【イベントレポ】M!LKのファンミは新
曲あり、サプライズありな一夜限りの
夏祭り!「日本中に僕らの牛乳を配達
したい!」

5人組グループM!LKが、14日に東京・中野サンプラザにて、オフィシャルファンクラブ発足記念ファンミーティング『第2回 牛乳スーパー会議 in 中野ファンプラザ』を開催。2300人を前に、夏に相応しいお祭りモード全開、あの手この手で楽しませてくれたおまけに、サプライズ発表まで飛び出した。
「牛神様の夏祭りに、メンバーが繰り出しているようです。みんなで覗いてみましょう」というアナウンスから幕が開くと、目に飛び込んできたのは扁額に“牛神”と書かれた鳥居、狛犬ならぬ一対の狛牛、M!LKグッズやらメンバーの飲み水、PA卓までうまいこと置かれた屋台の数々。そこに、それぞれのメンバーカラーの半被を着た5人が勢いよく登場すれば、大歓声が上がる。
登場時にいきなり転んでしまった塩﨑太智は、「転んで怪我をしないように」。板垣瑞生は、「切実に、動いたあとにお腹が痛くならないように」。山﨑悠稀は、「受験に合格したい」。吉田仁人は、「無病息災」。佐野勇斗は、「おまえらみ!るきーず(M!LKファンの総称)と、5年後も10年後もライヴができますように」。それぞれが牛神様に願いをかけて、まずは太智が櫓へ登り、バチを手にたくましく和太鼓を叩いて、「夏味ランデブー」へ。悠稀が歌で牽引する一方、太智と仁人が腕で作ったハートマークから勇斗が顔を出したり、勇斗と瑞生が肩を組んだり。続く「サマーガンバ!!」ではメンバーに合わせてみ!るきーずもタオルをぐるんぐるん回して、5人が1階客席に降りて通路で歌えば、早くもものすごい熱気だ。
バンド内コラボやソロで魅せた中盤は、瑞生、勇斗、悠稀が曲フリをして、仁人と太智が色違いのスタジャンを着て歌った「ステージ」からスタート。ダンスの得意なふたりの技を活かし、側転倒立回転からのダンスパートでも沸かせてくれる。新曲「君とダンスナイト」をソロで歌ったのは、悠稀。エキセントリックなダンスポップできれいなファルセットも響かせて、のちのMCでは太智に「悠稀だから歌える曲」と言わしめたほど。昨年のファンミーティング以来、1年ぶりに「飛行機雲」を歌った勇斗と瑞生は、1階客席の通路両サイドからそれぞれセンターステージへと向かい、昨年よりも大人っぽくなった表情と歌声で、穏やかに沁みる歌を聴かせてくれた。
ダイナミックなダンスをソロで盛り上げたのは、太智。時に豪胆に、時に繊細に、冒頭のバク転も見事にきめた彼はさすがだ。新曲「夢がまだ」をソロで歌った仁人は、ラメジャケットをまとい、歌もダンスも情熱的。最後の振り返りの笑顔まで、堂々と見せきった。櫓の上に現われた悠稀と瑞生が歌ったのは、「my world」。甘い悠稀の歌声と澄んだ瑞生の歌声に優しく包まれて、なんて幸せなひととき。
メンバー全員が浴衣に着替えてのコントでは、一発ギャグやらベタなズッコケ、さらにはシチュエーションに沿って甘い言葉をささやく場面も。笑ったりキュンキュンしたり、み!るきーずも大忙しだ。
太智がBIGBANGの「BANG BANG BANG」を、勇斗がゴールデンボンバーの「女々しくて」を歌い、ほかのメンバーは盛り上げ役に徹するという、いつもとはまた違った楽しさに巻き込んだカラオケ大会のあとは、初挑戦企画のM!LK大抽選会へ。悠稀はパンをモチーフにしたグッズ、瑞生は部屋の飾りの自作キット、太智はかわいい文房具、仁人は低音が効いたM!LKの音楽を良い音で聴ける高性能イヤホン、勇斗はロクシタンのハンドクリームと、メンバーそれぞれが日頃の感謝の気持ちを込めて選んだ品々を、抽選で選ばれたみ!るきーずにプレゼント。なんてファン想い!
その上で、瑞生の「コーヒーが?」というフリに、み!るきーずが「飲めません!!」と全力で応えたのは「コーヒーが飲めません」。コール&レスポンスが、どんどん熱を帯びていく。「新学期アラカルト」では、大きなメンバーコールが上がる中、瑞生が太智の肩にタッチしたり、仁人と悠稀が向き合ったり、勇斗が仁人の肩に手を回したり。
「続いてはなんと新曲!」という一声が導いたのは、夢の詰まったキャッチーなダンスポップ「宇宙ジャンボリー」。悠稀と仁人が手の平を合わせて回ったり、コミカルな振り付けもあったりしつつ、途中でガラっと雰囲気が変わって5人がキレッキレに踊ったり。ひと筋縄ではいかないこの曲、音源化が待ち遠しいところだ。
仁人のグッズ紹介から次の曲へいこうとすると……突然ステージ後方のスクリーンに「緊急告知」「M!LK史上最大牧場!」の文字が。12月1日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて『M!LK 3rd anniversary「白黒牛乳ワールド in パシフィコ横浜」』が開催されることがサプライズ発表されると、驚くメンバー、大歓喜のみ!るきーず。
そして、喜びの余韻に浸りつつ「テルネロファイター」へ。5人の歌もパフォーマンスも、み!るきーずのコールも、いつにも増して力強かったように思う。
「(パシフィコ横浜でのライヴをやるのに)僕らにはまだまだ足りないものがたくさんあるけど、あと5ヶ月、練習を重ねて、必ず成功させたいと思います!」と、頼もしく宣言した仁人。勇斗が言うように、「日本中にもっともっと僕らの牛乳を配達したい!」と勇み立つ彼らの勢いは、誰にも止められない。
写真/笹森健一、文/杉江優花

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