デスク「女優、沢尻エリカ(31)主演のドラマ『母になる』(日本テレビ系)が終わったけど、視聴率的には今一つだったみたいね」


記者「全10話の平均視聴率は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、2ケタは初回と2話だけでした」

デスク「とはいえ、ズルズル下がることもなく9%台でとどまった」

記者「最終回は前回より1.3ポイント上がって9・7%になりましたから、最後にお客さんが戻ってきたということでしょうか」

デスク「オイラ、ずっと見てたんだけど、それなりにいいドラマだったって思うよ。3歳のときに連れ去られた息子と9年後に再会した母親の沢尻と、その間に育てていた小池栄子(36)演じる育ての母のコントラストなんかは、ちょっと甘い点もあったけど、見ごたえがあったと思う」

記者「う~ん、ちょっとデスク甘いですよ。深刻なテーマなのに、コメディータッチな部分があったりして、視聴者の中にはふざけるなっていう声もあったとか…」

デスク「いやいや、それはちょっとした味付けだろ。沢尻の成長をほめていいと思うね」

記者「まあ、あの『別に…』事件から9月でもう10年ですが、世間は沢尻をまだ認めてないんじゃないですか」

デスク「その考えは改めたほうがいいね。彼女は昨年夏の日本テレビ系『24時間テレビ』のSPドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた』でも、盲目の主人公を支える妻を好演してた…」

記者「思い出しました。加藤シゲアキ(29)が中途失明する教員を演じてましたが、当時もデスクは沢尻をほめてた」

デスク「そうなんだよ。彼女はああいう、さわやか、清純な芝居のほうが向いてるって思うよ。実際に性格も丸くなったって評判じゃないか」

記者「それは聞きますね。ただ、それは彼女の本質じゃなくて、スタッフやマスコミ、仕事相手のときにはネコをかぶってるって思ったほうがいいみたいですよ」

デスク「ハハッ、それでこそ女優なんじゃないの!」

記者「なるほど…」

デスク「ちょっと年齢的に母親役をやるには早い気もするけど、それを十分こなしたんだし、もっと評価してもいいと思うね」

記者「その評価と判断は、次回作ですると言っておきましょう」
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