Hilcrhyme「ROAD to 武道館」
-第八回 進みだした武道館への道に
ついて-
8月に入り武道館への道も終盤に近づいてきました。
セットリストも固まりつつあり、徐々にリハーサルの準備も慌ただしくなってきています。
なので今回は武道館ライブに関する内容にしたいんですが、やはり内容は見てのお楽しみにしたいので、とりあえずここに至る経緯を振り返ってみたいと思います。
今までのライブ歴をかなりザックリとまとめると、主にアルバムからのツアーがメインで、あとは店頭ライブや夏フェス、会館自主、学祭等がありました。そしてワンマンでは過去最大規模の「朱ノ鷺」がありますが、初のアリーナライブという事で、良い面でも悪い面でも多くの発見がありました。その経験は今回の武道館へフィードバックされていると思います。
Hilcrhymeのライブは基本的に1MC1DJスタイル+crewダンサーで行なってますが、ドラム、ベース、ギターを加えたライブもあり、「朱ノ鷺」ではバンドマスターにキーボーディストBu-niさんを迎えフルバンドでのライブを行ないました。
あとは、TOCの弾き語りやアカペララップ、ギタリスト武藤さんとTOCの2ショットなんかもあり、プライベートでは友人の結婚式でのライブの時に、当日会場に行くと諸々手違いでDJセットが無い!という状況で、急遽その場にあったピアノを弾いて「大丈夫」を歌った事もありました。
これだけ多様なスタイルでライブをやってきたのには、DJスタイルでのライブというのは下手すればただのカラオケになってしまう、という問題があります。
DJスタイルというのは本来クラブで行なわれるもので、Hilcrhymeもインディーズ時代はライブ会場は主にクラブでした。
クラブのお客さんは踊りに来ることがメインイベントで、Show caseは二の次という考えの人も多く、ライブ時間も長くはありません。なのでショートミックスで少ない時間の中で、できるだけ多くの曲を聞かせたり、無音の時間を作らずクラブ独特の雰囲気を演出したりと、色々工夫してきました。
それがメジャーデビューからライブハウスに変わり、プロモーションでの店頭ライブやテレビでのパフォーマンスなんかも続けていき、動員も増えてホールやアリーナでのライブも多くなりました。
こうなるとクラブでの手法はそのままでは通用しなくなり、前記したように色々なスタイルを取り入れてきた訳です。
しかし、上手くいかない事も当然あり、その都度次はどうしようか悩んできた結果、DJライブスタイルの完成には辿り着く事なく今に至ります。
今はボーカロイドもライブをする程の時代なので、これからもデジタル機材はどんどん進化していき、新しい音楽の形も生まれてくるんでしょう。
DJ機材もデジタル技術の進化によってどんどん変化しています。
そんな流れに取り残されないように新しい物にも目を向け、いつか新しくオリジナルなライブスタイルを確立したいと思っています。
この武道館公演はそんな思いもありつつ、今できる最高のライブを作ってるので楽しみに待っていてください。
今までと同じようでも違うこともあったりするので、そのような視点で楽しむのも面白いと思います。
「Message to Hilcrhyme」
From ファッツ・ベリー ・ヘア-メイク担当 山路千尋さん
初めてHilcrhymeを観た・聴いた時の印象はどんなものでしたか?
Hilcrhymeの魅力とはどんなところですか?
新しい何かをいつも求めて、何事にも真剣に追及する姿勢に惹かれます。
Hilcrhymeのふたりにメッセージをお願いします!
武道館から続き駆け上がるHilcrhymeを楽しみに応援しています。
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