贅沢すぎる!『Thank You Disney』の
聴きどころ

2017年10月25日、世界中で一番愛されているディズニーアニメの楽曲をカバーしたアルバムが発売された。その名も『Thank You Disney』。この『Thank You Disney』、とにかくスゴイ。まずは参加アーティスト。三浦大知西島隆弘宇野実彩子(AAA)・MONKEY MAJIK倖田來未……など、日本を代表するアーティストばかり。錚々たるメンツだ。

豪華なのはアーティストだけじゃない。

今回、ディズニー名曲の数々を大胆にアレンジしたのは、世界的に有名な映画監督・演出家のケニー・オルテガ氏。
ケニー・オルテガ氏は、13歳の時に俳優としてキャリアをスタート。演劇やミュージカルで活躍していたが、1980年代にA&Mレコードのアーティスト、ザ・チューブスの振り付けで注目を集めはじめる。以降、バーブラ・ストライサンドやマドンナ、マイケル・ジャクソン、グロリア・エステファン、エルトン・ジョン、ベット・ミドラー、ザ・ポインターシスターズといった大スターたちから引っ張りだこになるほどの人気の振付師となっていった。その後仕事の幅を広げ、『ザナドゥ』・『ダーティ・ダンシング』・『フェリスはある朝突然に』・『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』・『セント・エルモス・ファイアー』などの大ヒット映画の振り付けも次々に担当した。

そんなケニー・オルテガ氏の名前を一気に広めたのが、マイケル・ジャクソンとの仕事。『「デンジャラス」ワールド・ツアー』(1992〜1993年)、『「ヒストリー」ワールド・ツアー』(1996〜1997年)の構想と制作を担当し、2009年の『「THIS IS IT」ワールド・ツアー』にも参加する予定だったが、マイケルの急逝により中止に……。しかし、ケニー・オルテガ氏はそのツアーリハーサル映像を使ったコンサート映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の監督を務め、作品を完成させたのである。

そんなケニー・オルテガ氏が『Thank You Disney』について、こんなメッセージを送っている。

『Thank You Disney』は、素晴らしい音楽、芸術性、歌を愛する全ての人のための作品です。 この特別で唯一無二のディズニーアルバムに参加するために、 日本中から最高のアーティストたちが集結しました。 皆さんにも楽しんでいただけることを願っています。

(引用元:プレスリリース)

これまでになかったディズニーワールド
へ飛べるアルバム。

ケニー・オルテガ氏の最強アレンジで生まれ変わった楽曲と歌い上げたアーティストたちを、ひとつずつ見てみよう。

1.レット・イット・ゴー/ビッケブラン

【アナと雪の女王】
(引用元:公式HP)

昨今、大きな注目を集めているビッケブランカ。ファルセットヴォイスと緻密なコーラスワーク、独創性の高い楽曲が特徴の新しいタイプのシンガーソングライターだ。人懐っこいキャラクターとドラマチックな展開を見せるライブもかなり人気で、メジャーデビュー後の全国ツアーは全てソールドアウト!

繊細さと力強さが共存する歌声を持つビッケブランカが歌うのは、世界中で知らない人はいないと言っても過言ではない「レット・イット・ゴー」。原曲は、オーケストラの音が印象的な壮大な楽曲。劇中では、雪の女王ことエルサが山に雪の城を築きながら歌うシーンで使われており、曲のスケールの大きさがより一層際立っている。
(引用元:Youtube)

ビッケブランカが歌う「レット・イット・ゴー」はその壮大さを残しつつも、ロックっぽさがプラス。このロック要素が、ビッケブランカの力強い声を引き立たせているように感じる。今まで聞いてきた「レット・イット・ゴー」とは違う一面が垣間見え、聴き手としても新鮮な気持ちで曲に向き合えるのではないだろうか。
(引用元:Youtube)

2.愛を感じて/Beverly

【ライオン・キング】
(引用元:公式HP)

アメリカ、フィリピン等の音楽祭で数々の受賞歴を持つ、世界レベルの実力派ハイトーンボイスシンガー・Beverly。デビューアルバム『AWESOME』に収録されている「I need your love」は、各配信サイトで1位を獲得し、一気にトップアーティストの仲間入りを果たした。また、「レコチョク 上半期ランキング2017 新人アーティストランキング1位」を受賞するなど、その勢いは止まらない。

