[第25回] 宮澤佐江と恋バナ「恋人と
の連絡は、LINEじゃなくてメールと電
話がいい♡」【たっぷり】

今回は“恋話(恋バナ)”! お付き合いするなら年上の人? その理由は? 相手との理想のコミュニケーション方法は、意外と古風な佐江ちゃんに、恋愛、結婚、理想の夫婦像をたっぷり聞きました!

ーーさあ、佐江ちゃん。今回もよろしくお願いします!
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よろしくお願いします!
ーー今回はさっそく、ファンの方からリクエストをいただいた、あの件についてお聞きしていきたいと思います!
え!?
ーー5月に、佐江ちゃんの書籍『これさえあれば。』のイベントがありましたね。そこで出会った女性ファンの方に「連載で聞いてほしいこと」をお聞きしてみたところ、「結婚について聞いてほしい! 」という声をいただきました!
エーーー!? イベントのとき、聞いてくれていたんですか?
ーーはい。書籍イベントの休憩時間に少しだけお聞きしたんですよ。
そうだったんですね! ありがとうございます。
皆、佐江は結婚できないと思ってるんだよっ。絶対っ! くっそぉぅッーー!!
ーー(笑)。あの日のメディア取材でも、「5年後には結婚していたい」という佐江ちゃんの発言がありましたから、今回は、6月でジューンブライドの季節でもありますし、“結婚”についてお話ししていきたいと思っています!
結婚かぁ。したいねーー! 相手いないのに。っふはっはっはっ(笑)
ーー“5年後”という具体的な数字も、実は気になっています。
それは、あのとき質問してくださった記者さんに、「5年後はどうしてると思う? 」
って聞かれたから、そう言ったんですよ!(笑)
ーー確かにそうでした(笑)。結婚については、実は、ちょうど2年前の「ミラチャイ」連載でも聞いているんですよね。(第115回)
え!? 何て言ってた? 何て言ってたの??
ーー改めて読んでみると、「結婚願望は全くない! 」とのことでした。だから、先日佐江ちゃんから「結婚」という言葉が出たとき、ちょっとドキッとしましたよ。この2年間で、何か変化があったのかな? と。
理想をもった”きっかけ”
“結婚願望があるか”と言ったら、正直、やっぱりないんです。
だけど、4、5年後、年齢でいうと31、2歳かな。その頃までには結婚して、“大人の女性になりたいなぁ”っていう理想があるんです。
だから、“結婚願望”というと、また別なんです。
ーーとすると、そういう理想を持つようになったきっかけがあった? 例えば、素敵なご夫婦に出会ったからとか?
それはあります!! 1月にパリに一緒に行かせてもらったご夫婦が、本当に、私の中の“理想の夫婦像”なんです。
最初、お二人に出会ったとき、夫婦だとは思わなかったんです。お二人の関係性を見ていると、友達なのか、恋人なのか、家族なのか、でも、夫婦には見えないという感じで。ラブラブというより、仲良しという感じだったから。
でも、ご夫婦だって知った後でも、“どうして二人は結婚に至ったんだろう”って、興味津々になっちゃうくらい、素敵な関係性なんです。とってもうらやましい。
友だちみたいにさっぱりしている部分もあるんだけど、“お互いを大好きなんだろうな”っていうのも、すごく伝わってくるんです。
お互いがお互いをすごく大切に思っているというか。信頼し合ってる感じがすごくよく分かるんです。
私は、奥さんとすごく仲良くさせてもらっていて、「大学で会ったときに、この人だって、“ピン”ときたんだよね」って、言っていて。「えーーーっ! そういう感覚って本当にあるの?? 」って、聞いちゃいました。
でも、“ピン”ときた人と本当につながるのも、すごいことだなぁ。
今、自分の身近にそういうご夫婦がいるから、結婚への理想が大きくなっていて、31、2歳の頃までには結婚をしていたいなぁって思ってるんです。
具体的に「何で結婚したいか」って聞かれると、うーーん。。って、考えちゃいますけどね。まだ料理ができるわけでもないし…。
でも、好きな人ができたら、マジ、ちゃんと料理やります! 家事はちゃんとやれると思う!
