全レッスン公開型新人アイドル「フラ
ップガールズスクール」ってなんだ?

今回の研究対象は、黒澤直也氏が全面プロデュースする全レッスン公開型アイドルユニット「フラップガールズスクール」。公開レッスンやライブのもようから、インタビューまで全力レポートします。

お世話になっております。鈴木妄想の研究時間でございます。今回の研究対象は、フラップガールズスクール [http://ameblo.jp/rdaudition/]。
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初めて名前を聞いた、という方も多いかもしれませんね。このグループ、ウレぴあ総研でも何度となく取り上げている「とちおとめ25」の音楽プロデュースや、映画「地球防衛ガールズP9」の音楽担当などで知られる黒澤直也さんが全面プロデュースするアイドルグループです。
オーディションを始めとして、黒澤さんの考えるアイドル像を結実させる!という意気込みのグループで、同時に面白いのが、全レッスンを完全公開しているんです。そう、グループとしてのレッスンが、誰でも見ることが出来るんです。なんか面白い試みだなーと思っちゃったわけです。
そして、とちおとめ25にあれだけの力を与えた黒澤さんが手がけるアイドルとはどんなグループなのか…気になったらもう研究するしかナイッ!というわけで、フラップガールズスクールの公開レッスンとライブをレポしてみたいと思います!
まずお邪魔したのが西新宿にある新宿村スタジオ。こちらのスタジオでの練習を公開しているわけですが、周囲は普通に練習しにきているダンサーさんの団体がいたりして、いつもイベントなどでお邪魔するライブハウスとはちょっと違う雰囲気。
そんな中、とあるスタジオに入ると…いました!フラップガールズスクール!実はこの練習の翌日が、初めてライブハウス会場に出演する日、ということで、入場+自己紹介のSEから、黒澤Pによる「地球防衛ガールズP9」のエンディングテーマ「SUNRISE」のカバーまでじっくり丹念に練習してました。
写真は掲載できませんが、指導される先生がもうものすごく美人!そしてものすごく的確!「今は出来ても、本番だと全然違うからね!本番のテンションに体が振り回されないように!」とかおっしゃってて、ああ、ステージに立つ人だからこそ言える事ってたくさんあるんだなぁ…とか感じ入ってました。
ガチンコの練習風景!真剣な表情です
パフォーマンスは笑顔なんですが、その合間に見せるのは、かなり真剣な表情。や、ほんと、ガチンコで練習してるんですよ!ターンやフォーメーション移動、腕の角度などなどの細かい動きまで、先生が熱血指導、そしてそれに懸命にひとつひとつ「はいっ!」って言いながら答えていくメンバー達、という姿。練習風景って、なんていうかイイですよね…。
この日の練習は、比較的ダンスなどが安定しているフロント組と、まだかなり練習が必要なバック組とに分かれて行われてまして、フロント組でまず気になったのは、大きな瞳でヘアをアップにしたれいにゃんこと青山玲奈ちゃん(18歳)と、ともかく爆発的なダンスを見せてくれる、前髪ぱっつんのまゆたんこと近藤真由ちゃん(15歳)。
バック組で目を引いたのは、ともかくすっごい美人で大人っぽい表情を見せるあゆみさまこと小野亜由美ちゃん(20歳)、そして、ふにゃ~とした表情で一生懸命ついていこうとしている、としみんこと飯田敏美ちゃん(16歳)でした。
10人以上いるグループなんでなかなか覚えづらいんですが、こうやって練習風景から見ていくと、徐々に顔と名前が一致できるかも…。ゼッケンに名前が書いてあるのはナイスアイディア!
 
翌日には初のライブハウス出演!
さて、翌日には吉祥寺SEATAのオムニバスライブに出演。先ほども書きましたが、ライブハウスに出演するのは初めてだった彼女達。合計2ステージ登場したのですが、最初のステージのSEの時には完全にワタワタになってしまって、あららー大丈夫か!とかフロア最後方からハラハラして見ておりました。いや、前日に練習を見ただけあって、何を表現しようとしているのがわかっているので、なんだか肩入れしたくなっちゃうんですよね。
SEはうまくいかなかったものの、「SUNRISE」は思いっきりのいいパフォーマンス!現在指導されている先生は違うそうですが、とちおとめ25が毎回見せてくれる全力ダンスに一脈通ずるものを感じます。そして、第2ステージでは第1ステージで感じた違和感やミスをかなり修正!10人以上でハイスピードで歌い踊る姿は圧巻で、結成3ヶ月らしからぬ迫力と、結成3ヶ月だからこその疾走感に満ちたステージになりました。
目立ったのはかにゃんこと遠藤香南ちゃん(18歳)!長身美少女で、ステージ映えしてました。こういう存在がグループにいるのって大きいと思います!
