【インタビュー】FTISLAND 「オーデ
ィエンスと幸せを感じられるライヴが
“Paradise”」 何があっても5人でい
れば乗り越えられる自信と決意!

2017年は、FTISLANDの10周年アニバーサリーイヤーだ。10年前のデビュー時は、全員が高校生だったが、日本でバンドとしての経験を積み、韓国を代表するロックバンドに成長。韓国では6月に10周年記念アルバム『OVER 10 YEARS』をリリースし、ベテランとしての存在感を示した。日本では4月、彼らの人生を詰め込んだという7thアルバム『UNITED SHADOWS』をリリース。そして8月23日にリリースされたニューシングル「Paradise」を携え、9月からツアーもスタート。日本のツアーの後には、ワールドツアーが控えている。走り続けるFTISLANDが10年の友情、そして10年変わらぬ音楽への愛を語ってくれた。
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■弱気のホンギにスンヒョンからダメ出し!?「歌が難しい」と感じた新曲
――新曲「Paradise」は、ランキング(後日掲載)でも紹介してくれましたが、ミンファンさんのお気に入りなんですよね。
ミンファン そうです。たぶんメンバーの中で僕が一番聴いていると思う。毎日、シャワーを浴びながら(笑)。僕は、歌いたくなる曲が好きなんだけど、「Paradise」はメロディがすごく好きなんですよ。聴くと歌いたくなる曲だと思います。
――そんな歌いたくなる曲を作ったのはホンギさんですが、どんなことを想って作ったのですか。
ホンギ 最初に「Paradise」ってテーマを思いついて、そこからイメージしたのは、海です。<君がいればここはパラダイス>って歌っているけど、個人的に誰かを思い浮かべて書いたわけじゃなくて、聴いている人の“君”を思い浮かべてほしいと思ったんです。自由に聴いてほしい曲。僕の曲っていうより、聴いている人の曲って感覚です。
―― MUSIC VIDEOの撮影の日、ジェジンさんが大変だったそうですね。
ジェジン そうなんです。僕、右目を傷めちゃって。新しい髪型にしたし、ちゃんと顔を見せたかったのに、MVもジャケット写真も前髪で右目を隠しているんですよ。もっとカッコよくやりたかったのに!ファンのみなさんにも、申し訳ないです……。
――FTISLANDの“Paradise”といえば?
ホンギ 俺らのパラダイスといえば、やっぱりライヴだよね!オーディエンスとひとつになったときに、すごく幸せを感じます。俺、ライヴは全部覚えているんだよ、詳細に。スンちゃんが一番印象に残っているライヴは?
スンヒョン 一番最初の東京・日本武道館かな。『FTISLAND Tour 2011 Summer “Messenger”』のツアーファイナル。これは、FTISLAND史に残る、永遠の思い出だよね。
ジョンフン うん、やっぱりライヴだよね。俺は、フロアにいるみんなの歯が見えると嬉しくなる。笑顔のときって、歯が見えているじゃん!僕はイヤモニターを片方しかしていないんですよ。フロアにいるみんなの声が聞こえるように。みんなの歓声を聞くと気分もアガるし、演奏にも力が入ります。
ミンファン 特に、アンコールのときが幸せ。終わる時間って寂しい気持ちもするけど、また会える約束みたいな感じもする。そういう時間っていいよね。
ジェジン 僕、最後にステージからハケる前に、「みんな、ありがとー!」って叫ぶんだけど、あれ、鳥肌が立つんですよ。一瞬会場中が「シーン」ってなるのが気持ち良くて、生きている感じがする!
――2曲目の「Stay what you are」って新曲だけど、聴き覚えが……(笑)。
ホンギ (ニヤリ)「Stay what you are」のテーマは、「Orange Days 2」だから(笑)。「Orange Days」と同じ作家さんの曲なんだけど、「2」を狙って作りました。イントロ、聴いたことある感じだよね(笑)。これ、歌がめちゃ難しいんだよー。俺、ライヴで歌えないかも。
スンヒョン 聴くだけ?ダメだよ、頑張って、ホンギさん!
■ホンギの恋愛論に、メンバー4人が「えっ!」と驚いたその訳とは?
――そして3曲目には、ミンファンさん作詞・作曲の「What about me?」が収録されていますけど、最近、ミンファン曲の採用率、高いですね!
