河村隆一、エンディングテーマを歌う
『白衣のなみだ』で10年ぶりのドラマ
出演

河村隆一がEDテーマを歌う東海テレビ・フジテレビ系全国ネットドラマ『白衣のなみだ』（毎週月～金　午後1時30分～放送中）に、約10年ぶりにドラマ出演することがわかった。

『白衣のなみだ』は 一つの病院を舞台に繋がる“いのち"の物語。 4月よりスタートし、同じ病院を舞台に3つの時代ごとに分けた3部構成のドラマとして毎月、主人公が変わるという昼ドラではこれまでになかった新しい試みで好評を得ており、6月3日（月）からは「第三部 使命」が始まっている。

第三部の主人公・瞬太（石黒英雄）は、ドラマの舞台となる湘南清風総合病院に勤める若き医師。「第一部 余命」のヒロイン・滴（水野美紀）が命にかえて産んだ息子だ。有名医大で高度先端医療に従事していた瞬太だったが、そこで大きな挫折を味わい、かつて母・滴が勤めていたこの病院に赴任してきた。地域医療現場の厳しい現実に直面する中、瞬太は心に大きな傷を負った女性患者・志織（小泉麻耶）に出会い、何故か惹かれていく…。一方、父・良介（永井大）も、滴が亡くなったあと医師となり、今は小田原の町医者として在宅医療を支えていた。ある日、良介は道で倒れていた女性を介抱しようとして息をのむ…。その女性・恵（水野/二役）は亡き妻・滴に生き写しだった…！ 恵は重い病気を抱えながら積極的に治療を受けようとしなかった。そんな恵に理解を示す良介と、手術を勧める瞬太、二人の意見が対立する。

なぜ恵は手術を受けようとしないのか…。その鍵を握る恵の夫、消息不明の杉本淳役として、河村隆一が大抜擢された形だ。

「命をテーマに描いたこの物語に想いを寄せてエンディング曲を書かせていただいたので、出演のお話をいただいてうれしいです。やはりドラマの現場は活気があっていいですね。 僕自身、“河村隆一"というキャラクターではなく、かっこ つけずにブラウン管に映っていればいいなと思い、一生懸命キメ顔のない役者然とした立ち姿を求めているところです（笑）。 今回は、水野美紀さん演じる恵の夫・淳役をやらせていただき ます。水野さんとは何年も一緒にいた夫婦として向き合いたいと思って、撮影に挑みました。この夫婦は子供に恵まれず、不幸な事故もあり、『こんなにかわいそうな夫婦いるのだろうか』 という境遇にあります。そんな中でもひたむきに、前向きに一生 懸命生きようとしている姿をみなさんにお届けできればと 思っています」（河村隆一）

「河村隆一さんには、番組のEDテーマをお願いする際にお会いし、その柔らかなオーラに圧倒され、その場で、役も何もきまっていないのに、出演オファーをしてしまいました。 水野美紀さん演じる恵の夫・淳というストーリーの重要なキーパーソンなのですが、設定上、地味な衣装が多く、このような衣装を河村さんに着させて良いのか急に不安になりました…。 ドラマでは描かれていない、夫婦の歴史、積み重ねを感じさせるお芝居をしてくださり、 視聴者の方にも、恵が自分の命を懸けてまで、夫の帰りを待ちつづけた理由が納得して頂けるのではと思っております。撮影中に、『格好良いとかそういうことではなく、役者として、恵の夫・淳を着飾ることなく演じたい』とお話して下さった隆一さんの横顔が、男の僕から見てもムチャクチャ格好良かったです。 EDテーマの世界観にも繋がる『命のつながり』を、恵と淳の夫婦の結末にも感じて、水野さんと河村さんの共演は本当に夢のような時間でした」（プロデューサー・東海テレビ・服部宣之）

ドラマの中で重要なキーパーソンとして登場する河村隆一。ドラマをイメージして作られたという切ないEDテーマ「七色」とともに、感動的なラストにむけてさらに花を添えることだろう。