「メイドインアビス」原作大ファンの
井澤詩織はナナチ一筋「何がなんでも
役をつかみたかった」

(c)2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会 つくしあきひと氏の漫画を原作としたテレビアニメ「メイドインアビス」の先行上映会が6月18日、東京・角川シネマ新宿で開催され、トークパートにリコ役の富田美憂、レグ役の伊瀬茉莉也、ナナチ役の井澤詩織が出演した。
 原作漫画は、竹書房の漫画配信サイト「WEBコミックガンマ」で連載中のファンタジー作品。隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された大穴「アビス」には、奇怪な生物が生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。母親のような探窟家になることを夢見る探窟家見習いの少女リコは、ある日、少年の姿をした記憶喪失のロボット、レグを拾う。
 先行上映された第1話について、伊瀬が「音楽が付くことで壮大な世界観が原作のイメージどおりになりました」と語ると、原作の大ファンだという井澤も「そのまま作品が動いている感じですね!」と絶賛。富田は料理好きのリコが探窟中に作ったり食べたりする“リコ飯”や、ベルチェロ孤児院のキャラクターたちとの絡みが癒やしになっていると見どころをあげた。
 オーディションの話題では、富田が「レグ役も受けましたが、やるならリコだなと思い、子どもっぽさを出したり、自分の中で年齢を上げてみたり、いろいろ研究して挑みました」と話す一方、伊瀬は「私は最初からレグ一択で、もともと彼のような純朴な少年を演じて、いっしょに成長していけたらなと思っていました」と振り返った。同じく当初からナナチ一筋だったという井澤は「原作が好きすぎて、何がなんでも役をつかみたくて、いろいろパターンを試しました」と語り、「世間に『メイドインアビス』旋風が吹くのが楽しみです!」と意気込んだ。富田と伊瀬はナナチ役が井澤に決定したことを知った際には、地声からその雰囲気が出ていると納得だったという。
 また、キャラクターたちが歌う主題歌については、富田が「どちらの収録も私が最初で、伊瀬さんと井澤さんが続いてくるので責任重大でした。オープニング主題歌『Deep in Abyss』はリコのかわいらしさだけではなく、芯の強さを出せたらいいなと考えて収録に挑みました」、伊瀬は「最初はレグが歌うイメージがなかったので、どう歌うのか試行錯誤しました。低すぎると別キャラクター、高いと女の子になってしまうので、中性的になるように意識しています」とコメント。なお、エンディング主題歌「旅の左手、最果ての右手」について、伊瀬はキャラクターたちが仲良く手をつなぎ行進しているイメージで、CD収録バージョンに参加した井澤は覚えやすいメロディだと楽曲について語っている。
 なお、インターネットラジオステーション<音泉>で、7月3日から隔週月曜日に、富田と井澤がパーソナリティを務める「ラジオインアビス~リコとナナチの探窟ラジオ~」が配信されることも決定した。初回配信では伊瀬も出演し、さまざまなコーナーを展開する。
 そのほか、7月3日から9日まで、東京・JR新宿駅構内の北通路に、同作の大型ポスターが掲出されることもわかった。ポスターに付けられたリコ、レグ、ナナチのマグネットは、はがして持ち帰ることができる。
 「メイドインアビス」は、AT-X、TOKYO MXほかで7月7日から放送予定。Amazonプライム・ビデオでも同日から見放題独占配信。

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