ミンファン 前はホンギさんやジョンフンさんが曲を作ってくれるから、“僕は作らなくてもいいかな”って思っていたんです。でも、ここ数年は僕も曲を作りたくなって。FTISLANDの曲で認められて、他のアーティストにも曲を書いてみたいし、ドラマの挿入歌とか、バンド以外の曲も作れたらいいなって欲が出てきたというか。僕が個人的に作っている曲って、バンドの曲じゃない方が、多いかも。ジャンルでいうと、バラードが多めです。
――「What about me?」はいつ頃作ったんですか。
ミンファン 韓国で6月に10周年記念アルバム『OVER 10 YEARS』をリリースしたんですけど、そのアルバム用に作っていた曲なんです。日本の方が向いていると思ったので、日本でリリースすることにしました。
――ホンギさんとジェジンさんのツインボーカルが聴きどころですね。
ミンファン この曲は、ホンギさんのボーカル力をアピールするために作った曲なんです。スケジュールの都合で、自分でボーカルディレクションができなかったから、今度は自分でディレクションしたいな。僕が作るときに思っていたことを伝えたかった。でも、スマホのメッセンジャーで、「ここはこうして!」って指示は出していました(笑)。パート割りは、ホンギさんとジェジンに任せたんだけど、ふたりで相談して決めたみたい。
ジェジン この曲、ハーモニーがすごく複雑なんですよ。それにホンギさん基準だから、僕のパートも高くて!でも、ミンファンが頑張って作った曲だから「ヤダ」とか「できない」とか言えなくて……、僕も頑張ってしまいました(笑)。
――キーが高いけど、ホンギさんに文句言われなかったですか?
ミンファン 大丈夫だった!多分、2曲目の「Stay what you are」がすごく大変だったから、そっちに大変な気持ちが向いていたんだと思う(笑)。
――ソングライターとしてのミンファンさん、成長していますね!
ミンファン これからも確実に、僕の曲が聴けるはず!頑張りますよ、僕。実際、最近頑張っているから!
――おー、心強いですね。歌詞は、「友だち以上恋人未満の女の子に告白するぞ!」って内容ですよね。
ミンファン そうです。普通の恋愛の曲はいっぱいやっているから、いつもと違う感じにしたくて。恋愛に踏み出す前のちょっと怖い気持ちってあるじゃないですか。言ってダメだったら友だちにも戻れなくなっちゃうし、どうしようっていう。そんな気持ちを思い出して書きました。あ、実体験じゃないですよ(笑)。でも初恋のときって、こんな気持ちだな~なんて、思い出しながら書きました。
――こういうタイプのメンバー、いますか?
ミンファン いないんじゃない?
ホンギ 俺!
一同 えっ?
ホンギ 最近、めっちゃ純粋なんだよ、俺。
ジョンフン うそ!
――ホンギさんは、結構ヘタレだから(笑)。
ホンギ そう、もともとは純粋なんだよ(笑)。恋愛に対する考え方が、真面目になったし、慎重になった気がします。
一同 爆笑。
――デビュー10周年を迎えても、FTISLANDのみなさんは仲が良いですよね。
ホンギ そうなの?俺らいつもこうだから、わかんないな。俺らの仲良しのONE OK ROCKも、メンバーみんな仲良いし。
――仲良しの秘訣って何なんでしょう。
ホンギ 「ひとりだけが目立たない」ってことじゃない?僕がメインボーカルだからって、自分がやりたいことばっかりやったら、絶対に上手くいかなくなると思う。バンドってメンバーがいるからできるものだし、バランスが大事。FTISLANDにはFTISLANDにしかできないことがあるから、自分のやりたいことはソロでやればいいと思う。音楽をやるときは音楽に集中する。FTISLANDをやるときには、バンドを中心に考える。これは僕だけじゃなくて、メンバー全員が同じ想いでやっていることです。
――そういうポジティブな考えに変わるきっかけってありましたか?
ジェジン 考えたことなかった。変わっていないと思う。
ホンギ 結局、何があっても5人が一緒にいれば上手くやれるって自信があるから。だから、何があっても大丈夫だと思っている。俺らには、希望があるだけ。FTISLANDは10周年だけど、まだまだ一緒に音楽やるよ!だから、みんなもついて来てください!
文/坂本ゆかり

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