『ごめん、愛してる』最終回、主演・
TOKIO長瀬智也の切ない演技に「ハマ
リ役だった」と絶賛の声!

この悲しさ~しばらく引きずるよ~…… TOKIO長瀬智也が主演を務めるドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)の最終回が9月17日に放送され、平均視聴率が本作自己最高の12.8%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。前回までは1桁台が続いたが、最終回で前週から3.0%ものアップを見せた。
 本作は、2004年に韓国で大ヒットした同名ドラマのリメイク。幼い頃に母親の日向麗子(大竹しのぶ)に捨てられ、韓国の裏社会で生きてきた岡崎律(長瀬)を中心に、麗子の愛を一身に受けて生きる麗子のもうひとりの息子サトル(坂口健太郎)、サトルに思いを寄せながらも、次第に律に惹かれていく三田凜華(吉岡里帆)たちが織りなす切ないストーリーを描く。
 ファンが予想していた通り最終回は見どころ満載で、全編に渡って涙腺を刺激する切ない展開が続いた。まず、視聴者の多くが気になっていただろう、律と麗子の関係について。あくまでもサトルに心臓を提供すると約束する律に、麗子は「何かお礼がしたい」と申し出た。「いや何も」と即答した律だったが、ふと思い直したように麗子の目を見つめ、「メシ、作ってください」と言い直す。麗子はその場で玉子粥を作り、「どうぞ」と食卓に載せる。だが、粥を一口食べた律は喜びとも悲しみとも取れない複雑な表情で手を止めた。今にも何かを言おうとしているようだが、何をどう言うべきかが胸の中でぐるぐるとめぐっているような表情で、一度深くうなだれ、ようやく「すいません」の一言を絞り出すと、外へ出て行ってしまった。
 律が日本に戻ってきた目的は母親探しであり、母に「息子だ」と名乗り出ることであった。このため、律が麗子に正体を明かす日は来るのか、その時麗子はどんな反応をするのかがこのドラマの焦点のひとつとなっていたが、律は結局名乗り出ないことを選んだ。真実を知ったことで、麗子に悲しんだり後悔したりしてほしくないとの思いからであろう。最後まで親子として対面できなかったという結末は切なくて悲しいが、麗子は律が去った後に自分でも理由のわからない涙を流し、「どうしてこんなに涙が出るの?」とつぶやいていた。言葉は交わさずとも、食卓に向き合っていた瞬間だけは親子として魂が通い合い、引き合っていたのかもしれない。

ジャニーズ研究会

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