あの女子高生殺人事件で今も苦しむ芸

お笑い芸人、スマイリーキクチ(45)が先日放送された「金曜プレミアム」(フジテレビ系)で、女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人に仕立て上げられた過去の悲惨な状況を告白したという。


「スマイリーは1999年で殺人事件の犯人だという噂がネットで拡散し、仕事のほとんどを失いました。あれから18年経った今も誹謗中傷を受け、今年3月にも殺害予告で番組出演を断念したそうです」(夕刊紙記者)

あまりにもひどい話だ。

「2008年になると、度を超えた脅しや嫌がらせに対してついに警察が動き、最終的には総勢19人が検挙されました。検挙者は大学教授、外車ディーラー社員、妊娠中の20代のOLなど、まったく普通の生活をしていたんです」

加害者たちは反省しているのかな?

「それがまったく反省していません。彼に対して謝罪文一つ送っていないんです。しかも検挙された全員が無罪になりました」

えっ、意外だね?

「まったくです。しかも加害者の中には『おまえを中傷していた事実が家族に知られてしまった。憶えていろよ。必ず復讐してやるからな』と以前より数倍のエネルギーでスマイリーを攻撃する側に回った輩もいたんです。罪になったことで、自分の正当性が警察に認められたと思ったのでしょう」

そこまでスマイリーが中傷される理由は何?

「おそらく加害者の多くが、『誹謗中傷依存症』になっていたのでしょう。日頃のうっぷんや不満を解消するために、他人をネットで攻撃すると、脳の中に快感物質が流れてしまう。すると、パチンコ依存症と同じで、なかなかその快楽から抜け出せなくなってしまいます。心に闇を抱えた日本人が、どんどん増えているってことじゃないですか」

なるほど…。で、現在のスマイリーはどうしてる?

「インターネットの講師をしながら、ネットで中傷されたときの対処法などを教えているんです。しかし、講師のギャラはそんなに多くなく、生活は大変です。アルバイトの面接に行っても、悪い方の知名度のせいでどこも落ちてしまうそうです」(先の記者)

女子高生を惨殺した犯人たちが少年法で守られず、名前と顔を公表されていれば、スマイリーがこれほど傷つくこともなかったか。
NewsCafeゲイノウ

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