【ミドリカワ書房】『愛のワンマンリ
サイタル~秋にのぼせろ~』2011年1
0月26日 at 渋谷CLUB QUATTRO

取材:ジャガー

ストーリーテラーのように歌うことで、聴き手の“そんなこと思っていたな”という甘酸っぱい記憶を呼び起こしたり、思わずクスッと笑えることだったり、時に痛々しい姿に共感もして…世間体など一切気にせず、そんな人間のありのままを紡ぐストレートな歌詞とシンプルなメロディーが体中に染み渡り、逐一反応してしまう。本人曰く、「ユミコ」から「誰よりもあなたを」は恋愛、「君と今夜こそ」から「片想われ」のピンクゾーン、「君は僕のものだった」「それぞれに真実がある」はバラードとブロックごとにテーマを設け、よりディープな世界観を構築。MCでは、ミドリカワ書房の心地良いユルさもあって和やかなムードが漂うのだが、ひとたび“ベイベーッ!”とギアが入れば、バンドメンバーとともに熱量の高いサウンドを奏で会場を沸かせるのだった。

セットリスト

  1. グッドモーニング
  2. ミドシンを聴きながら
  3. 顔 2005
  4. ユミコ
  5. 愛なるは
  6. 誰よりもあなたを
  7. 君と今夜こそ
  8. 保健室の先生
  9. 片想われ
  10. 君は僕のものだった
  11. それぞれに真実がある
  12. こちょばしっこ
  13. 昨日
  14. リンゴガール
  15. 魔法にかけて!
  16. さらばグッバイ
  17. 熱海
  18. コスモス
  19. だまって俺がついて行く
ミドリカワ書房 プロフィール

78年北海道出身の“孤高のシンガー・ソング・ルポライター”、ミドリカワ書房。ヤセ型&A型という体質的特徴が神経質っぽさを滲ませるが、その音楽においてもネチネチと作り込まれている感じが色濃い。とはいえ、ガチガチな音楽ではなく、心地よいメロディー性と癒しの妙味を湛えた歌声が彼の持ち味だ。その一方で、シュールかつクールな観察眼を活かした鋭い詞的描写力が彼特有のカラーだったりも。そういうポップ的気質と仄かなミステリアス性(“現代病的イビツ性”ともいえるか)が彼の魅力なワケである。オフィシャルサイト

OKMusic編集部

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