ーー2年前は「一緒に料理を作りたい」って言ってました。
“本当にできるのかな”
うん! 一緒にやりたい。本当は、料理ができる男性だと一番嬉しいです。
『王家の紋章』の舞台が終わってから、何が一番したいかといったら、恋愛が一番したいかな! くははははは、はぁ〜(笑)
自分が苦しいときとか、助けてもらいたいと思うこともあるし。
昨日も寝る前に真剣に考えてた。私って「恋愛したい」って口では言ってるけど、“本当にできるのかな”って。
でも恋愛は、「したい」って言ってできるものではないですよね。それに、恋愛の仕方って、どうするんでしたっけ?? どうやったら、人を好きになるんだっけ?? 分かんなーーいっ!
本当に“この人だ! ”って、ピンとくる人なんているのかな。。
ーー色んな方がそう言われてますから、やっぱりあるのかも知れませんね。
私、まだないなぁ、“ピン”は。
ーーこれまでないだけに、逆に、そのときが来たら分かりやすいかも。
“あ! この人だ! ”って?? 誰かなぁ。。
でも、私、そういう出会いはこの先もなさそう…。もう、今、スマホの連絡先に入っている人と結婚しちゃいそう(笑)
ーー手近でラクに決めちゃおう、という感じ!?(笑)
(笑)。今、LINEでつながっている人は多いけど、電話番号を知ってる人って、少なくないですか?
ーー仕事は別として、プライベートでは確かにそうですね。
私、男性も女性も、本当に友だちだと思っている人しか、電話番号を知らないんです。
ーー電話番号を知っているか、知らないかは、関係性のある基準になるかも知れないですね。
本当に好きな人とは○○で連絡したい
そう。だから、“もっと、この人と仲良くなりたい”って、思った人に電話番号を聞くようにしてるんです。
本当に好きな人とは、ちゃんと電話をしたいなって思うから。
あと、本当に好きな人とはLINEじゃなくて普通のメールで連絡したい。私、“既読”に結構傷つくんです。。
“既読”は、確かに便利な機能だと思うんです。
例えば、時差がある場所に仕事に行っちゃったり、遠距離恋愛中だったりしたら、“既読”がつくだけで、“あ! ちゃんと生きてるんだ。よかった”って、生存確認できるから。
でも、既読がついているのに返事がないと、“何で?? ” “完全に見てるじゃん! ”って思っちゃう。だから私は、友だちと一緒にいたり、ご飯を食べたりしているときは、返信できないから、絶対に携帯をいじらないんです。
人によっては、とりあえずメッセージだけを見て、“後で返信しよう”っていう人もいますよね。私、それができないんです。
でも、同じ返事がないのでも、メールだったらいいんです。私が送ったメールを、いつ相手が見ているか分からないし。もしかしたら“見ていないかも知れない”っていう、“想像の余地”があるというか(笑)
だから好きな人とは、普通のメールで連絡とりたいなぁ。
ーー念のために、佐江ちゃんがいう“メール”というのは…
”声”だから分かる感情がある
iPhoneでいうと、緑色の“メッセージ”っていうアプリです。
こういう私についてこられる男性がいればいいんだけど。(…と、ため息まじりに語る佐江ちゃん)
今は、メールを使う人は本当に少ないと思うから、逆にレア感があると思うんだけどなぁ! でも、今どきこういう連絡の取り方を、許してくれる人はいないだろうなぁ。。
だから、同世代は無理だと思う。最先端のLINEに甘えたくないよぉ。やだやだやだー!!
でも…、まあ…、すごく相手のことを好きになっちゃって、「メールとか、そんな連絡の取り方、面倒くさいよ」って言われたら、私は折れます。そこは、消去法で一番に削るところです(笑)
「分かった」って言って、相手に譲る。それが合わないから別れるとかはない。(と、きっぱり)
でも…、(小さな声で)なるべく…、メールがいいなぁ。。
やっぱり、LINEやメールで連絡をこまめに取ることも大切だけど、電話で毎日連絡を取れる人の方が安心はできるかな。一緒に住んでいたら別ですよ。
“声”だから分かる感情ってあると思うんです。
だから…、電話はぁ…、したいなぁ。。
ーーアプリの電話機能を使うのではなく、ちゃんと、相手の電話番号に電話をしたいということですよね。
うん。でも、私自身が人に電話できる人じゃないからなぁ。。
ーー佐江ちゃんの年代では珍しいですね。古風というか。
未知の世界
はッ、ははははは…(汗)
ーー佐江ちゃんの感覚は、ひと回りくらいの年上くらいの方と合うかもしれませんね。
40歳くらいの人とお付き合いしたい! そうしたらこの感覚、分かってくれそう。ちょっと機械オンチなくらいの年上の人!
