【岡平健治】岡平健治 渋谷C.C.Lemo
nホール 2008年11月21日

撮影:川田洋司/取材:石田博嗣

1998年11月21日に19(ジューク)でメジャーデビューを果たしてから、ちょうど10年。3B LAB.☆Sのデビュー日でもあり、ソロデビューの日でもあるという、この記念すべき日に行なわれた『健治祭』は、まさに“祭り”だった。まずは3B LAB.☆Sとして登場するや否や、1曲目から熱いライヴを繰り広げられる。パンキッシュなサウンドが客席のテンションを掻き立て、加速度的に熱狂させていく様は圧巻である。そして、そのままクールダウンすることなく、人間味のあるハートフルなロックナンバーで会場を盛り上げた。 続いては、ソロタイム。最初に“19ばかり歌うから”と宣言した通り、客席からのリクエストにも応えながら、19時代の楽曲を中心にアコギ一本で弾き語っていく。「二子玉アイランド」では3B LAB.☆Sのベーシスト千葉貴俊もアコギで参加し、スラップ等を織り交ぜたバトルで場内を沸かせると、現在の健治のスピリッツが詰まった「PunkFolk?夢のつづきを?」を熱唱。その後も初めてライヴで歌うという「炎」など思い入れ深い楽曲たちを歌い上げた。 アンコールのステージでも19の「たいせつなひと」を3B LAB.☆Sでカバーしたり、前日に作ったばかりの曲をキーボードの弾き語りで聴かせるなど、スペシャル感が満載! そんな『健治祭』で感じたのはファンを“ファン家族”と呼ぶ健治と客席の絆の強さだった。会場内には終始アットホームな空気が流れていて、みんなで10周年の記念日を祝っていたし、さらなる10年に向けて全員一緒に歩み始めたことも見て取れた。
岡平健治 プロフィール

オカヒラケンジ:1998年に19としてデビュー。数々のヒット曲を生み、01年には3B LAB.☆を結成。02年の19解散後、3B LAB.☆を本格始動させ、05年に新メンバー加入に伴いバンド名も“3B LAB.☆S”に変更。07年11月21日には、3B LAB.☆Sを継続させながら、アコースティックギター1本でソロプロジェクトを開始することを宣言し、健治自身が車を運転し、弾語りで音楽を届ける自走ツアー『岡平健治ソロ全国47都道府県 弾語り自走TOUR2007→2008』に旅立つ。そして、14年5月より全国47都道府県52公演を回る、7度目となる自走ツアーが予定されている。オフィシャルHP

OKMusic編集部

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