須賀健太は乱闘シーンにたじろぎ、伊
藤沙莉は涙をこらえて撮影を振り返る
 映画『獣道』メイキング映像

7月15日公開の映画『獣道』から、メイキング映像の一部が公開された。
『獣道』は、宗教団体やネグレクト、少年犯罪、性産業などに翻弄される地方都市の若者の“黒い青春”を、 実話をベースに描いたブラックコメディ。伊藤沙莉が、親の愛を知らずに育ち、自分の居場所を求めて宗教施設や風俗の世界へ身を転じていく少女・愛衣を演じ、須賀健太が愛衣に恋する少年・亮太を演じる。メガホンをとるのは、『ダブルミンツ』などで知られる内田英治監督。
公開されたメイキング映像では、迫力の乱闘シーンの裏側や、キャストたちのオフ時の姿などを公開。須賀は地方都市に住む半グレの不良少年・亮太を演じ、 ヤンキーたちの派閥争いの乱闘シーンに挑んだが、監督のカットの声がかかると思わず「めっちゃ怖いよ!絶対勝てないよ!」と本音をポロリ。一方で、吉村界人とアントニーが卓球に興じるほんわかした雰囲気の映像も収められている。内田監督は、二人の卓球シーンについて、 「このシーンは役者たちに演技をしてもらうのをやめてもらいました。なのでこのシーンでの彼らはほぼ 素の状態で楽しんでいるのだと思います。役柄を忘れてもらうのも大切なことだと感じました。青春ていいな。若いっていいな」 と、同シーンの意図を語っている。
また、宗教施設や風俗の世界へ身を転じていく少女・愛衣を演じた伊藤の、クランクアップ直後のようすも公開。 伊藤は「こういう役は初めてだったので、本当に不安とか迷いとか葛藤とか沢山あったけど、 みなさんのおかげで毎日楽しく色々刺激を受けながら、愛衣を全うできたんじゃないかなって思っています。 自分がどんなお芝居をしたのか全然自信を持てませんが、とりあえず終わったんで(笑)、 本当に本当に毎日支えられていました。本当にありがとうございました」 と涙をこらえながら語っている。そして、かたわらで伊藤を見守る近藤芳正の、父親のような表情も印象的だ。内田監督は、伊藤との映画づくりについて、「早い段階で彼女と役作りについて話し合いました。 日本の映画作りにおいて役者とじっくりと役について話し合うことはなかなか難しいのですが、 インディペンデントスタイルということもあり、そこはお互い納得するまでやりました。 彼女は、主人公が変化していく過程など、自分なりの演技を引き出そうと必死でした。 今回の撮影を通して、多くの監督たちを魅了する理由がよくわかりました。 演技はもちろん、存在そのものがとても個性的な女優なのです。 今後もどんな女優になるのか、とても楽しみです」 と振り返り、その資質を絶賛している。
映画『獣道』は7月15日(土) シネマート新宿レイトショーほか全国公開。
作品情報
映画『獣道』
(c)third window films
(2017年/日本、イギリス/カラー/95分)
出演:伊藤沙莉、須賀健太、アントニー、吉村界人 韓英恵、でんでん、広田レオナ 、冨手麻妙、近藤芳正、松本花奈、大島葉子 、マシューチョジック 矢部太郎、川上奈々美、毎熊克也、篠原篤、森本のぶ、根矢涼香、川籠石駿平、アベラヒデノブ
監督・脚本:内田英治(『下衆䛾愛』)
撮影:伊藤真樹(『リアル鬼ごっこ』)
製作:NAC、サードウィンドウフィルムズ(英) プロデューサー:アダム・トレル
配給:サードウィンドウフィルムズ
宣伝:フリーストーン
公式サイト:http://www.kemono-michi.com
(c)third window films

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