でも、年上の人を好きになった経験がこれまでないんです。
AKB48に入る前、学生時代に“誰にも内緒でメールだけで付き合う”っていう、学生ならではの経験をしたことがあるけど。そのときも相手は年下の子で。
中3の時は、好きだった同じクラスの子に「好きだったからね」って、卒業前に伝えて(第103回)。その子も同い年だから、年上は未知の世界っ!
ーー今日の佐江ちゃんの発言は、年上の男性ファンを増やす内容ですね。
えっ? どの発言? メール? あっはははは(笑)。若いおじちゃんファン?? えーー!! じゃぁ、今回の見出しは、
“LINEじゃなくて、メールと電話がいい”
にしてくださいね!
でもね、難しいと思う。知り合って、最初はLINEで連絡を取ってて、徐々にその人のことが好きになって。そうしたら、メールに移行していくのは難しいと思うんです。
ーーなんだかぎこちなくなってしまいそう。
私の、こういう意味の分からない発言にも、
「何だこいつ、かわいいこと言ってるなぁ。いいよ、分かったよ」
って、言ってくれる人が一番いい!
ーー佐江ちゃん、顔が赤くなってます!!
成長したなと思える部分
なーーーに、言ってんだか! ってね。あははははは(汗)
ーー大人の余裕がある人がいいですね。
うん、本当にそう思う。
人それぞれだと思うんだけど、女性は、“男性に甘えられるより、甘える方が幸せ”だなって思う。
でも、甘えるといっても、自分はもし年上の人とお付き合いをしても、きっとどこかで“ちゃんとしなきゃ”っていう考えは持つと思うんです。だから、やっぱりしっかりしちゃうと思うんだけど。。
だから、年上の人に好かれる自信が1ミリもない! 自分がガキすぎるっ! もしかしたら、ひと回りどころか、ふた回りくらい年上のほうがいいかも…。
1、2年くらい前までは、“ああ、こういう人もいるんだな”って知るためにも、結婚を決める前に、5人くらいの人とお付き合いしたいと思っていたんです。
でも、今は“この人だけでいい”って思える人に出会っちゃったら、もうそれでいいと思えるようになった。そこは成長したなと思える部分です。
もう結婚までの“逆カウントダウン”が始まってるから!
ーー今から5人付き合うとなると難しいですね。
そうっ! だから、お付き合いも慎重に、結婚を考えた上でしたいです。だから今、誰かと付き合うとなると、ハードルが高くなっちゃう。
自分自身がそういう目で相手を見ているから、相手も、まだ結婚する気がないと、絶対付き合おうとは思わないじゃないですか。だから難しいですね。
やっぱり31歳だな。オリンピックが終わった頃には結婚していたいなぁ。
ーー結婚式で、新郎もバック転を披露するとなると、早ければ早い方がいいかも。(第115回)
え! 私、そんなこと言ってました?
来てくれた人は、絶対に「おおおッーーーーー!! 」ってなりますよね。でも、バック転じゃなくてもいい。来てくれた人に“感謝の気持ちを伝えることを一緒に考えられる”、友だちや家族を大切にしてる人がいいな。
自分がそうだから、そこの価値観が一緒なのは大切だと思うんです。
“価値観”かぁ。“価値観”って、何だか大人の言葉づかい! でも、“価値観”って超〜、大切なんだよなぁ。。
でもね、今日も“何歳までに結婚したい”という話をしたけど、今、自分の中で“お尻”を決めながら逆算して、お仕事を進めているんです。そういうやり方は、今までにやったことがなかったから、すごくワクワクしているんです。
ーー“数年後にこうなっていたいから、そのためには、今はこれをやっていかなければいけない”ということですよね。
生き方に「直線」なんてない
本当にそうです。私の場合は去年くらいから、5年先を見据えた生き方をしていて。今からだと、4年後くらいの未来ですよね。
今から4年後の自分に“追いつけるかな? 追いつかなきゃ”って考えながら、今、お仕事をしています。
“引き寄せの法則”じゃないけど、未来の自分に照準を合わせて行動をし始めたら、まだ間もないけど、スムーズに生きられるようになったと思う。
ーー4年後のことですから、進む間にブレはあったとしても、長い時間の中で修正しながら進むこともできますよね。
直線なんてことは絶対にないから。私が進んでる道を、超〜拡大して近くで見たら、微妙にズレながら、ブルブル揺れて、形も崩れてると思う(笑)
でも、私の4年後は、皆の前で幸せな顔を見せてるんで! ははははは!!
