『スカーレット・ピンパーネル』ビジ
ュアル撮影レポート vol.2(全3回)
上原理生、泉見洋平、松下洸平
ロベスピエール/プリンス・オブ・ウェールズ役 上原理生
フランク・ワイルドホーンさんの作品に出演するのは今回が初めてです。ワイルドホーンさんの曲は自分のコンサートでも歌わせて頂くこともあるほど好きなので、その世界観に浸ることが出来るのを楽しみにしています。そして今回、ロベスピエールという有名な革命家を演じることになりました。これまでもフランスの革命家を演じる機会が多かったので、今まで培ってきたものをロベスピエールに注ぎたいと思います。そしてもうひと役のプリンス・オブ・ウェールズは、コメディリリーフという感じですよね。恐怖の象徴のロベスピエールの後にガラリと変わって陽気なプリンスを演じるので、役者としての力量が問われるなと思いつつ、全く違う役をひとつの作品で演じられるのをすごく楽しみにしています。
先ほど、自分の写真を見て「怖いな……」と思いました。こんな人が恐怖政治をしていたら嫌だなと(笑)。お客様にもそう思って頂けたらいいなと思います。今回初参加となりますので、初演キャストの皆様からたくさんの刺激を受けつつ、パワーアップした『スカーレット・ピンパーネル』となるよう頑張りますので、楽しみにしていて下さい。
デュハースト役(ピンパーネル団)泉見洋平
メインのお三方は初演に引き続いての出演となりますが、ピンパーネル団は全員メンバーが変わるということなので、初演とはまた違った新たな感動をお届け出来るのではないかなと思っています。前回ご覧になった方も、また新しいものをご覧頂く気持ちで『スカーレット・ピンパーネル』に触れて頂けますと幸いです。デュハーストはピンパーネル団をまとめるような役になりそうなので、どのようにアプローチして表現するかが課題になってくると思うので……まずは僕自身がしっかりします!(笑)
フェンシングの動きなどはこれから習うので、そういうところが楽しみでもあり、初めての経験となるのでドキドキしております。今日、衣裳を着てみて結構厚着なのでどの程度動けるかな?と思いましたが、本当に素敵なデザインなので、衣裳を着ることによってテンションが上がってきています。新たな役に巡り合う度に、自分の人生では経験できないことをさせて頂けるというのは、何物にもかえられない財産だなと思います。その気持ちを大切に頑張ります。
アルマン・サンジュスト役(マルグリットの弟、ピンパーネル団) 松下洸平
これまでもミュージカルは何本か経験させて頂いてはいるのですが、これほど多くの出演者がいる、いわゆるグランドミュージカルと呼ばれる舞台に出演するのは初めてです。僕は「見たことがない自分を見たい」と常日頃から思っているので、今回自分にとって新鮮な現場に参加する機会を頂けたのは非常にありがたいなと思っております。僕の友人にミュージカル俳優がたくさんいるので、出演を決める際にも少し相談をしました。その時「これは挑戦した方がいいよ!」と、背中を押してもらったので、そういう方たちの期待にも応えたいです。僕を知らない方も、知っている方も、いい意味で裏切っていけたらいいなと思っているので、まだ出会ったことがない自分をしっかりと探していきたいです。
今日、メイクを終えて衣裳を着させていただくまではいつもの自分だったのですが、衣裳を着てかつらを着けてカメラの前に立ったら、自然とポーズが出てきました。でも撮影終わった瞬間、そんな自分を思い出すと恥ずかしくて……。相当照れくさいです(笑)。既に新たな自分に出会った感じがしています。
取材・文・撮影=住川絵理
【ビジュアル撮影レポート】
vol.1 パーシー役 石丸幹二、マルグリット役 安蘭けい、ショーヴラン役 石井一孝
2017年11月13(月)~15日(水) 梅田芸術劇場メインホール
2017年11月20日(月)~12月5日(火) TBS赤坂ACTシアター
石丸幹二/安蘭けい/石井一孝/上原理生 泉見洋平 松下洸平
久保貫太郎 久保田秀敏 多和田秀弥 東啓介 藤田玲 則松亜海 ほか
脚本・作詞:ナン・ナイトン
作曲:フランク・ワイルドホーン
訳詞・翻訳・潤色:木内宏昌
潤色・演出:ガブリエル・バリー
演出:石丸さち子
公式ツイッター @pimpernel_2017
大阪公演主催:朝日放送・梅田芸術劇場
企画・制作:梅田芸術劇場
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