【インタビュー】ピアノゾンビ、得体
が知れないのにカッコイイ、アッパー
&エンターテイメント性溢れる個性派
集団

実力派が顔を揃えつつ“ホネヌキマン”と“GEBOKU(下僕)”という摩訶不思議キャラクターも擁するメンバー構成、幅広さと良質さを兼ね備えた楽曲、アッパー&エンターテイメント性の高いライブなどが相まって、独自の世界観を構築しているピアノゾンビ。今年結成10周年を迎えた彼らの最新アルバム『ほねざんまい』が9月6日にリリースされた。彼ららしさを継承したうえで新たな顔を見せている同作は、多くのリスナーを魅了する“病みつき感”に溢れている。10年を経ても新鮮さを失わない彼らの魅力に迫るべく、アキパンマン(vo&g)とホネヌキマン(大王)、GEBOKUの3名によるインタビューを行った。
■ホネヌキマン様とGEBOKU以外はしっかりしたプレイヤーが揃っているんですよ

■ちゃんとやろうと思っていたんですけど、流れでこうなっちゃいました(笑)
――BARKSで取材させて頂くのは初めてですね。まずはバンド・プロフィールなどをお願いします。
アキパンマン:僕は、このバンドをやるようになる前は、3ピースのパンクバンドでボーカル&ギターをしていたんです。どのバンドさんもそうだと思いますけど、僕がやっていたパンクバンドも熱心に応援してくださる方達がいて。その中にA君(現ホネヌキマン様)とB君(現GEBOKU)がいたんですよ。とにかく目立っていて、僕らはお金がないからパチンコ屋さんの立体駐車場とかに車を停めて車中泊していたんですけど、その隣で、寝袋で寝たりしていたんです。半分ストーカーでしたね(笑)。そのパンクバンドが解散した後、僕は東京に出て来て、対バンとかで知り合っていた人達と新しいバンドを組むことにしたんですね。その時に、A君もメンバーにしたんです。僕はそれまで、ギターとベース、ドラムというバンドしかやったことがなくて、ピアノの音が鳴っているバンドさんとかは良いなと思っていたから、A君にピアノを弾かせようと思って。A君はピアニストではなかったけど、骨のありそうな男に見えたから、すごく練習するだろうと思って。それで、メンバーとして迎えることにして、ピアノがいるバンドをやれるのが嬉しくて、バンド名もピアノゾンビにしました。
――ホネヌキマンさんは大好きだったバンドのメンバーにバンドをやろうと誘われたわけですから、嬉しかったでしょうね。
ホネヌキマン:いや、最初は断りました。でも、それから2回くらい電話が掛かってきて、「もう本当に時間がないから、早く決めて」とか言うんですよ(笑)。それで、断りきれずに入りました。当時の僕は地元の九州で大学に通っていて、バンドをやるとなると大学を中退しないといけなくて。親に中退しますと言って、東京に出て来ました。あと、結成当初は、GEBOKUはスタッフだったんだよね?
アキパンマン:そう。ピアノゾンビを結成したタイミングで、B君も呼んだんです。彼は名古屋の人間で、名古屋でお客さんのリーダーみたいな感じだったんですけど、スタッフをやってくれないかと頼んだら、やると言ってくれて。それで、ライブ中にメンバーが暴れてマイク・スタンドが倒れたりするとB君が直しに出てくるんですけど、太っているから、あちこちに引っ掛かってトラブルが3倍以上になってしまうという現象が起きて(笑)。それで、スタッフをクビにしたんです。その頃に、A君が寝坊してスタジオの練習に遅刻したことがあって、罰ゲームで顔を白く塗ることになったんですよ。それに、彼はピアノの練習を熱心にしていたけど、リズム感がないし、音痴だし…という感じで全然上達しなくて。それで、ピアノは時々弾くだけで、“大王”というポジションになって。その時にスタッフをクビになったB君を、大王にワインを注ぐ役目の下僕として呼び戻した。つまり、スタッフをクビになって、メンバーになったんです(笑)。
ホネヌキマン:出世だよな(笑)。
GEBOKU:(笑)。
アキパンマン:っていうかホネヌキマン様、思ったより骨がない男だったから、最初はホネナシマンだったけど呼びにくいからホネヌキマンに変えたんだった(笑)。
ホネヌキマン:言うな!!
アキパンマン:ピアノゾンビは、ホネヌキマン様とGEBOKU以外はしっかりしたプレイヤーが揃っているんですよ。なので、ちゃんとやろうと思っていたんですけど、流れで、こうなっちゃいました(笑)。
ホネヌキマン:“こうなっちゃった”って(笑)。ピアノゾンビは今年10周年なんですけど、始めた頃はこんなに長く続くとは思っていなかった。多分2年も持たないだろうと思っていたんです。いつ解散してもおかしくない感じだったけど、4枚目の音源を出した頃から良い感じになって、今に至っています。
▲アキパンマン