そんなBeverlyがハイトーンボイスを余すところなく発揮したのが、「愛を感じて」。原曲は、自然界を彷彿させる雄大なイメージがあり、音と歌詞がじんわり広がってくるような楽曲。
(引用元:Youtube)

一方、『Thank You Disney』の「愛を感じて」はイメージが一新。Beverlyの突き抜けるような美声とグルーヴ感を活かすかのように、リズミカルなアレンジがされている。R&Bを彷彿させるようなフレーズもあり、思わず体でリズムを刻みたくなってしまう。癖になる一曲だ。
(引用元:Youtube)

3.星に願いを/三浦大知

【ピノキオ】
(引用元:公式HP)

ご存知、三浦大知は元Folderのメインボーカル。2005年3月にはシングル「Keep It Goin’ On」でソロ・デビューを果たす。天性の歌声とリズム感、抜群の歌唱力と世界水準のダンスだけでなく、コレオグラフやソングライティング、演奏……と、スーパーエンターテイナーぶりを発揮している。

そんな三浦大知が今回歌うのは、超有名曲「星に願いを(When You Wish Upon a Star)」。数多くのカバーが発表されているが、原曲は『ピノキオ』に出てくるコオロギのジミニー・クリケット役のクリフ・エドワーズが歌ったもの。ゆったりとしたメロディーの中に、クリフ・エドワーズのダンディーな声が響き、ウットリ聴き入ってしまう曲だ。

三浦大知が歌う「星に願いを」も、原曲の雰囲気はそのまま。美しいギターの伴奏に透き通る歌声が合わさることで、原曲よりも優しさが3倍増し。秋の夜長に、ゆっくり静かな部屋で聞きたい曲だ。
(引用元:Youtube)

4.美女と野獣/西島隆弘&宇野実彩子

【美女と野獣】
(引用元:公式HP)

avexを代表するダンスボーカルグループ・AAA。2005年9月14日にシングル『BLOOD on FIRE』でデビューしてから、着実に人気を集めてきた6人組だ。そのAAAから、西島隆弘と宇野実彩子がデュエットに挑戦。名曲「美女と野獣」を歌う。

2017年の公開された実写映画『美女と野獣』で歌ったのは、“ネクスト・マライア”と称されるアリアナ・グランデと、ビルボード・ミュージック・アワード2015の最優秀楽曲賞にもノミネートされたジョン・レジェンド。実は西島と宇野は映画公開時にYoutube上に『「Beauty and Beast」を歌ってみた』という動画をアップしている。原曲を忠実にカバーしており、長年同じグループで苦楽を共にしてきているからこその息の合ったハーモニーが美しい。
(引用元:Youtube)

『Thank You Disney』でも同じ曲を披露しているが、ケニー・オルテガ氏のアレンジで雰囲気が一新。AAAらしいダンスミュージックアレンジがされている。Youtube動画とはまた一味違った2人の歌声が楽しめる。

5.輝く未来/Dream Ami

【塔の上のラプンツェル】
(引用元:公式HP)

ガールズ・エンタテイメント・プロジェクト〈E-girls〉の中心メンバーとして活躍しつつ、2015年にはシングル『ドレスを脱いだシンデレラ』でソロデビューを果たしたDream Ami。2016年には、ディズニー映画『ズートピア』で日本語吹き替え主題歌「トライ・エヴリシング」も担当している。ディズニーと縁がある彼女が今回歌うのは、映画『塔の上のラプンツェル』の主題歌「輝く未来」。

原曲はラプンツェル役の歌手 マンディ・ムーアと、フリン・ライダー役の俳優 ザッカリー・リーヴァイが担当。静かな旋律から曲がはじまり、後半では2人のハーモニーが増えて厚みが増していく美しい曲だ。多くの人から人気を博し、今やウエディングソングとしても定番になりつつある。
(引用元:Youtube)

今回の「輝く未来」は、EDMアレンジ。Dream Amiのシャープな歌声ともマッチしてハマっている。原曲とは大きくイメージが変わる曲になっているが、元気になりたい時に聴きたくなる楽曲に進化を遂げた。
(引用元:Youtube)

6.イフ・オンリー/May J.

