【Large House Satisfaction】『握力
ツアー』2012年9月8日 at 下北沢CLU
B251

撮影:o-mi/取材:石田博嗣

強力なロックアルバム『HIGH VOLTEX』を引っ提げての全国ツアーの初日は、4年振りのワンマン公演。1曲目をミディアムな「Bang Bang Ban」が飾るが、それは嵐の前の静けさであることを肌が感じ取っている。そして、「Long Time」「Phantom」でバースト! なのに、“この3曲は前座だから”と小林賢司(Ba)。その言葉通り、痛快なビートをジャブのように繰り出し、重心の低いベースがボディブロウを入れ、ソリッドなギターがストレートを放ち、さらにヴォーカルの咆哮がアッパーを打つ、そんな直情的なバンドグルーブが観客を踊らせ続けるのだった。両者の高揚感がマックスを迎えたオーラスは再び「Bang Bang Ban」。感情のメーターを振り切った状態での同曲の投下にフロアはバックドラフトを引き起こし、もはや場内は熱気の海に…。最高のツアー初日となったことは想像に容易い。

セットリスト

  1. Bang Bang Bang
  2. Long Time
  3. Phantom
  4. M.O.V.E
  5. アノキシア
  6. bara
  7. イルフィロ
  8. Jah
  9. 愛悩
  10. KELL NA GULL
  11. 黒い人
  12. Traffic
  13. デルテ
  14. Monday
  15. タテガミ
  16. Monkey
  17. Power
  18. チェルノブイリ
  19. Bang Bang Bang
Large House Satisfaction プロフィール

ラージ ハウス サティスファクション:2005年、高校の同級生だった小林賢司と田中秀作が組んでいたバンドに、賢司の弟である小林要司が加入し結成。70〜80年代のロックシーンから影響を受けた、荒々しく骨太な楽曲は正統派にして唯一無二の3ピースバンド。Large House Satisfaction オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着