――メンバー同士のケミストリーを感じます。ピアノゾンビを結成した時点で、目指す音楽性なども見えていたのでしょうか?
アキパンマン:いや、ピアノを入れたいなということくらいしか考えていなくて、こういう路線を突き詰めていこう…みたいなものは無かったです。良いなと思うものは何でもやっていこうという感じで、初期の頃からいろんな曲をやっていました。
――音楽性の広さは、最新アルバム『ほねざんまい』にも活かされています。では、『ほねざんまい』の制作に入る前は、どんなことを考えていましたか?
アキパンマン:同じような曲ばかりだと聴いてくれた人が飽きてしまうので、幅広い楽曲を入れて、楽しんでもらえるものにしようというのがまずあって。それに、ライブで盛り上がる曲ということも意識しましたね。ただ、アルバムを作る時は毎回そのテーマでやっているので、今までと大きく変わってはいないです。
ホネヌキマン:うちのバンドは、ライブでこうしたいから、こういう曲を作ろうということが多いんですよ。ヘドバンしたいからハードなものを作ろうとか。そういう意味では、ライブ直結型のバンドといえる気がしますね。
▲ホネヌキマン


アキパンマン:いやホネヌキマン様、曲作ってないじゃないですか(笑)。なんか今日いい感じにバンドマンぽくインタビュー受けようとしてません?
ホネヌキマン:貴様はちょっと黙ってろ!!
――たしかに、『ほねざんまい』はライブ感に溢れていて、リスナーの気持ちを引き上げる一作になっています。単なるコミックバンドではなく、音を聴くとカッコいい曲が並んでいて“おおっ!”と思いました。
アキパンマン:ありがとうございます。楽曲に関しては、自分がカッコいいと思えるものをやりたいんですよ。なので、曲が良いと言ってもらえると嬉しいです。
ホネヌキマン:イメージとギャップがあるということは、よく言われます。ただ、そこを突き詰めると、僕とGEBOKUは要らないということになるんですよね(笑)。
GEBOKU:……。
▲GEBOKU