【ディセンダント】
(引用元:公式HP)

圧倒的な歌唱力と、パワフルかつ澄んだ歌声が幅広い層から支持されているMay J.。彼女を一躍有名にしたのは、社会現象にまでなった『アナと雪の女王』の日本版主題歌「レット・イット・ゴー」だろう。しかし、今回May J.が担当するのは映画『ディセンダント』の「イフ・オンリー」。『ディセンダント』はエグゼクティブ・プロデューサーのケニー・オルテガが監督を務めた作品でもあり、原曲は“ディズニー次世代スター”と呼ばれるダヴ・キャメロンが歌う。
(引用元:Youtube)

May J.が歌う「イフ・オンリー」は原曲に比べて静かにゆっくり始まり、徐々にR&Bのようなリズムの刻みが入っていく構成だ。May J.のパワフルな歌声も相俟って、非常にグルーヴィー。ダイナミクスやフェイクの付け方も流石。May.Jの歌唱力の高さをじっくり味わいたい。
(引用元:Youtube)

7.ホール・ニュー・ワールド/lol-エル
オーエル-

【アラジン】
(引用元:公式HP)

avex trax発の男女混成5人組ダンスボーカルグループ・lol。2015年にデビューしたばかりだが、全員がダンスとボーカルを担当できるというハイスペックグループだ。そんな彼が歌うのは、ディズニー名曲中の名曲「ホール・ニュー・ワールド」。男女の掛け合いとハーモニーが素晴らしく、今もなお歌い継がれている人気の高い曲である。
(引用元:Youtube)

原曲はボーカル2人の声が際立つゆったりとした伴奏だが、今回はダンスミュージックへと早変わり。電子音がたっぷり盛り込まれ、高揚感が半端ない。そこにフレッシュなlolの歌声が乗り、全く新しい「A Whole New World」になっている。ぜひlolのライブで、ダンス込みのパフォーマンスが見てみたい。
(引用元:Youtube)

8.想いを伝えて/SOLIDEMO

【魔法にかけられて】
(引用元:公式HP)

全員身長180cm以上という、スタイル抜群の男性8人組ボーカルグループ・SOLIDEMO。2014年4月にシングル『THE ONE』でデビューして以来、「第56回 輝く!日本レコード大賞」新人賞受賞、ドラマ『ファーストクラス』シリーズ(フジテレビ系)のテーマソング担当、シングル6作連続オリコンチャートTOP10入りなど、順調な活躍を見せている。

そんな彼らが担当するのは、ディズニーのミュージカル映画『魔法にかけられて』の「想いを伝えて」。原曲はミュージカルシーンで歌われているため、歌い方も伴奏もダイナミクスも、“THE ミュージカル曲”。今回は、そこにHIPHOP要素、ダンスミュージック要素、R&B要素を取り入れてアレンジ。SOLIDEMO特有の美しいハーモニーも堪能できる、クールな曲に仕上がっている。
(引用元:Youtube)

9.ユール・ビー・イン・マイ・ハート/
シシド・カフカ

【ターザン】
(引用元:公式HP)

ドラムボーカルスタイルでデビューし、一気に注目を集めたシシド・カフカ。アーティスト活動だけにとどまらず、映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』やドラマ『カンナさーん!』(TBS系)などでの女優活動、モデル活動などその表現力を活かして活躍の幅を広げている。

彼女の特徴といえば、迫力ある声。今回の「ユール・ビー・イン・マイ・ハート」では、その迫力ある声はそのままに、どことなくセクシーさも感じられる。フィル・コリンズが歌った原曲とはまた毛色の異なるダンスミュージック風アレンジになっているが、原曲の壮大さは損なわれていない。女性だからこそ出せるポップさも盛り込まれており、すっかり自分の曲にしている印象を受けた。
(引用元:Youtube)

10.ホエン・シー・ラブド・ミー/MONK
EY MAJIK

【トイ・ストーリー2】
(引用元:公式HP)

サラ・マクラクランの美しい歌声が耳に残る「ホエン・シー・ラブド・ミー」を今回カバーしたのは、MONKEY MAJIK。MONKEY MAJIKはカナダ人兄弟2人と日本人のリズム隊2人からなる4ピースハイブリッドロック・バンド。ドラマ『西遊記』(フジテレビ系)の主題歌「Around The World」は爆発的ヒットを記録し、その名を広く知らしめた。