 
メンバーの皆さんにコメントをいただきました!
この第1ステージと第2ステージの合間に、メンバーの皆さんにコメントをいただきました!時間がない中だったので、全員からお話をうかがえずスミマセン…。初めてライブハウスに立った感想、そして今後への展望を伺ってみました!まずは「結構やれた!」という意見からどうぞ。
青山玲奈 れいにゃん
「私はお客さんを見ていたんですけど、フリを真似してくださっているお客さんがいたんです!公開レッスンに来てくださってる方はそこで覚えてくださったし、はじめましてですよね?っていうお客さんも真似してくださって…すごく嬉しかったです。」
高村彩夏 あや坊
「今回は、アイドル横丁夏祭りの次のイベントで、フォーメーションも少し変わってて…出る前とかすごく緊張してました。登場SEではゴタゴタしてしまったけど、でも「SUNRISE」ではみんなで楽しめて、一体感を出せたかな、ライブの雰囲気としてはよかったと思います」
佐藤柚香 ゆずぽん
「アイドル横丁夏祭りは、野外ステージに出演させていただいたんです。今回はライブハウスで、ライトが当たるのと当たらないのと、結構違うなーって。野外だと、暑いし、広さに戸惑ってしまって…もちろん野外でも全力ですけど。でも、ライトを浴びるとよっしゃいくぜ!ってなります!今日初めてライブハウスに出演させていただいて、 気持ち良かったです!もっと極めていきたいです!」
そして、反省の弁も聞かれました。いや、こうやって素直にまじめに反省するのがいいところなんだと思います!なんだか本当に夢をまっすぐに追いかけてゆく青春感があるじゃないですか!!
小野亜由美 あゆみさま
「私は今回、間違えちゃって、真ん中なのにめっちゃ間違えちゃって…一回出て位置もわかったから、次のステージはがんばりたいです。一回目はパニック状態でした。大変なことになってたんですけど、二回目は、会場のお客さん全員にファンになっていただけるようにがんばります!」
飯田 敏美 としみん
「登場SEで最初踊ったとき、全員のお客さんをひきつけられなくて…それがもったいなかった…。「SUNRISE」まで見ていただけなかったお客さんもいたのが悔しかったです。私、毎回、ライブのとき、死にそうになるんですけど…あ、でも死なないですよ!(一同笑)。私達、毎回、そのくらいの勢いで全力でやらないといけないんです。そこにいる人全員をひきつけられるグループになりたいです!」
高野千絵 ちゃんちえ
「これまでが恵まれすぎてたなーって思いました。初舞台のオープニングセレモニーには知ってる人がたくさん来てくれたし、アイドル横丁夏祭りはありえないくらい大きなステージだったし。今日は、これからもっともっとがんばらなきゃって思いました。」
そして最後に、スーパーよく出来た子、まゆたんから未来を見据えたお言葉をどうぞ。これでまだ15歳ですからね…。末恐ろしいデス!本当に今後の成長が楽しみな子達…。
近藤真由 まゆたん
「今日で結成してちょうど3ヶ月なんです。3ヶ月なのにいろんなステージに立たせていただいて…すごいなぁって。今日と明日もイベントがあって、その後も横浜ブリッツや埼玉スーパーアリーナとか夏のいろんなイベントに出演させていただくことが決まってるし。今日もフルメンバーじゃないから、フォーメーションがいつも違うところもあるけど、いろんな状況が変わっても、 一丸となっていけたらな、と思います。 たくさんの方に見ていただいて、たくさんの方にファンになってもらいたいです。」
ステージ後も公開練習! 反省会の様子も
そして、2ステージ終えた後に、さらに公開練習もありまして、いやいやハード!この公開練習は無料入場可能で、ライブ直後ということもあってたくさんお客さんが足を運んでいらっしゃいました。そんな状況下でも、フラップガールズスクールはガチ練習を貫く!