――いやいやっ! なんて言うんでしょう……二度おいしいバンドになっています。
ホネヌキマン:そう受け止めてもらえると助かります。
アキパンマン:僕らは、お客さんに楽しんでもらいたいという気持ちでバンドをやっているけど、笑えるということを売りにしているわけではなくて。だから、コミックバンドではない気がしますね。
ホネヌキマン:根っこは、そうだよね。僕とGEBOKUは曲調とライブは全くの別物と捉えているんですよ。あがってきた曲を聴いて、じゃあライブではどんなことをしようかなと考える。つまり、音楽性の部分に僕らの存在を反映させる気はないんです。それに、ジャケとかを見て“なんだ、この変なバンド?”と思って、聴いてみようかなという気になって、聴いてみたらカッコ良いとなると、カッコ良さが倍増するかなと思って。僕とGEBOKUは、そういうスタンスです。
――それが奏功して、“賑やかし系”の要素もあるカッコいいバンドになっています。『ほねざんまい』の曲を作っていく中で、キーになった曲などはありましたか?
アキパンマン:キーになった曲というのは特になかったです。でも、僕の中で印象が強い曲をあげるとしたら、最後に入っている「大王の独り言」ですかね。
ホネヌキマン:おいおいっ! それは、俺が言うヤツだろう!(笑) 俺に譲れよ!
アキパンマン:ああ、すいませんでした!(笑)。じゃあ、1曲目の「feeling」かな。こういう歌詞あんまりピアノゾンビでは出てこなかったんですよね。でも個人的にはT.M.Revolutionさんの「WHITEBREATH」とかサザンオールスターズさんの「エロティカセブン」とか好きなんですよ。あと、「社長さんの歌」とかの曲調も初めてじゃないですかね。お客さんに楽しんでもらうことの一環として、今回はそういうものも採り入れることにしたんです。新しいというところで、印象が強いですね
――「feeling」は、パワフルかつ猥雑感のある歌中とキャッチーなサビの対比が絶妙で、楽曲自体も魅力的です。
アキパンマン:でも、サビの歌詞とか酷くないですか?(笑)
――いやっ、まぁ、そうかもしれませんけど…。
アキパンマン:言われたように、グイグイ来ていて、サビで美メロなのに“魔法のフィンガー”ってやっているという(笑)。そういうところを推したいけど、メディア的には推しにくいって言われました(笑)。そういえば、第一興商さんからカラオケの歌詞のチェックで間違いの連絡が来て、「“腐ってるMUSIC 中出して”というのは、“中出しして”の間違いじゃないですか?」と言われて。女性の方だったので、本当に申し訳ないなと思いました(笑)。もうこの辺で話題変えましょうよ(汗)。
ホネヌキマン:なんで、よりによってそういうところの歌詞を書き間違えるんだよ(笑)。たしかに歌詞はそういう感じだけど、僕も「feeling」はカッコいい曲だなと思っています。僕の中で印象が強いのは……「社長さんの歌」ですね。
アキパンマン:ええっ? 「大王の独り言」じゃないんですか?(笑)っていうか今日ずっとそのキャラでいくんですか?
ホネヌキマン:うん(笑)。この曲はMVを撮ることになったんですけど、撮影の準備がレコーディングと並行して進んでいて、撮影日の直前になってもまだレコーディングが終わっていなくて。僕は、この曲はちょっとコーラスをやるだけでレコーディングが済んでいたので、僕がどんなビデオにするか考えることにしたんです。いつもMVとかの映像を撮る時はみんな何も考えないので、普通だったら5時間で終わるところが30時間くらい掛かったりするんですよ。だから、今回は気合を入れて、全部の絵コンテを描くことにして。それで、曲を聴きながら何分何秒までこういう絵で、何分何秒まではこういう絵という作業を毎晩していって。もう何度も聴き過ぎて、本当にウンザリしました。
アキパンマン:うわっ。ほんとすぐ頑張ってる感出しますよね。っていうか嫌いな曲の話になってませんか?(笑)
ホネヌキマン:いや、それが思い入れに変わって、一番好きな曲になったんだ(笑)。
■うちのバンドはホネヌキマン様以外はダイブをしてはいけないことになっている