ーー300人の記者さんに囲まれて?
はい! 300人の取材記者さんに囲まれて「結婚します! 」って。左手を見せながら、「今日で芸能界を引退しますっ! 」って、言えるような明るい未来を想像しながら、日々仕事したいなって思ってます!!
今日は“恋話”で盛り上がっちゃったなぁ! 久々にしたっ! “恋話”っ!
ーー佐江ちゃんの古風な一面を垣間見ましたよ。ありがとうございます! そして今回は、『王家の紋章』の大千秋楽から3日後の取材なのですが、最後に改めてファンの方にメッセージをお願いできますか?(編集部駐:取材日は6/3)
私が今、思っていること
はい!
ーー約2年間、色んな出来事を乗り越えて『王家の紋章』という大きなお仕事を終えた佐江ちゃん。今、さまざまな大変なことの渦中にいる人などへ、佐江ちゃんから今言えることをお聞きしたいです。
はい。人によってそれぞれだと思うんです。だけど、私が今、思っているのは、“終わりよければ、すべてよし”ということです。
実は、この言葉には、これまでいい印象がなかったんです。
“結果がよくても、過程がよくなきゃ意味ないじゃん”って、今までずっと思って生きてきたから。
でも、今回の『王家の紋章』を経験したことによって、“終わりよければ、すべてよし”という言葉の意味を、プラスの意味で受け止められるようになりました。
終わったときに、過程を振り返ってみて、“楽しかったし、嬉しかったし、幸せだったな”って思えることが、一番いいことなんじゃないかなって。そう気づけたんです。
渦中にいるときは、苦しかったり、しんどかったりしたこともありました。だけど、今、笑いながらその話ができるのは、“色々な出来事が蓄積されて、自分の経験になった”からだと思うんです。
それは、終わってから初めて分かったことなんです。
これが、モヤモヤして、“やり切れなかった”っていう、後悔の気持ちのままだったら、“成長していない”ということだと思うんです。
でも今は、それとは真逆の気持ち。だからこそ、“乗り越えて、成長できたんだな”って、すごく実感できているというか。
約2年という、長いプロジェクトで得た実感だったので、“終わりよければ、すべてよし”という言葉の見方が変わりました。
ーーこれまでは“色々あったけど、楽しかった”の、“色々”の部分が気になっていたけど、“楽しかった”の方に、フォーカスを当てられるようになったんですね。
一生忘れられない作品
そう! もしかしたら、特別な経験だからこそ、そういう見方を今回だけはできているのかもしれません。『王家』の紋章は私の中で特別な経験で、一生忘れられない作品になると思うから。
だけど、そうだとしても、違う部分にフォーカスを当てて見られる自分がいることを知ることができました。
だからこの後の『ピーターパン』や『TOKYO TRIBE』の舞台も、楽しみで仕方ないし、きっと最後は“楽しかった”って思えるんだろうなって。今、そういう感覚でいます。
とは言いつつも、稽古に入ったら、また悩みが生まれるのが私だけど(笑)
ーー(笑)。それでは最後になりましたが、今回もたくさんのお話、ありがとうございました。次回もまたよろしくお願いします!
はい! ありがとうございました! 『王家の紋章』が終わった今の自分の清々しさは、自分でも驚くくらい、寂しいはずなのに寂しくなくて、すっきりしています。
この自分の思わぬ感情に、すごく、今、“良かったなぁ”って思えてます。今思うのは、“終わりに思った感情が、本当に一番大切な感情なんだな”っていうこと。皆さんに伝えたいです。それではまた次回の「ミラチャイ」で会いましょうね!
次回の更新は、7/7(金)→7/14(金)予定です。
撮影:増田慶 スタイリング:藤井エヴィ ヘア&メイク: 伊藤遥香

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ウレぴあ総研

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