5年振りの来日公演!ジャミロクワイ
、ライブフォト&レポート

今年、約7年振りに新作をリリースしたジャミロクワイ。

5月に開催予定だった来日公演は、フロントマンであるジェイ・ケイの腰痛によってやむなくキャンセル。そのリベンジ公演が9月15日(金)・16日(土)東京 日本武道館にて開催が決定した。以下は初日に行われたライブレポートである。
上下ジャージ姿で頭には「Automaton」のジャケット写真でも被っているインパクト大の被り物を乗せたジェイ・ケイが登場。ジェイ・ケイと言えば、「Space Cowboy」や「Virtual Insanity」のMVのような、ジャージにスニーカー、大きな帽子を被っているイメージがあった筆者は、その一貫した姿にプロ精神を感じた。
ライブは新作「Automaton」の1曲目「Shake It On」からスタート。バンドメンバーはギター、ベース、ドラムにパーカッション、鍵盤やDJ(複数人)、女性コーラス3人、と10人以上の大所帯。この音の厚み、グルーヴ感には圧巻される。初めてジャミロクワイを知った時はアーティスト名だと思っていたが、ジャミロクワイは「バンド」であるということを改めて思い知らされたようだった。さらに曲のアレンジや、曲と曲の繋ぎ方が圧倒的にうまい。バックの映像や照明の効果も相まって、ファンタスティックな空間だった。
「初めて日本に来たのは1995年、あの頃は若かったよね。今は年取っちゃったけど」という内容のMCで会場を沸かせる。もちろん、若い頃のように俊敏な動きはしていなかったが、歌声は健在だ。合間に「アリガトー!」と日本語で叫んでくれるのも嬉しかった。余談だが、よく見ると時々開いたり閉じたりしていた、ジェイ・ケイの被り物が気になったのは筆者だけではないはず。
「Automaton」や「Cloud 9」など新作からはもちろん、「Cosmic Girl」や「Canned Heat」など20年以上前の名曲の数々も披露。まるで90年代にタイムスリップしたようだった。新作を聴き込んでいなくても、十分楽しめる内容だ。
アンコールの「Virtual Insanity」は、CMソングとして起用されていたこともあり、日本人にとって馴染み深い楽曲ではないだろうか。今年はヨーロッパを中心とした夏フェスに多数出演していたジャミロクワイであるが、実は「Virtual Insanity」はセットリストから外れていたこともあったようだ。ここ日本で披露してくれたのは、彼らなりのファンサービスなのかもしれない。新旧織り交ぜたセットリストで大満足の100分間であった。
セットリスト
Shake It On
Little L
Automaton
The Kids
Dr. Buzz
Space Cowboy
Superfresh
White Knuckle Ride
Cosmic Girl
Cloud 9
Emergency on Planet Earth
Runaway
Canned Heat
Love Foolosophy
Encore
Virtual Insanity
【ジャミロクワイ来日公演】
2017年9月15日(金)・16日(土)
会場:日本武道館
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Photos:Teppei Kishida Text:AndMore!編集部

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