【9mm Parabellum Bullet】9mm
Parabellum Bullet 代々木公園野外ス
テージ 2009年4月1日

撮影:河本悠貴/取材:ジャガー

満を持してリリースされる9mm Parabellum Bullet 初のLIVE DVD『actI』。総収録50曲以上、トータルタイム200分超の力作が世に出ることを記念して行なわれたフリーライヴには悪天候の中、約1万人もの観客が詰めかけた。肌寒さはあったものの開演前に雨は止み、まるで天からも“思う存分、暴れなさい”と後押しされるかの様な形でライヴは始まりの時を迎えた。 メンバーの姿を確認するや否や、歓喜の声が沸き起こる。そして、けたたましいイントロダクションが耳に飛び込むと、その声はいっそう盛り上がりをみせた。スタートを飾ったのは「Vampiregirl」。サビの“You’re Vampiregirl!”の大合唱がたまらなく気持ち良い! 爆音ライヴの始まりに興味本位で近づいた者でさえをも掴んで離さない中毒性のある魅力…何が起こるか分からないスリリングさ、狂乱ゆえの美しさ、そういったものを彼らのライヴでは感じることができる。と、そんなことを呑気に考えている間にも彼らの熱演はどんどん加速していく。自分たちで形を作っては、それを壊して新たに大きなものを象っていく、そんな9mm Parabellum Bullet のさらなる変貌ぶりを期待させる新曲も披露された。全12曲を締め括ったのは「Discommunication」。菅原卓郎(Vo&Gu)が“Discommunication!”と叫ぶと、今日何回目なのか分からない絶頂が巻き起こり、怒濤のラストスパートをみせるのだった。
9mm Parabellum Bullet プロフィール

キューミリ パラベラム バレット:2004年3月横浜にて結成。2枚のミニアルバムをインディーズレーベルからリリースし、07年にDebut Disc「Discommunication e.p.」でメジャーデビュー。09年9月9日に初の日本武道館公演を開催し、結成10周年を迎えた14年には日本武道館2デイズ公演を成功させた。16年に自主レーベル”Sazanga Records”を立ち上げ、メジャーデビュー10周年を迎えた17年5月に7thアルバム『BABEL』リリース。18年には期間限定無料ダウンロードというバンド初の試みを行なった「キャリーオン」(映画『ニート・ニート・ニート』主題歌)と、9月に開催した『カオスの百年TOUR』会場限定シングルとして「21g/カルマの花環」を発表。バンド結成15thアニバーサリーイヤーとなった19年には、4月に東京・大阪にて野音フリーライヴ開催し、8枚目となるオリジナルアルバム『DEEP BLUE』をリリース。そして、23年に結成19周年イヤーを迎え、『9mm Parabellum Bullet 19th Anniversary』を開催。1月から12月までの9日、もしくは19日と“9”がつく日には、アコースティックライヴの合わせると15公演を実施し、9月19日には9年振りとなる日本武道館公演も開催。9mm Parabellum Bullet オフィシャルHP

OKMusic編集部

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