カレーときどき村田倫子 #17 アプサ
ラ レストラン&バー

「春夏秋冬、朝昼晩カレーが食べたい!」そんなカレー好きによる、カレー好きのための連載。持ち物は、お財布とカメラと、ほとばしるカレー愛。自他共に認める、無類のカレー好き村田倫子ちゃんが、都内のカレー屋さんを訪ねます。
こんにちは。みなさんお元気ですか?
私事ですが、村田は最近歳を重ねて25歳になりました。
この連載のおかげでカレー好きがオフィシャルにじわじわ浸透しているらしく(いつも連載を読んでくださり、ありがとう!涙)、
この一年は、カレー絡みのなんとも至福なお仕事や、カレー仲間の輪が広がり、好きなことの素敵な連鎖に感謝しております。
今年もたらふくカレーを食べて、もっともっとカレー愛を深め、発信していくぞ〜な熱量がすごいので、どうぞこれからも、お付き合いよろしくお願いします。
そんなわけで最近、仕事の現場や友人から、カレーのオススメは?と聞かれることが多くなってきました。
そんな時、「スリランカカレーがオススメだよ」と返答すると
相手の頭上には、はてながいっぱい。。。
あれ? 異国のカレーといえば、インドしか知らないなぁ、、、って人が多いのかな??
うーむ、それは、なんとももったいない!!!!!!!!
もちろんインドカレーも大好物なのだけど、もっともっと皆がカレーホリックになってほしい〜(そして私と一緒にカレー食べに行こ?熱烈募集中!)
という思いが溢れ出たので、今回は最近密かに思いを馳せ、個人的に推しているスリランカカレーをご紹介したいと思います。
 
せっかくの機会なので、こーんなバナナリーフという愛しい衣装を身にまとう本場のスリランカカレーを味わいたいよね?
(スリランカでは、ごはんとおかずをバナナリーフに包んで持って行く習慣があるのです)
日本に居ても、そんな本格的なスリランカ料理を楽しめる場所があるのですぞ!!!!
食べたい!バナナの葉っぱを一目見たい!
緑の羽衣をこの手で脱がせたいっ!笑
という溢れるパッションを胸に、西早稲田の地へ。
今回お邪魔したのは、アプサラ レストラン&バー。
スリランカ出身のシェフ2人は、有名ホテルで活躍し、世界各国の料理を極めた敏腕シェフたち!
経験と腕に磨きをかけたのち、原点とも言える故郷の家庭料理を掲げることを決めたのだとか。
そんな思いが滲み出たスリランカの国旗がパッと目をひく、バーを思わせるカウンター席が連なる店内が素敵!
象さん達がたくさんお出迎えしてくれる地下への階段を降りると、広いフロアに打ちっぱなしのコンクリートの壁に合わせたシックなソファーやインテリア。
おおおおオぉ。めちゃお洒落やんっっっ!
勝手にもっと異国感漂うエスニックな内装を想像していたので、こりゃ驚き!
とてもモダンでシックな雰囲気に、オーナさんのセンスが光ります。
(何個か飾ってある写真フレームの中で、こちらに微笑みかける謎の筋肉イケメンと美女が何者なのかは気になったけど、、、笑)
店内を興味深く見学しているうちに、いよいよ念願の一品であり、看板メニューの「スリランカカレーのバナナ包み(¥1600)」のお出ましです。
わああああ。運ばれてくるチラ見え段階で、すごいインパクトだぞ!?
スリランカミルクティー(¥450)もセットで、とことん現地を堪能しました!
デーン!!!
目の前にはだいぶボリューミなインザバナンリーフカレー様が。
私が今まで見てきカレーとは一線を画しているこのビジュアル! 
あぁ、この愛しいフォルムたまらない。早く中の可愛い子ちゃんを拝みたい。しかもパパドでかっ!!!(顔くらいあるやん)
高鳴る気持ちを落ち着かせ、そろそろと葉っぱをめくります。
めくるごとに、香ばしいスパイスの香りが鼻腔をくすぐり、この瞬間すら愛しい。
やっとあらわになった、愛しいスリランカカレーは、鮮やかなピンクのビーツ、ほっくりかぼちゃ、オレンジ色のココナッツ、カラフルなカレーたちが、蒸されてギュッとぴったり寄り添い、キュートにコロッケや卵でおめかしまでしてて!
やーん、可愛い、、、、、♡
季節の野菜をメインに、仕入れによって毎週変えている具材たち。
ちなみにバナナの葉っぱは日本で仕入れているそう!
現地の風合いはもちろん、旬の美味しさと絶妙な調合をされたスパイスのハーモニーがともに楽しめる贅沢なプレートです。
カレーはスパイス特有の辛さや芳香が、がっと表立つものが多いけど、こちらは、素材の甘さや旨味が立つように、スパイスがそっとさりげなく背中を押してくれる。
そんな、なんともジェントルマンな優しさを感じます…
(スタッフさんもとっても優しい! ちなみにこの方はオーナーさん不在時に対応をしてくださるお友達のお手伝いさんなのだとか!)
そして何と言っても、具材を混ぜあわせていただくので、スプーンに乗せた一口が一口が、初めましての未知の美味しさ!
ボリューム満点のワンプレートに飽きる余裕なんて心配する隙は全くなし!
あれよあれよと、緑溢れるバナナの葉がきれいに見えてくる。
あっとゆう間に完食。
あ〜たくさん食べたぞという満足感に満ちるが
不思議とお腹は重くなくスッキリ喜んでいる。
 
スリランカのカレーは、南インドのミールス同じく、油はあまり使われていなかったり、身体が喜ぶ食材、野菜がたっぷりなので、スッキリ消化に優しいのだとか…。
また、出汁をとって調理する文化があるため、鰹の出汁が効いたカレーが、潜在的に私たち日本人の舌をほっとさせているのかもしれない。
そして、一つ一つを丁寧に包んでくれる人の温もりも伝わるような気がする味なのです。
「わたし今月、年に一度のハッピー週間だから」
と、浮かれまくって食べ過ぎ飲み過ぎでヒートアップしていた私のお腹もほっこり喜んでおりました。笑
あぁ、アプサラさん!
次は是非私の近所に引っ越して、常にマイカレー欲を満たし、お腹を癒してほしいです!(私が引っ越そうかなあ)
ではまたね〜次はどんなカレーに出会えるでしょう!
Navigator&text:Rinko Murata
Photo:Kayo Sekiguchi
Edit:Miiki Sugita/Namiko Azuma
 
アプサラ レストラン&バー
住所:新宿区西早稲田3-19-1 いせかねビル1階
電話番号:03-6205-5252
営業時間:11:30~22:30
定休日:なし
出典:She magazine

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