■だから「HELL NEAR」でサークルモッシュが起こってびっくりした(笑)
――「社長さんの歌」はチャイナ感がありつつグルーヴィで、ハードロックっぽさもあるというハイブリッド感覚が印象的です。
ホネヌキマン:独自の感じですよね。それに、「feeling」のサビとか「社長さんの歌」のイントロとかは少しレトロっぽさがあって、僕はそこが好きなんです。ちょっと懐かしいな…みたいな感じがして。あと、「社長さんの歌」は、Aメロのラップな感じのボーカルも乗りやすくて良いなと思っています。
――分かります。もろなラップではない独特のテイストが良いですよね。
アキパンマン:本当ですか? 僕はラップのことは、よく分かっていないんですよ。それで、自然とああいう歌になった。そこいくと、最近のホネヌキマン様はラッパーなんですよね。ラップバトルとかにも参加しているし。
ホネヌキマン:すぐに負けましたけど(笑)。でも、今後はちょっとラップを押していこうかなと思っているんです。
アキパンマン:「大王の独り言」でも、ラップをしているし。
ホネヌキマン:そう。「大王の独り言」は、最初にアキパンマンにミクスチャーっぽい曲を作って欲しいと言われたんです。そうしたら、バンドで演奏してライブでやるからと。それで、分かったと応えたんだけど、みんな他の曲のレコーディングで手一杯だから、そこにバンド物をプラスするのは厳しいんじゃないかなと思って。それで、アコースティック・ギターとラップだけという曲にしたんです。
――胸に染みるラップ・チューンになっていますし、ピアノゾンビのメンバーとして活動してくる中で感じてきた葛藤をベースにした歌詞も良いですね。
ホネヌキマン:そう、良いこと言っているんです(笑)。
アキパンマン:………………………。皆さんこの曲の歌詞は、全部嘘ですよ、嘘!(笑)
ホネヌキマン:黙れ貴様!! この曲は、“どうしても時間は過ぎ去っていくものだけど、そういう中でがんばろうぜ”ということを歌っています。元々はもっと10周年寄りというか、“10周年、気がつけばみんな中年”みたいな歌詞だったんですよ。“10周年、中年”っていう(笑)。でも、それはやめてくれと言われまして(笑)。それに、サビもつけろと言われて、もう全然わかんない…みたいな(笑)。結構、苦労して完成させました。
GEBOKU:(笑)。
――アコギとラップだけというシンプルな形でいながら、後半で展開する構成も秀逸です。他にも、たとえば高速2ビートを活かしたメロコアっぽい「HELL NEAR」なども、アルバムのいいフックになっています。
アキパンマン:これも、ピアノゾンビにはあまりなかったタイプの曲ですね。この曲は、知り合いに、「ピアノゾンビがメロコアはやらないの?(笑)」と言われて。それに、英詩の曲もあまりやってないよねと言われて。それで、「じゃーやってやるぜ」ってなって。ちょうどうちのドラムのヘルプマンが腰痛を患っていたので、ヘルプマンがヘルニアになりそうな曲にしようかなと思って(笑)。あと、僕はTRFさんが好きで、最近よくアルバムにそれっぽい歌詞が入っているんですよ。この曲もTRFさんっぽいサビになっています、メロコアなのに(笑)。それに、最初は全編英語だったんですけど、上手くはまらなくて、今の形に落とし込みました。
――日本語を混ぜたことで、よりキャッチーに仕上がりましたね。こういう曲は初のようですが、もうライブでは演奏されていますか?
ホネヌキマン:この前、初めてやりました。サークルモッシュが起きていました(笑)。
アキパンマン:あれは、ビックリした。うちのバンドは、ホネヌキマン様以外はダイブをしてはいけないことになっているし、基本的にモッシュは起きないんですよ。だから、「HELL NEAR」みたいな曲をやったらどうなるのかなと思っていたら、サークルモッシュが起こったという(笑)。また一つ新しい楽しみ方をしてもらえるようになったのかなという気がして、「HELL NEAR」がどうなっていくのかを見ていこうと思っています。
――新たな扉を開きましたね。ここまでの話で出たようにカッコいい曲が揃っている一方で、アルバムの後半には和感を活かした「お祭り大王」と「ほねざんまい」が入っていて、違う一面を見せています。
アキパンマン:うちのバンドはライブで「ゾンビの祭り」という曲をやる時に、お神輿を担ぐんですよ。この間デカいお神輿を作ってしまったので、もう一段階男気の溢れた曲を作ろうかという話になって。それで、作ったのが「お祭り大王です」。この曲は、実家で夜中歌っていたらうちのお父さんに良い曲だなと言われました(笑)。初めて、お父さんに褒められて、嬉しかったです(笑)。
ホネヌキマン:ハハハッ!! たしかに、お父さん世代に響く曲だと思う(笑)。そういえば、「お祭り大王」の掛け声録りは、車の中でやったよね。
