【インタビュー】竜星涼 「青臭さや
アツさに惹かれて、がむしゃらに咆え
た」 新感覚サスペンス映画で魅せた
役に懸ける真っ直ぐな想い

6月10日公開の映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』で、伊藤英明演じる牧村航の部下、警察署組織犯罪対策課の若き刑事・春日部信司を熱演している竜星涼。常に全力で犯罪に立ち向かい、不条理や理不尽に対してストレートに憤りをぶつける春日部に、観る側も感情移入してしまうはず。普段の柔和なイメージとはガラっと異なる役をどう作っていったのか、撮影中のエピソードも交えて語ってもらうと、彼の演技にかける情熱、真っ直ぐな想いがひしひしと伝わってきた。
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■“演じたい”と思いオーディションに挑戦!春日部に感じた想いとは?
――息もつかせぬ展開で衝撃の結末が用意されている映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』、完成した作品を観て、竜星さんとしてはどんなことを感じられましたか?
竜星 おっしゃっていただいたように、まず全体のテンポ感がいいなと思いましたね。撮影段階では台本を読んで想像を膨らませていましたけど、いろいろな場面で想像以上の衝撃を受けたし、その中で残酷な面や登場人物の心理がしっかりとリアルに描かれていて。すごい作品になっているな、そういう作品に関わることができて良かったなという、嬉しさも感じました。
――本当に、心が動くし、惹き込まれてしまう作品です。その中で、竜星さんは警察署組織犯罪対策課の若き刑事・春日部信司を演じられていますが、春日部をどう捉えたのでしょうか。
竜星 脚本を読んだ段階で、“春日部を演じたい”と思い、オーディションを受けまして。春日部は、おかしいことに「おかしいだろ!」って言える、観客目線の立ち位置というか、観る人が一番感情移入できる人間なんですよ。
――不条理や理不尽に対して、真っ直ぐに憤りをぶつけますもんね。
竜星 そう。そういう若さというか青臭さ、アツさに惹かれたし、周りから見たらそういうイメージはないかもしれないけど、自分自身、心の底にはそういう面もあったりするので、共感できるキャラクターでもあります。
――行動力も根性もある春日部は、犯人を追って走るシーンが多かったりもしますが、体力作り含め、どういう役作りをされたのでしょうか。
竜星 真夏の炎天下での撮影で、あんなに走ることになるとは思っていなかったんですけど……もう、気合で乗り切りました(笑)。役作りに関しては、表面的なことで言うと、上司の牧村航を演じる伊藤英明さんがノーメイクに近い感じで臨まれるので、僕もほぼノーメイクでいこうと。目力の強さでもエネルギッシュな部分を表現したくて、入江悠監督に申し出て眉毛を剃ったりもしました。内面的なところでは、“がむしゃらに咆えたい”と思いまして。どんな犯人にもナメられたくないというところで、“口が悪いくらいがちょうどいいか”と思いつつ、“やりすぎちゃいけないよな”という、バランスを取る難しさはありました。あと、大勢のエキストラをかき分けていくシーン、あの撮影は大変でした。“これはかかるな”って、途中で覚悟を決めるっていう(笑)。
――そういうとき、集中力を切らさずに乗り切る秘訣はありますか?
竜星 それは……乗り切るしかない(笑)。ま、そういうシーンがあったほうが、キャストやスタッフとの団結感も強まりますしね。とりあえず、根性あるのみです!
■伊藤英明の言葉が背中を押すキッカケに!撮影中のエピソードを語る
――なお、伊藤さんとのシーンが多かったと思いますが、竜星さんから見た伊藤さんの魅力、学んだものは?
竜星 英明さんは、ものすごくアツい人で。これまでいろいろな現場で主役の方とご一緒したり、自分自身が主役を務めたこともありますけど、座長としての在り方を背中で語ってくれた気がします。僕が演じる春日部に対しても、ほかの役に対しても、「もっとここを引き出してあげたほうがいいよ」とか、「この役はこういうことがあったからこういう気持ちになるんじゃないか」とか、作品全体をちゃんと捉えて、登場人物それぞれを客観視してアドバイスをしてくれたりして。大勢のエキストラがいるシーンは、誰よりも気を遣って、気を配っていましたから。“これがプロフェッショナルだ”と、いろいろな場面で痛感しました。お話させていただく中で言っていただいた、「竜星は竜星らしくやっていけばいいんじゃないかな」という言葉に、背中を押してもらえた気もします。
――牧村と春日部のような、素敵な関係性ですね。なお、ほかの出演者の方との印象的なエピソード、刺激を受けたことはありますか?
竜星 曾根崎雅人演じる藤原竜也さんとか、控室では一緒でも、撮影現場で絡むことというのはあまりなくて。なので、完成した作品を観て、それぞれの方がこういう芝居をされていたのかということを知って、それがおもしろかったし、刺激を受けました。
――という今回の映画出演で得たものや見つけたこと、それを踏まえての今後の展望は?
竜星 “やりたい”と思う役を演じるのは、自分の中での合格点が上がっているからか、意外と難しいということを知って。いい勉強になりました。でも、感情を思いきりぶつける春日部を演じて純粋に気持ち良かったし、そういう役をもっともっと演じていきたいなと思っています。
文/杉江優花

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