取材:ジャガー

唖然とした。ここまでFLOWのライヴはカッコ良いのかと。改めて、“このバンドはすごい!”と、ライヴを観ながら胸中はしゃぎまくっていた。メジャーデビュー5周年を迎えてもなお『#5』という攻めのアルバムを生み出すパワー、しかも本ツアーでそれを見事に具現化してしまうのだから…モンスターバンドだ。体中の血が沸き巡るほどの興奮は、今でもしっかりと刻み込まれている。 1曲目「HEAVENLY STARS」から始まると、観客もメンバーもすでにフルスロットル! アッパーなナンバーで前半戦を駆け抜けた。神秘的なイントロダクションがそれまでの雰囲気を払拭する「アンタレス」ではレゲエサウンドに力強い歌声が心地良く響き、続く「SNOW FLAKE?記憶の固執?」になると、胸を締め付ける切ない歌の世界に会場が染まった。曲によっていろいろな表情を見せながら、“こういうのどう?”と、次々に新しい引き出しを開けてくる演出は憎いのだが、そんな彼らのサービス精神は逐一魅力的で、うれしくて仕方ない。 本編、アンコールとも無事に終了…と思ったら、場内アナウンスが流れてもアンコールは鳴り止むどころかさらに大きくなっていた。すると、アンコールに応えメンバーが再び登場! 予期せぬアンコールに喜びも一入。本日2度目の「ANTHEM」が先ほどよりもエネルギッシュだったことは言うまでもない。今年は“夏アルバム”をリリース、さらに『FLOW THE CARNIVAL』なる素敵なライヴも開催されるとあって、ツアーが終わっても楽しみは尽きないようだ。
FLOW プロフィール

フロウ:KOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(Gu)、GOT’S(Ba)、IWASAKI(Dr)の5人組ミクスチャーロックバンド。2003年1月に発表した海援隊の「贈る言葉」のカバーで注目を集め、シングル「ブラスター」でメジャーデビュー。疾走感あふれるエネルギッシュなバンドサウンドと思わず身体が弾み出すようなメロディーを武器に、全国でイベント出演やライヴを繰り広げる。『NARUTO -ナルト-』『交響詩篇エウレカセブン』『コードギアス』をはじめ、多くのアニメにも楽曲を提供し、06年以来、海外での活動にも精力的に取り組み、アジア、北米、南米、ヨーロッパなど、これまでに19カ国59公演を超えるライヴ実績を持ち、ライヴバンドとして国境を越えて音楽を届けている。22年にデビュー20周年突入イヤーを迎え、11月にORANGE RANGEとのコラボ楽曲「デイドリーム ビリーヴァー」を含むシングルをリリースする。23年7月にはアニメ提供楽曲だけで行うワンマンライヴ『FLOW 20th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE 2023 ~アニメ縛りフェスティバル~』を幕張メッセ国際展⽰場で開催予定だ。FLOW オフィシャルHP

OKMusic編集部

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