バンコク・シティカルチャーの今。日
本とタイの関係は130周年

「世界一の屋台街」タイの首都、バンコ
クに行ってきました。

バンコクから屋台が消える……なんだか衝撃的な話も聞こえる中、ミーティアは気楽な感じでタイ、バンコクに行ってきました。コップンカー!(タイ語で「こんにちは」)
*本記事はタイ国際航空、タイ国政府観光庁にお招きいただいた取材記事です。

Photography_MITFO
Text_SHINNOSUKE NOMURA

カオサン通りに行ってきた

バンコクの中心部は「スクンビット通り」や、「ナナ」という駅周辺を指します。日本でいうと、六本木や新宿のようなイメージ。我々取材班がはじめに訪れた「カオサン」は、高円寺とか三軒茶屋とか、気楽に遊べる街な印象(主観が多分に入っております)。
カオサン通りは「バックパッカーの聖地」と云われる場所。昼と夜で違う顔を見せてくれる面白いバランスでできていて、僕にとっては10年ぶりに訪れる街です。

バンコクは常夏。日本には四季がありますが、タイには「雨季」と「乾季」があります。取材時(6月)は雨季でした。雨季のアジアはじめじめしていて、スコール(豪雨)があって過ごしにくいんじゃないか……と敬遠しがちですが、タイのスコールはあまり長い時間降らないし、一日の中の決まった時間に降りやすいそうです。降りやすい時間は夕方に1〜2時間ほど。だから外出スケジュールをうまく組んでしまえばマイペンライ(問題ない)。ただ、雨の時間はタクシーやバスが渋滞しますので、ご注意を。まあ雨が降っちゃったら旅情ってことで楽しみましょうねー。

昼のカオサン通り

昼のカオサン、これは僕が撮りました

昼のカオサン通りはバックパッカーや旅行者であふれていて、その旅行者をターゲットに商売をする人々で賑わいます。スライスしたパイナップル、ベジタブル・ヌードル、冷たいシンハー、カラフルなタイパンツ、ゴリラズのTシャツ、ビームが出るペンガジェット……雑多で濃厚なマーケットが軒を連ねます。面白い商品が安価に手に入るということで、世界中の人が買い物をしたりお酒を飲んだりしています。通りを見渡せばタクシーとトゥクトゥクが乗客を完璧に揺らしていたり、マッサージの女性が客を手招いている。これぞタイ!な光景がとてもよろしいのです。

多くの店舗は建物のへりに屋根付きの露店を出している形です。さて、こういうマーケットでは値切りをすることで適正な価格で買い物ができると云われています。

露天商との金額交渉

まず提示された金額の半額を提案。交渉の結果、提示された金額の三分の二くらいの価格に落とし込むのが良い感じです。たとえば露天商に「300バーツだよ」と言われたら「150バーツがいい!」と伝え、交渉して200バーツで買う、というイメージですね。最初にキツめの提案をしてから着地点を見つけていく。心理学では「ドア・イン・ザ・フェイス」とか云われるテクニックです。言葉は喋れなくても大丈夫。電卓で数字を見せ合いながら楽しい感じで交渉は進んでいきます。あまりに強気な交渉を続けていると、ときどき彼らも厳しい顔をします。あと、もう一つのテクニックは、最初に提示された電卓の数字を見てすぐに「アー、それなら買わない」という感じで背中を見せてゆっくり離れていくテクニックです。十中八九、後ろから呼び止められます。楽しいですね。

夜のカオサン通り

夜のカオサン通りは「ストリート」で音楽がかかり、そこらじゅうの道がクラブのようになって、路上で踊ったり体を揺らしたり酒を飲んだりします。南国で聴くダンスミュージックは最高です。お酒は一杯50-100バーツ=150-300円程度で、バンコク都心部と比べれば安いです。タイの名物ビール「シンハー」は日本のコク重視のビールと比べると薄いんですが、暑い国で飲むビールは「薄い」のがジャスティスです。シンハー以外ですと「チャン」がメジャーなビールという感じでした。

お店の音楽が路上までドカドカと響いてみんなが楽しみだすという感じなのですが、お店同士でかかっている音楽のカブりがないように、ジャンル分けがわりとしっかりとされている印象でした。このバーはEDMが流れていて、隣のバーではテクノが、横はヒップホップ、向かいはロックってな具合に仲良くやっている感じです。多様なニーズに応えています(笑)。
こんなムードの中で音楽を聴くと、いつもとは感じ方がぜんぜん変わるんです。気候・風景・匂いなどの情報によって僕たち人間は大きな影響を受けるんだなあ、と実感。世界中で色々な文化が多様に発展する背景というのは、街や風土の違いから起こるもの。シティカルチャーとは、さもありなん。と改めて感じたのでありました。

日本人は?どんな人がいるの?

