【T.M.Revolution】『T.M.R. LIVE R
EVOLUTION’12 -15th Anniversary F
INAL-』2012年5月13日 at 国立代々木
競技場 第一体育館
今回のライヴは、アンコールに入るまでMCらしいMCはほぼナシのノンストップで、一気に走り抜けた。「夢の雫」などミディアムバラードのナンバーでは、バックのLEDビジョンがスッと開き、そこに控えたストリングス隊とともにしっとりと聴かせる。観客はしばしうっとりと聴き惚れた。かと思えば、「IMITATION CRIME」などでは大勢のダンサーが登場。西川が先頭に立って花道を歩きながら「FLAGS」のPVで見せたような、息の合ったダンスを披露してくれた。「Naked arms」など『戦国BASARA』でお馴染みのナンバーが続くコーナーもあり、「The party must go on」ではサビの“Party on!”に合わせて観客は一斉にジャンプ。またアンコールでは、「HIGH PRESSURE」「HOT LIMIT」「WHITE BREATH」といった初期代表曲を立て続けに披露する場面も。風を受けながらの熱唱に、当時を思い出したファンも多かっただろう。“特別振り返ったりするのは得意じゃない。もちろん振り返ることも大事なのは分かっているけれど、振り返ってあの頃に戻りたいとかは少しも思わない。今が一番楽しいし、今が一番最高!”。
その“今”を積み重ねて歩んで来た15年。それを走馬燈のように、わずか3時間で走り切って魅せたステージ。“光陰矢のごとし”とは、まさにこのこと。気持ちはすでに20周年に向かっている。