【the telephones】『We Love JAPAN
!!! TOUR 2010』2010年10月3日 at 新
木場STUDIO COAST

撮影:河本悠貴/取材:ジャガー

百発百中の命中率。ひとたび撃ち抜かれてしまえば、狂ったように踊ってしまうニューアルバム『We Love Telephones!!!』を携えてのツアー初日。“DISCO”を背負って立つ男たち、the telephonesの勢いは留まることを知らず、現に本公演もソールドアウトしており、フロアは早くからすし詰め状態。ゲストのThe Brixton Academyによるパフォーマンスにも見事に反応するオーディエンスは、思い思いに体を揺らしていた。
 石毛 輝(Vo&Gu&Synthesizer)の“Are you DISCO!?”を合図にいよいよthe telephonesのステージが幕を開けた。ひと言に“DISCO”と言えど、さまざまな表情や意味合いを持ち合わせた楽曲は、ミラーボール同様にその都度変化していくので一瞬たりとも目が離せない。しかも、強靭なバンドサウンドを持ってプレイするものだから夢中になるしかなく、エレクトロとロックの最強タッグに1曲目から会場は大きく動いた。それでも“踊り足りないでしょ”と言わんばかりの攻撃的なセットリストで息つく暇さえ与えず、しかしこの酸素が薄まった感じすらも心地良く思わせてしまうところがやり手! 終盤での“We are DISCO!!!”のコール&レスポンスもド迫力。また、“日本を楽しくしていきましょうよ。もうさぁ、30になる前にこの国が楽しくなるの見たいよ”の言葉に強く共感した。同時に、ここから楽しい国が始まっていくことも切に願った。

セットリスト

  1. I Hate DISCOOOOOOO!!!
  2. My Girl
  3. DaDaDa
  4. Urban Disco
  5. Shit!Shit!Shit!
  6. HABANERO
  7. 2010
  8. My Final Fantasy
  9. Re:Life
  10. SAITAMA DANCE MIRROR BALLERS!!!
  11. clashed mirror ball
  12. I Wanna Die
  13. RIOT!!!
  14. D.A.N.C.E to the telephones
  15. A.B.C.DISCO
  16. Monkey DISCOOOOOOO
  17. Love&DISCO
  18. Drum,Basses,Guitars,Keys,And Your Love And Voice
the telephones プロフィール

05年に埼玉・北浦和で結成。石毛輝(vo&g&syn)、長島涼平(b&cho)、岡本伸明(syn&cow&cho)、松本誠治(dr)からなる4人組ロック・バンド、the telephones。石毛が創造する様々な音楽の情報量を感じさせる楽曲と、エネルギッシュ且つ個性溢れるステージングで、埼玉・東京を中心に活動し、独自のダンサブルなエレクトロ・サウンドでライヴハウスやクラブ・シーンを問わず動員を増やしている。

07年4月にバンドとして初の正式音源となる1stミニ・アルバム『we are the handclaps E.P.』 を、08年1月には1stフル・アルバム『JAPAN』をリリース。同年4月に開催された『ARABAKI ROCK FEST.08』に出演。フェス初登場にも関わらずステージは瞬く間に入場規制、誰もが予想できないほどの盛り上がりを見せた。それを皮切りに、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008』『SUMMER SONIC 08』『SWEET LOVE SHOWER 2008』に出演。どのフェスも初登場ながら客席を大いに沸かせた。11月には<DAIZAWA RECORDS>よりミニ・アルバム『Love&DISCO E.P.』を発表し、12月にはラフォーレミュージアム原宿で初のワンマン・ライヴを開催。即日ソールドアウトとなり、ライヴ・スペースのみならずラフォーレ原宿全館を地震なみに揺らし、新たな伝説を作った。年末には『COUNTDOWN JAPAN 08/09』を含む3本のイベントに出演。フェスであれライヴハウスであれ、どんな場所でも常に最大級の熱量を発するライヴ・バンドであることを証明した。

そして09年4月、渋谷クラブクアトロにて<EMI MUSIC JAPAN>との電撃契約を発表。同年7月には待望のメジャー1stフル・アルバム『DANCE FLOOR MONSTERS』をリリース。この夏も全国各地のフェスに出演、全国15公演を廻るライヴ・ツアーを敢行、12月にはディファ有明で2部構成となる前代未聞のワンマン・ライヴ『SUPER DISCO Hits 2 !!! the telephones ONE-MAN SHOW!!!』を開催。ここで09年も一区切りかと思いきや、年末には初の埼玉県内ツアーや『COUNTDOWN JAPAN 09/10』に出演。“GALAXY STAGE”にて10年へのカウントダウンを担当。ここまでの快進撃を象徴するかのような圧巻のライヴとなった。
10年3月に、現在iLLとして活躍中のナカコー(ex.スーパーカー)初のプロデュース作品となるテレフォンズ的ニューロマンティック・サウンドの決定盤ミニ・アルバム『A.B.C.D.e.p.』を発表。続いて4月にはテレフォンズ的オルタナティヴ・オーガニック・ロックの決定盤と銘打たれた『Oh My Telephones!!! e.p.』をリリース。本作はテレフォンズ史上初の完全セルフ・プロデュース作品となっている。the telephones オフィシャルHP(レーベル)
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OKMusic編集部

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