【THE KIDDIE】『THE KIDDIE Winter
Tour 2011 「Make a Wish」』2011年
12月28日 at Shibuya O-EAST

撮影:大屋美和/取材:土内 昇

2011年冬のツアー最終日。いつものようにメロディックなナンバーでフロアとの一体感を作り上げていたが、揺紗のキャッチーなヴォーカルを押し出すバックのサウンドが、いつも以上に攻撃的だ。華麗な佑聖とクールな淳のツインギターはユニゾンしたり、テクニカルなプレイを織り交ぜ、そらお(Ba)とユウダイ(Dr)のリズム隊も時にダンサブルに、時に高速のビートでフロアを攻め立てるように揺らしている。そんな彼らのモードが如実に出ていたのが、3月28日にリリースすることを発表したニューアルバムのタイトルチューン「MA★PIECE」。THE KIDDIEのポップな面とハードな部分の両方が打ち出され、初聴きであっても観客を熱狂させるには十分な威力を誇っていた。まさに現在のバンドのテンションが伝わったライヴであり、ニューアルバムへの期待感も高められた。

セットリスト

  1. Arise!
  2. Sun'z up
  3. 風のエレジー
  4. PAIN
  5. Plastic Art
  6. in one sense
  7. Supercalifraglisticexpialidocious
  8. 夢現ライト
  9. Re:evolution
  10. So high
  11. HANA
  12. elite STAR+
  13. MA★PIECE
  14. プラズマ
  15. 泡とサイダー
  16. Nutty Nasty
  17. 美しきREDRUM
  18. 恋して★DISCORD
  19. 嵐の夜
  20. NOAH
  21. smile.
THE KIDDIE プロフィール

07年5月にヴィジュアル系バンド華族のメンバーだった揺紗(vo)とユウダイ(dr)を中心として、華族のメンバー淳(g)、ユウダイの知り合いだったそらお(b)、そらおの紹介から佑聖(g)が加わり結成。

7月に目黒鹿鳴館にて行われた初のライヴ・イベント『ヘヴンのお祭り★天まで飛ぼう!!〜関東近郊編〜』よりTHE KIDDIEとしての活動を開始。09年より4thシングル「NOAH」を皮切りにコンスタントなリリース活動を行った結果、急激に認知度が高まるきっかけとなった。バンドの持ち味である楽曲が高く評価され、そのメロディックで歌をきちんと聴かせるバンド・サウンドは、一躍各方面より高い支持を受ける。その容姿の魅力も手伝い、ヴィジュアル系ジャンルを中心にファンが増え続け、ライヴは各地ソールド・アウトを続けている。

10年3月には、インディーズ集大成ともいえるシングル・ベスト・アルバム『SINGLE COLLECTION』をリリースし、年度末に開催されたワンマン・ツアー『THE KIDDIE TOUR 2010【Hi-FiVE】』のファイナル公演となったLIQUIDROOM ebisuで、メジャー・デビューを発表。同年7月に<キングレコード>よりシングル「smile.」でメジャー・デビュー。今後、大きく飛躍を遂げるバンドと期待されている。オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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