マーキュリー・プライズ、サンファの
デビュー・アルバムが受賞
英国の栄誉ある音楽賞の1つ、マーキュリー・プライズの2017年度の受賞作品が木曜日(9月14日)、発表された。
セールスやジャンルを問わず、この一年、UK/アイルランドのアーティストにより制作されたアルバムの中で最優秀作品に選ばれたのは、ロンドン出身のシンガー・ソングライター/プロデューサー、サンファのデビュー作『Process』だった。
今年のマーキュリー・プライズには、以下の12枚がノミネートされていた。
アルト・ジェイ『Relaxer』
ブロッサムズ『Blossoms』
ダイナソー『Together, As One』
エド・シーラン『÷』
グラス・アニマルズ『How to Be a Human Being』
J Hus『Common Sense』
ケイト・テンペスト『Let Them Eat Chaos』
Loyle Carner 『Yesterday's Gone』
サンファ『Process』
ストームジー『Gang Signs & Prayer』
The Big Moon『Love in the 4th Dimension』
The xx『I See You』
ブロッサムズ『Blossoms』
ダイナソー『Together, As One』
エド・シーラン『÷』
グラス・アニマルズ『How to Be a Human Being』
J Hus『Common Sense』
ケイト・テンペスト『Let Them Eat Chaos』
Loyle Carner 『Yesterday's Gone』
サンファ『Process』
ストームジー『Gang Signs & Prayer』
The Big Moon『Love in the 4th Dimension』
The xx『I See You』
2月にリリースされた『Process』は、全英チャートで最高位7位をマーク。セールスの面では、全英No.1を獲得したシーランの『÷』、The xxの『I See You』、ストームジーの『Gang Signs & Prayer』、ブロッサムズの『Blossoms』などには及ばず、知名度もそれほど高くはなかったが、数日前に『The Sun』紙が発表したオッズではサンファが1番人気だった。
彼のソウルフルな歌声は高い評価を得ており、これまでビヨンセ、ドレイク、カニエ・ウェストらの曲でフィーチャーされてきた。デビュー・アルバム『Process』では、そのヴォーカルだけでなく、母の死や自身の悩みを取り上げたソング・ライティングの技能も称賛されていた。
Absolute craziness...Still on cloud 9. Thank you so much to everyone for the support. Biggest love from the bottom of my heartpic.twitter.com/YaSA1F8RMk
— Sampha (@sampha) 2017年9月15日
今年は、英国レコード産業協会(BPI)の会長、音楽誌『Mojo』『Q』の編集長、ブロードキャスター、新聞の音楽記者、ラジオDJ、ラジオ局の編成局長などに加え、ジェイミー・カラム、マーカス・マムフォード(マムフォード&サンズ)、Ella Eyre、Lianne La Havas、Jessie Wareらミュージシャンが審査員を務めた。
Ako Suzuki
アーティスト