まずは体をリラックスさせてストレッチから始まるっていうところがガチすぎます。もちろん、今日のステージの反省会も全部公開!先生が舞台袖での様子から小道具の扱い、さらには貴重品の扱いまで事細かに指導を入れます。「フラッグを粗末に扱ったらダメ!大事に扱ったら道具は応えてくれるんだよ!」なんて言葉、ほんともう正しく教育的、聞いているこちらが正座したくなるくらい…。
そしてねぇ、聞いているメンバー達も真剣そのもの!じっと先生を見つめるゆずぽんこと佐藤柚香ちゃん(16歳)、ちゃんちえこと高野千絵ちゃん(17歳)、
ちーちゃんこと鈴木千尋ちゃん(22歳)。さらに一生懸命メモを取るまいまいこと佐藤麻衣ちゃん(13歳なのにモデルみたいなスタイル!)。もちろん、全員メモを取り巻くってましたが。
反省会の間じゅう、じっくり聞き入っていたお客さんにも拍手を送りたいデス。ほんと1時間くらい?もっと?長丁場だったにも関わらず、じっくり見守ろうっていう意識が感じられました。
最後はバック組をメインにSEの練習
そして最後にバック組をメインにSEの練習。ともかく細かい点を調整しながら、何度も何度も、本当に何度も練習していきます。2ステージこなして、暑い中移動して、メンバーもかなり疲れていたと思いますが、先生の熱血指導に見事に食らいついておりました。
前へ出る感じではないけど着実に指導を聞いていたいっちーこと市川未来ちゃん(20歳)や、最年少12歳でよくぞここまで!というくらいにエネルギーを出していたあや坊こと高村彩夏ちゃん。みんな、本当によくがんばっていたよ…おいちゃんはウレシイヨ…(思わず親戚のおじさんモードに入る)。
最後には細かく指導を受けていたとしみんが涙してしまう場面もあったりして、そこで時間が来てしまうのもガチ練習ならでは。レッスン中に、黒澤プロデューサーから「これは公開レッスンだから、レッスン中はお客さんとコミュニケーションは取れない。けど、見に来てくださってる方に、しっかり伝わるくらいの声を出そうよ」という声かけがあったんですが、なんというかなー、何も言わないで見守っている人がいる、というのが、メンバーへの良い意味でのプレッシャーになっている部分もあって、うーん、いや、本当に興味深かったデス。
レッスン後には物販タイムがあって、お客さんはここぞとばかりにメンバーと握手しながら談笑してました。そりゃあいろいろ語りたくなっちゃいますよね、わかります…。なんていうか、レッスンを公開するのって、賛否両論あると思うんですよね。舞台の上だけが見世物であって、裏側を見せる必要はない!という意見は絶対にあると思います。
でも、同時に、例えば大相撲で稽古見学を公開したりしてるじゃないですか。本当に熱心なファンが、そこで力士の日ごろの鍛錬を感じて、さらに本場所への期待を高める、みたいな。いや、いきなり相撲の話でなんのこっちゃ!って感じかもしれませんが、自分が感じたのはアレに近いなぁっていう感覚なんですよね。意図したエンターテイメントはないけれど、アスリート的な懸命さが伝わることで、見るものの心を動かす、みたいな…。公開練習とか練習試合とかとも近いのかなぁ…。
例えば、公開レッスンしていることが舞台のパフォーマンスに悪影響を及ぼしてしまうと本末転倒になってしまうでしょう。ですが、これだけしっかりとレッスンしているのを見ることが出来るのは、本当に面白いデス。ダンスの先生は「一人のパフォーマーとして、一人でやっていけるくらいに成長してほしい」と語っておられました。
プロデューサーの黒澤さんは、「このグループで、自分の理想を追求したいんです」とおっしゃっていました。育っていく彼女達が、どんな成長を見せてくれるのか!出来れば、フラップガールズスクールの今後、鈴木もお伝えしていければと思っています!本日の研究は以上!みんな、がんばれーっ!!
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・新木場にアイドル集合!アイドル横丁夏祭りレポ!<後編> [http://ure.pia.co.jp/articles/-/7390]
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