【GARNET CROW】『GARNET CROW live
scope 2012 ~the tales of memorie
s~』2012年3月18日 at TOKYO DOME
CITY HALL

取材:石田博嗣

 ラストを飾る「スパイラル」のエンディングで“まだ歌えますか?”と中村由利(Vo)。それは5回、10回と続き、会場を爆発的に盛り上げていく。バンドの振り幅を広げたアルバム『メモリーズ』とカップリングベスト『GOODBYE LONELY ~Bside collection~』を引っ提げての本ツアー。2枚のアルバムを中心に、持ち味である儚くてディープな音世界は当然、アッパーで弾けたナンバーも聴かせ、岡本仁志(Gu)のソロプロジェクト・SUPER LIGHTの「海鳴り」も披露された。そんな“職人的音楽制作集団”とも呼ばれる彼らの音楽的な懐の深さとセンスを感じさせると同時に高揚感を刺激し続けたメニュー…となれば、クラップや大合唱が何度も起こり、客席に笑顔が広がっていたことは想像に容易いだろう。それだけテンションの高いライヴが繰り広げられたということだ。

セットリスト

  1. Misty Mystery
  2. Rhythm
  3. 創世記Ⅰ
  4. Naked Story
  5. メモリーズ
  6. 夜深けの流星達
  7. Go For It
  8. 英雄
  9. 静寂の concerto
  10. 涙のイエスタデー
  11. 君 連れ去る時の訪れを
  12. 海鳴り
  13. nonsense
  14. ロンリーナイト
  15. wish★
  16. 廻り道
  17. live
  18. Fall in Life ~Hallelujah~
  19. Smiley Nation
  20. JUDY
  21. 今宵エデンの片隅で
  22. スパイラル
GARNET CROW プロフィール

全作曲を手掛けるヴォーカルの中村由利、全作詞とキーボードのAZUKI 七、アレンジとキーボードの古井弘人、ギターの岡本仁志の4人からなる男女混成ポップ・ロック・バンド。洋楽的なサウンド・プロダクツに絡む、深遠な歌詞、憂いと優しさを秘めたヴォーカル。そこはかとなく覆うダークな雰囲気が、他のJポップ・グループとは一線を画す、GARNET CROWならではの世界観を醸し出している。オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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