切ない雰囲気を持つ原曲を知っている人にとっては、MONKEY MAJIKがカバーすることが想像つかないかもしれない。しかし、これが実にしっくりハマってる。ロックなバラードにアレンジされつつ、MONKEY MAJIKらしい熱さはそのまま。メイナードとブレイズ、フロントマン2人の掛け合いも面白い。「ホエン・シー・ラブド・ミー」を全く別の角度から見ることができる一曲。
(引用元:Youtube)

11.パート・オブ・ユア・ワールド/ア
イナ・ジ・エンド(BiSH)

【リトルマーメイド】
(引用元:公式HP)

今回のアルバムの中で、一番普段と違う顔を見せてくれたのはアイナ・ジ・エンドかもしれない。アイナ・ジ・エンドは楽器を持たないパンクバンド〈BiSH〉のメンバー。リリースするシングル・アルバムは常にオリコンTOP5入りを果たすほど、今人気を集めているグループだ。

いつも激しく元気なパフォーマンスをしている彼女からは想像できないほど、今回の「パート・オブ・ユア・ワールド」は優しさに溢れている。原曲のイメージをそのままに、美しいピアノやバイオリンの旋律が踊る。そこにアイナ・ジ・エンドのハスキーボイスが乗ることで、全く違う魅力が引き出されている。
(引用元:Youtube)

12.悪の力を呼び覚ませ/Miracle Vell
Magic

【ディセンダント2】
(引用元:公式HP)

「レット・イット・ゴー」をディズニーキャラクター25人になりきって歌った動画が4000万再生を超え、一気に注目を集めたMiracle Vell Magic。1人33役100分というオリジナル舞台『ようこそ、ユメミルユガミノ国へ。』でavexからデビューし、脚本・歌・演技・編集全て自分でプロデュースをするクリエイティブ性とエンターテイナー性で女子中高生から大人気。

新世代のガールズアイコンとして活躍をしているMiracle Vell Magicが歌ったのは、大好きと語る映画『ディセンダント2』の「悪の力を呼び覚ませ」。
(引用元:Youtube)

曲の雰囲気自体は大きく変わっていないが、大人数で歌っている原曲をMiracle Vell Magic一人で歌い、ケニー・オルテガ氏のアレンジが加わったことで、よりシャープでクールなイメージに近づいている。彼女が時折見せる挑発的なスマイルが曲のイメージにぴったり!
(引用元:Youtube)

13.トライ・エヴリシング/U-KISS

【ズートピア】
(引用元:公式HP)

シンガソングライター・シャキーラが歌う、映画『ズートピア』の主題歌「Try Everything」を歌ったのは、韓国出身の5人組ダンスボーカルグループ・U-KISS。2011年12月14日にシングル「Tick Tack」で日本デビューを果たして以降、全員が日本語万能なこともあり勢い良く活躍の幅を広げているグループだ。

「Try Everything」原曲は、どこかダンスミュージック要素がありつつもシャキーラの伸びやかな声を邪魔しない程度に留まっている。
(引用元:Youtube)

しかしU-KISSが歌うのは、ゴリゴリのダンスミュージック。U-KISSの普段の楽曲に近しいこともあり、ぴったりフィットしているから見事だ。目をつぶりながら聴けば、U-KISSのメンバーたちがダンスしているシーンが目に浮かぶようである。
(引用元:Youtube)

14.夢はひそかに/柏木由紀

【シンデレラ】
(引用元:公式HP)

言わずと知れたAKB48NGT48のメンバーである、ゆきりんこと柏木由紀。AKB48グループの中で唯一、横浜アリーナでの単独ライブや単独ホールツアーを成功させているメンバーだ。その歌声は透き通るように透明で、聴いているだけで癒される。

そんな彼女が歌うのは、映画『シンデレラ』の「夢はひそかに」。
(引用元:Youtube)

原曲を歌うリリー・ジェイームズの透明感溢れる歌声に引けを取らず、美しい歌声を披露しているが、楽曲そのものは大きくイメージが変わっている。優美な印象の原曲と打って変わって、柏木が歌うのはクラブミュージックアレンジ。驚くのはクラブミュージックならではの低音さえも、柏木の声を際立たせるファクターになっていること。このマッチ度の高さは、他に例を見ない。アイドルグループの時とは一味違う、アーティスト・柏木由紀が味わえる。
(引用元:Youtube)

15.みんなスター/SKE48

【ハイスクール・ミュージカル】
(引用元:公式HP)

