【GO!GO!7188】GO!GO!7188 Shibuya
O-WEST 2009年10月28日

撮影:柴田恵理/取材:ジャガー

今年で3回目を迎えるGO!GO!7188主催の対バンイベント。“より多くのミュージシャンと関わって音楽を楽しんでいきたい”という3人の思いが詰まった本イベントは、毎回そうそうたるメンツが登場してのガチンコバトル! そんな今年は、1日目がチャットモンチー、2日目はBLACK BOTTOM BRASS BAND、そして最終日の今日は初対バンが意外なぐらいの長年親交のあるBEAT CRUSADERSといった顔ぶれ。

そんなBEAT CRUSADERSは、ヒダカトオル(Vo&Gu)の大好きなユウ(Gu&Vo)との対バンとあってか、下ネタをやや封印気味だが、それでもライヴはきっちり大盛り上がり。初めて彼らを観るという観客も多い中、存在感あるステージングで会場を取り込んだ。

 本イベントはGO!GO!のメンバー3人が日替わりでセットリストを決めているのだが、イベントを締め括る本日のセットリストはターキー(Dr)が考案したアッパーな攻めロックで構成。「サンダーガール」に始まり、ごつごつとしたバンドサウンドに感情の高ぶりは半端じゃない。それぞれの音が絡み合いつつも、いちプレイヤーとしてのせめぎ合いであったり、一瞬たりとも目が離させない。まさに、GO!GO!節が炸裂していた。最後には“ユウちゃん、ユウちゃん”とことあるごとに熱烈アピールをしてきたヒダカの想いが届いたのかどうか、「ふたりの愛ランド」をデュエット。2組によるにぎやかな宴もこれで終わりかぁ…と、思いきやアンコールは鳴り止むことを知らないどころか勢いを増すばかり。すると、“呼ばれたらやるでしょう”と笑顔で再びステージに立つGO!GO!メンバー。ライヴでも馴染み深い「C7」の大合唱で幕を閉じた。
GO!GO!7188 プロフィール

中島優美(g&vo)、浜田亜紀子(b&vo)、ターキー(dr)から成るGO!GO!7188(ごーごーなないちはちはち)。もっとも原始的な3ピースという編成で、サーフ・ロック風のギター・リフとGS〜歌謡曲を通過したようなメロディを装填した、パンク・マシンガンをブッ放す。ストレートでありながらシュール、シュールでありながら懐かしい歌詞も、オール世代のハートを焦がしてやまない。00年6月、シングル「太陽」でデビュー。以降ハイペースに作品を輩出し続けている。威風堂々とした重量感、パンキッシュな威勢のよさ、艶っぽいメロディ、実に今時なあっけらかんとした歌いっぷり——古今東西のロックのシビレ要素が縦横無尽にミックスされているGO!GO!節は、益々もって快調だ。GO!GO!7188 Official Website
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OKMusic編集部

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