僕らとULTRA JAPAN。ダンスミュージ
ックの祭典は、今。
ダンス・ミュージックの未来があった、
『ULTRA JAPAN 2017』
ミーティアは最終日の9月18日にお邪魔しましたが、やはり例年に比べて多様性があったように思います。筆者はULTRA JAPANが始まって以来毎年欠かさず行ってますけれども、個人的には今年が一番楽しかったです。
本稿ではその多様性を明らかにすべく、ライブレポとオーディエンスをデフォルメしたイラストでもってビジュアライズしてみました。文字通り「描いた」次第です。(「平均値は大体ここだろう」という曖昧なイメージをもとにしているので、十全に満たすものではありません)
トレンドセッターとしての中田ヤスタカ
要するに、時代を反映するような音作りをするわけです。そしてそれはDJセットでも同じこと。王道のバウンス系にトラップ、さらにはJ-POPまでをもリアルタイムなダンス・ミュージックに昇華するセンスは流石の一言です。きゃりーぱみゅぱみゅの『ファッション・モンスター』とWAVEDASHの『Bang』のマッシュアップには面喰いました。
もちろん『If you wanna』や『white Cube』もプレイされましたが、驚くべきは違和感の無さ。海外アーティストのトラックとミックスされてもすんなり入ってくるのです。日本語を普遍的なダンス・ミュージックに落とし込んだという点では、極めて稀な例でしょう。その意味でも、中田ヤスタカがトレンドセッターたり得る理由としては十分だと思います。大げさな言い方でなく、またひとつ日本のダンス・ミュージックが先へ進みました。
オーディエンス・カラー ~中田ヤスタ
カ編~
『ULTRA JAPAN 2017』最大のサプライズ
、Rezz降臨
もう一度言いますが、このサウンドがメインステージで鳴っていたわけです。プリティ・ライツの『I Know The Truth』などもプレイし、ひたすら会場をダークな色に染め上げておりました。そしてファンの間ではすっかりお馴染みとなった特製のLEDメガネと、独特な手の動き。まだ彼女は22歳ですが、既に世界観は完成されてますね。
流石はmau5trap(カナダのプロデューサー、デッドマウス主宰のインディーレーベル)。一筋縄ではいかぬアーティストを輩出しております。余談ですが、こんなに攻撃的な音を鳴らすRezz、その素顔は相当な美貌です。
オーディエンス・カラー ~Rezz編~
僕らとULTRA JAPAN。ダンスミュージックの祭典は、今。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。