【THE BACK HORN】『THE BACK HORN
「KYO-MEIツアー」 ~アサイラム~』
2010年12月1日 at Zepp Tokyo

撮影:エグマレイシ/取材:石田博嗣

本誌のインタビューで“今のTHE BACK HORNの最大のロック感が敷き詰められている”と語ったアルバム『アサイラム』。そのアルバムツアーのセミファイナルはオープニングから圧倒的だった。1曲目の「雷電」をはじめ、すでに新作の楽曲がライヴにおける起爆剤となっている。それはツアーでの成長もあるだろうが、メンバーのポテンシャルの高さが演奏や音から感じられたことが印象深い。敷き詰めれた“最大のロック感”を表現するためにもバンドがよりタフに、さらにアグレッシブになっているのだろう。となると、早々にして場内に熱気が立ち込め、客席が幾度となく爆発を引き起こしたことは想像に容易い。強靭なバンド力で進撃してくる新作の楽曲に加え、「ヘッドフォンチルドレン」などの変化球的なナンバーも披露され、実に濃厚で濃密な時間だった。

セットリスト

  1. 雷電
  2. ラフレシア
  3. 再生
  4. カラビンカ
  5. 怪しき雲行き
  6. ヘッドフォンチルドレン
  7. 海岸線
  8. 冬のミルク
  9. 閉ざされた世界
  10. ペルソナ
  11. コバルトブルー
  12. 戦う君よ
  13. パレード
  14. 無限の荒野
THE BACK HORN プロフィール

ザ・バックホーン:1998年結成。“KYO-MEI”という言葉をテーマに、聴く人の心を震わせる音楽を届けている。01年にシングル「サニー」をメジャーリリース。17年には宇多田ヒカルとの共同プロデュース曲「あなたが待ってる」が話題に。結成20周年となる18年、3月にメジャーでは初となるミニアルバム『情景泥棒』を、10月にはインディーズ時代の楽曲を再録した新作アルバム『ALL INDIES THE BACK HORN』を発表。また、ベストセラー作家・住野よるとのコラボレーション企画も注目を集め、2021年末にはフィジカルとして約4年5カ月振りとなる待望のシングル「希望を鳴らせ」をリリース!THE BACK HORN オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着