カオサンにおける人種の比率は欧米人が70%、タイ人が20%、アジア人が10%くらいです。僕でも見分けがつきそうなアジア人の比率はどんな感じかというと、中国人と韓国人が多くて、日本人は殆ど見かけませんでした。電車のアクセスがない場所なのでタクシーとかバスで行くっていうのがちょっとハードル高いのでしょうか? まぁそんな感じで日本人は少なかったので、みんな行きましょう。

街中で音楽が爆音で鳴り、行商が路上で声をかけ、町ゆく人々がビール飲んで笑っている。街に渦巻く、軽くて熱い力がすごいです。今の日本でこんなにエネルギッシュな場所はないんじゃないかな。こんなステキな国で、これからいろんな商品やサービスが生まれるのかもしれないなーと楽しみになりました。
日本とタイの友好を示すフラッグ。

タイ国際航空のお招き・飛行機・ホテル

さて、文頭にも書いた通り、今回はタイ国際航空とタイ国政府観光庁にお招きいただいての取材です。
移動の飛行機はタイ国際航空。機体は世界最大の旅客機と言われる総2階建てA380型機だったのでテンションも上がりました。機内食はチキンorポークのチョイス。僕はポークを選び、カツ丼を。飛行機でカツ丼を食べるって、中々オツな体験でした。飛行時間は片道6時間半くらい。快適なフライトでした。
2階建ての大きな機体です。

ホテルはランドマークホテルバンコクに宿泊させていただきました。老舗のホテルに泊まるなんて初めての経験でしたが、いやあ……高級ホテルは良いですね! 部屋、アメニティ、部屋の雰囲気、スパ、プール、すべてが完璧でした。ラグジュアリー気分を充分に満喫することができました。
ホテル内にマッサージもありまして、ここは天国か! ヘヴン状態! ヘヴン状態だったよ!
場所は都心部のナナ駅の近く。高級ホテルに次泊まるなんていつになるかわかりません。ヘヴン状態を満喫できる良いホテルなので、おすすめです。

お次は世界遺産『アユタヤ』です。

アユタヤ

お招きいただいた上にツアーまで組んでいただいて、バスで「アユタヤ」に行ってまいりました。
ツアーガイドのチャーリーさん

バンコクの北約80kmに位置するアユタヤは、かつてタイ内陸の交易の中心として繁栄したアユタヤ王朝の都。チャオプラヤー川を活かした水運交易で発展し、日本人町もあり、日本にも深いつながりがありましたが、その後ビルマとの交戦で衰退しました。現在は、当時の遺跡が歴史公園として保存され、世界遺産にも登録されています。建物がすごくデカイです。人類は偉大だなー偉大だー。

ところで、アユタヤは犬が多いです。かわいい犬が何しろ多い。
ここでミーティアでは、最後にアユタヤ犬の写真集です。ご査収ください。

アユタヤ、犬の写真集

アユタヤ犬1、賢そう
アユタヤ犬2、無防備な人形のようだ
アユタヤ犬3、目つきが”深い”
アユタヤ犬4,砂をベッドにする賢い犬
アユタヤ犬5,テッパンなかわいさ
アユタヤ犬6,見返り美犬。
アユタヤ犬7,上目遣い犬、あざとい
おまけ犬,かわいい

タイは最高!

さて、10年ぶりに訪れたタイですが、兎にも角にも最高です。アジアは元気だな、日本にいる場合じゃないかも!?と思った次第。バンコクは道を歩いているだけでも本当に面白いし、エネルギーがスゴイ。
ぜひ皆様もこれを機にバンコクへゴーゴー!

バンコク・シティカルチャーの今。日本とタイの関係は130周年はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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