【People In The Box】『「Sky Mout
h」 Release One-man Tour』2010年3
月20日 at SHIBUYA-AX

撮影:河本悠貴/取材:高木智史

今さらだがPeople In The Boxは今のロックシーンの中でも極めて特殊な存在だと思う。変拍子を織り交ぜた難解なリズム、ポップとアンダーを行き来するメロディー。観客からは怒号のような歓声やシンガロングは起こらない。当然、ただ聴き流しているというわけではまったくない。約2時間彼らの音楽に圧倒されるがままに、揺れたり、腕を掲げたり、拍手を返したり、ひとりひとり違うレスポンスを見せる。波多野裕文(Vo&Gu)もそんな光景に“みんな、ほんと物好きだよね”と言っちゃったりもする。しかし、そんな極快楽的な音だからこそ、それぞれにツボがあるのだろう。僕もそうだ。「天使の胃袋」のサビで突き抜けるところなんかたまらない。この光景はそのまま可能性という言葉に変えられるだろう。ロックに型はないということを少なくともこの会場にいた1500人は証明していた。

セットリスト

  1. 生物学
  2. 天使の胃袋
  3. 水曜日/密室
  4. 見えない警察のための
  5. 月曜日/無菌室
  6. 火曜日/空室
  7. 6月の空を照らす
  8. 犬猫芝居
  9. 木曜日/寝室
  10. She Hates December
  11. ブリキの夜明け
  12. 土曜日/待合室
  13. サイレン
  14. はじまりの国
  15. 金曜日/集中治療室
  16. ペーパートリップ
  17. 日曜日/浴室
  18. 失業クイーン
  19. 冷血と作法
  20. 新曲
  21. 完璧な庭
  22. ヨーロッパ
People In The Box プロフィール

波多野裕文(vo&g)、福井健太(b)、山口大吾(dr)による次世代スリーピース・ロック・バンド。07年〜08年にかけて、9mm Parabellum Bulletやte' 、perfect piano lessonが所属するインディペンデント・レーベル<残響record>よりミニ・アルバム2枚、フル・アルバム1枚を発表。彼らの特徴はしなやかなドラム、力強いベース、青白い和音を奏でるギターのスリーピース編成を生かしたスマートなサウンド、複合的なリズムにポップな歌のメロディーだ。イノセントな声が、不思議な世界観をともなって耳に飛び込んでくる。そのオリジナリティー溢れるスタイルは、口コミを中心にファンの数を増やし続け、ライヴ動員も日々増加、09年2月に行われた渋谷クラブクアトロでのワンマン・ライヴでは750枚のチケットが全て完売となった。そして09年10月に<クラウンレコード>より3rdミニ・アルバムとなる7曲入りのトータル・コンセプト・アルバム『Ghost Apple』をリリース。オフィシャルHP
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OKMusic編集部

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