【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#20 純
音楽家・遠藤賢司の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。


仲村 瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『
』を発足し会長として活動中。
【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#20 純音楽家・遠藤賢司の言葉

何も説明しなくても、聴いたら心が踊る
ような音楽が本当にいい音楽なんだ

『ルーフトップ』(平成25年6月3日)より

※『エンケンロックベスト盤1996〜2012』発売&新宿LOFTワンマンライブ・記念インタビューの中での言葉。同インタビューでは、他にも「ステージに立つのはゲリラ戦」、「僕は自分の曲は全曲好きだよ。誰にも媚びて作ってないから」、「人間誰でもが言音一致の純音楽家」などと語っている。遠藤の言葉は、いつも音楽に対する情熱と哲学に溢れていた。

遠藤賢司(えんどうけんじ)
昭和22年生まれ、茨城県ひたちなか市出身。昭和44年「ほんとだよ/猫が眠ってる」でデビュー。昭和44年、昭和45年、昭和46年に行われた日本初の伝説の野外フェス「中津川フォークジャンボリー」に3度すべて出演している。昭和47年に、三島由紀夫の割腹自殺について歌った「カレーライス」がヒット。当時のフォークソングブームを牽引し、その後、ロック、パンク、テクノなどの様々なジャンルを取り入れた独自のサウンドで独創的な世界観を築き上げた。平成29年10月25日、胃癌により死去。享年70歳。

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