アキパンマン:そうそう(笑)。本当に時間がなくて、ツアーで大阪に向かう時に機材車の後ろの席で、みんなで掛け声を録りました。
――えっ、走っている車の中でしょうか?
ホネヌキマン:はい(笑)。だから、耳の良い人が聴いたら、ちょっとタイヤの音とかが混ざっているのが分かると思います(笑)。
アキパンマン:いや、後から家でノイズゲート掛けたから。なんかね、家で宅録していても変なノイズは入らないのに、高速道路で走りながら録ると“ピィーン”という音が入っているんですよ。
ホネヌキマン:当たり前だよ!(笑)
GEBOKU:……。
――エンジンもノイズを出しますね(笑)。もう1曲の「ほねざんまい」についても話していただけますか。
アキパンマン:アルバム・タイトル曲がこれって酷くないですか?(笑)
ホネヌキマン:曲のクレジットを見ると「大王の独り言」は捨て曲だと分かるから、「ほねざんまい」が実質的な最後の曲で、きっとナイスな曲だろうなと思うじゃないですか。なのに、これっていう(笑)。ある意味、ナイスな曲ですけどね(笑)。
――ピアノゾンビの“得体が知れない感”が出ていて最高です(笑)。「ほねざんまい」は、最初から“祭り歌”だったのでしょうか?
アキパンマン:そう。盆踊りっぽい曲を作ろうということになったんです。それで、僕の地元の友達に、「とりあえず、“ドンドンドン! カラカッカ!”という和太鼓を、ずっと叩いて」と言って。それを録って、ロジックを使ってギターとベースを入れて、歌を入れて完成させました。レコスタに入ったりせずに、ものすごくイージーに作ったという(笑)。ライブではカラオケにして、みんなで盆踊りをしようかなと思っています(笑)。
ホネヌキマン:良いね! それは最高だね(笑)。
――ただ単に、「こういう曲をやったら面白いんじゃね?」ということではなくて、ライブと直結しているというのは良いですね。ライブといえば、9月30日にZepp Tokyoで【『ほねざんまい』発売記念&結成10周年記念ワンマンライブ『スーパー骨殺しナイト』】が行なわれます。
アキパンマン:このライブは、楽しみにしていて欲しいです。フェスとかイヴェントは持ち時間が30分とかのことが多いけど、僕らのライブはいろいろ茶番があったり、小物が多かったりして、30分ではライブが出来ないんですよ。やったとしても、やりたいことがいっぱいあるのに1個か2個しか出来なくて不満が残る。でも、ピアノゾンビは熱心に通ってくれるお客さんが結構いて、30分のステージとかを見るために遠くから新幹線とか夜行バスとかを使って来てくれるんです。ワンマンは僕らがやりたいことを詰め込むので、いつも苦労してライブに来てくれる人にお返しできるというのがあって。Zepp Tokyoでは、来てくれた人みんなに満足してもらえるライブをしたいですね。と言いつつワンマンは自己満に近い感じで、自分達がやりたいことをやるだけですけど(笑)。
ホネヌキマン:今“ワンマンは自己満”って韻を踏んだね。それ、今度ラップで使わせてもらおう(笑)。ワンマンに関しては、結成して1~2年の頃のワンマンとかはめっちゃ酷かったんですよ。決めていることが何もないからグダグダだし、MCとかもすごく長くなったりして、3時間くらいやっちゃったりしていたんです。セットリストは12曲とかなのに(笑)。でも、10年やって来て、やっと普通のバンドさんみたいにまともになってきたというのがあって。前回の赤坂BLITZは結構しっかりした、良いライブが出来たんです。公約通り、GEBOKUもちゃんとダイエットしたし(笑)。
アキパンマン:前回は、ツアー・ファイナルまでにGEBOKUが30何キロ痩せるという企画をやったんですよ。で、ちゃんと落としたんだよね?
GEBOKU:……。
ホネヌキマン:そう。あの企画は良かったね。そんな風に、ここ何年かで習得したものがあってZepp Tokyoも必ず良いライブになると思うので、期待していてください。

取材・文●村上孝之
リリース情報


NEW ALBUM『ほねざんまい』

2017.9.6リリース

GEBOKU-0001 2000円+税

1.feeling

2.beautiful world

3.リンボー

4.HELL NEAR

5.社長さんの歌

6.君がいない

7.お祭り大王

8.ほねざんまい

9.大王の独り言
ライブ・イベント情報


<スーパー骨殺しナイト>
結成10周年&『ほねざんまい』発売記念ワンマンライブ

9月30日 Zepp Tokyo

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◆ピアノゾンビ オフィシャルサイト

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