AKB48の全国進出第一弾として、2008年に名古屋・栄に誕生したSKE48。その人気はAKB48グループの中でも一二を争うほど高く、アーティスト活動だけでなくテレビ番組やラジオ、雑誌など幅広い分野で各メンバーが活躍しているほど。

そんな彼女たちが歌うのは映画『ハイスクール・ミュージカル』の人気曲「みんなスター」。かつてAAAもカバーしたことがある曲だ。
(引用元:Youtube)

原曲に引けを取らず、アイドルならではのわちゃわちゃ感満載の曲となっていて、元気がもらえる。いつも激しく且つ盛り上がってパフォーマンスをしている彼女たちのイメージにぴったりの曲だ。
(引用元:Youtube)

16.そばにいて/倖田來未

【魔法にかけられて】
(引用元:公式HP)

アルバムのラストを飾るのは、avexを代表するアーティストの一人、倖田來未。2000年のデビュー以来、次々とヒット曲を連発し、一世を風靡。ベストアルバムのダブルミリオンセール、国内の精力的なライブ、海外公演開催など誰もが実力を認める歌姫だ。

歌声もパフォーマンスも最高にクールでパワフルな彼女が歌うのは、映画『魔法にかけられて』の「そばにいて」。原曲はジョン・マクラフリンによるもので、男声曲。それを倖田來未が歌うとどうなるのか。ぜひ聴いていただきたいのだが、彼女のセクシーさやクールさ、パワフルさが全面に出る楽曲へと進化している。本人もコメントしているが、アレンジが一切歌声を邪魔していないのに、盛り上げるところはしっかり盛り上げるという非常に秀逸なアレンジで、言うならば「アルバムのラストにふさわしい曲」。倖田來未の才能を再確認できる曲だ。
(引用元:Youtube)

アーティストの才能が耳から流れ込む。

このアルバムの素晴らしいところは、原曲に近いアレンジでも、原曲から大きく変わるアレンジでも、歌っているアーティストにぴったり合っているところ。そして、各々の魅力が最大限引き出されているところだ。ぜひ、日本を代表するアーティストたちの才能をたっぷり味わってみてほしい。そして同時に、“ディズニー楽曲の可能性の幅広さ”も感じることができるはず。『Thank You Disney』、2017年必聴のアルバム間違い無しだ。


『Thank You Disney』
2017年10月25日発売

Let It Go / Vickeblanka
01 レット・イット・ゴー / ビッケブランカ
【アナと雪の女王】

Can You Feel the Love Tonight / Beverly
02 愛を感じて / Beverly
【ライオン・キング】

When You Wish Upon a Star / Daichi Miura
03 星に願いを / 三浦大知
【ピノキオ】

Beauty and the Beast / Takahiro Nishijima & Misako Uno
04 美女と野獣 / 西島隆弘 & 宇野実彩子
【美女と野獣】

I See the Light / Dream Ami
05 輝く未来 / Dream Ami
【塔の上のラプンツェル】

If Only / May J.
06 イフ・オンリー / May J.
【ディセンダント】

A Whole New World / lol-エルオーエル-
07 ホール・ニュー・ワールド / エルオーエル
【アラジン】

That’s How You Know / SOLIDEMO
08 想いを伝えて/ SOLIDEMO
【魔法にかけられて】

You’ll Be In My Heart / SHISHIDO KAVKA
09 ユール・ビー・イン・マイ・ハート / シシド・カフカ
【ターザン】

When She Loved Me / MONKEY MAJIK
10 ホエン・シー・ラヴド・ミー / MONKEY MAJIK
【トイ・ストーリー2】

Part of Your World / AiNA THE END(BiSH
11 パート・オブ・ユア・ワールド / アイナ・ジ・エンド(BiSH)
【リトル・マーメイド】

Ways to Be Wicked / Miracle Vell Magic
12 悪の力を呼び覚ませ / Miracle Vell Magic
【ディセンダント2】

Try Everything / U-KISS
13 トライ・エヴリシング / U-KISS
【ズートピア】

A Dream Is a Wish Your Heart Makes / Yuki Kashiwagi
14 夢はひそかに /柏木由紀
【シンデレラ】

We’re All in This Together / SKE48
15 みんなスター / SKE48
【ハイスクール・ミュージカル】

So Close / KODA KUMI
16 そばにいて /倖田來未
【魔法にかけられて】
(引用元:Youtube)

贅沢すぎる!『Thank You Disney』の聴きどころはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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