わっていく。今日までの道のりを感じさせる演出と、30年前と変わらぬ、むしろ力強くなっている桑田の歌声に会場は感動と興奮に包まれた。
発表されたばかりの新曲から、約30年前のソロデビュー曲「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」まで、新旧ヒット曲のオンパレードで、ロック、ポップス、バラード、ブルース…と実にさまざまなタイプの曲目で会場を魅了したステージからは、長年にわたってヒット曲を生み出し続け、なお進化し続ける歌手・桑田佳祐の矜持を感じさせるものであった。
今回の全国アリーナ&5大ドームツアーは、全国10箇所18公演で総動員数40万人を予定。2日間で計11万人を動員し、大熱狂、大盛況のうちに終了した東京ドーム公演に続いて、今週末は名古屋ドームでライブを2日間敢行する。年末、横浜アリーナでの年越しライブまで駆け抜ける桑田佳祐に、引き続きご注目いただきたい!
Photo by 岸田哲平
東京でのライブは7月に開催された自身初のBillboard Live Tokyo以来。8月には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』にも出演し話題となったことも記憶に新しいが、1年のうちに300人と5万5千人という両極端のライブをこなすことができるのも桑田佳祐というスーパーアーティストならではの離れ業であろう。開演の時間を迎え、ステージに桑田が現れ歌い始めると、東京ドームに詰めかけた約5万5千人のファンから、どよめくように歓声が巻き起こる。夏のライブのステップを踏んで挑んだ今回のツアーなだけに、ライブの完成度はいつにも増して高くなっていることを感じさせる圧巻の貫禄に、一気に場内の興奮は最高潮に達した。
前半ブロックではニューアルバム『がらくた』より、艶っぽく歌い上げる「簪 / かんざし」や四つ打ちのリズムで歌謡曲のエッセンスを現代風に昇華したナンバー「大河の一滴」などを立て続けに披露。そして、なんといってもNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌として、今や誰しもが知る曲となった「若い広場」だ。桑田がMCで話した『60歳を過ぎても、まだまだ“ひよっこ"!』という合言葉をきっかけにお馴染みのイントロが流れ始めると、会場は温かな雰囲気に。ステージ上にはドラマの中で人気を博した置物のキャラクター“イチコ"が置かれ、楽曲とドラマの結びつきが表現された。大サビでは会場内で大合唱が起き、拍手に包まれる。今回のアルバム収録曲が、ニューアルバムにして往年の名曲にも肩を並べるほどに浸透し切っている様子をうかがわせた。
また途中「恋人も濡れる街角」の一節を、東京ならではの歌詞に変えて披露した場面では、『東京は今 どんどん街が変わる オリンピックが始まるんだなぁ』と哀切を感じさせるフレーズに続けて、『あっという間に変わる街 東京都…東京都? …京都かいっ!!』とギャグで締めるという一幕も。そのほか、一流の音楽とともに、桑田らしい遊び心も随所に散りばめられた極上のステージが繰り広げられた。
今回のライブで一際、興奮と感動を呼んだのは「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」だ。お馴染みのイントロが会場に鳴り響くと、観客からひときわ大きな歓声が起きた。桑田が歌い始めるとステージ上のスクリーンには30年前の写真から今日に至るまでの桑田佳祐の写真が映し出され楽曲に合わせて移り変わっていく。今日までの道のりを感じさせる演出と、30年前と変わらぬ、むしろ力強くなっている桑田の歌声に会場は感動と興奮に包まれた。
発表されたばかりの新曲から、約30年前のソロデビュー曲「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」まで、新旧ヒット曲のオンパレードで、ロック、ポップス、バラード、ブルース…と実にさまざまなタイプの曲目で会場を魅了したステージからは、長年にわたってヒット曲を生み出し続け、なお進化し続ける歌手・桑田佳祐の矜持を感じさせるものであった。
今回の全国アリーナ&5大ドームツアーは、全国10箇所18公演で総動員数40万人を予定。2日間で計11万人を動員し、大熱狂、大盛況のうちに終了した東京ドーム公演に続いて、今週末は名古屋ドームでライブを2日間敢行する。年末、横浜アリーナでの年越しライブまで駆け抜ける桑田佳祐に、引き続きご注目いただきたい!
Photo by 岸田哲平
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