【YOUR SONG IS GOOD】YOUR SONG
IS GOOD SHIBUYA-AX 2008年11月2日

撮影:RyoNakajima(SyncThings)/取材:高木智史

スタート予定時刻から10分ほど経ち、そろそろメンバー登場かなと思っていると、フロアの観客が何やら後ろを振り返りながら嬉々とした表情を浮かべている。歓声が上がり、もみくちゃになりながら、メンバーはモッシュでステージイン! そしてサイトウ“JxJx”ジュン(Or&Leader)が“ファイナル、やらせていただきます!”と開始の宣言をするとさらに大歓声! 1曲目「THE KIDS ARE ALRIGHT」の小気味良いリズムに今度はオーディエンスがモッシュで応え、いきなりの熱狂をみせた。その後もユアソン流パーティー激ポップチューンの炸裂炸裂! 彼らの音楽ジャンルがスカとかラテンとかカリプソとかなんてどうでもいい。煮えたぎる程の熱量をアッツアツのまま音に込め、その全てをぶちまけるようなライヴにただ踊るだけ。加えてこのライヴは何が起こるかまったく予想のできない状況だった。MCしていたかと思うといきなりニルヴァーナの「SmellsLike Teen Sprit」を演ったり、「CALYPEEEEEE! SO」の途中では“11月2日生まれの人、カモン!”“今日すごいことがあった人、カモン!”とファンをステージに上げ、ハットリ“ショ~ティ”ヤスヒコ(Tb)のスティービーワンダー風「HAPPY BIRTHDAY」を熱唱し、失笑混じりだがハッピーな笑いが起きる。大ラスの「あいつによろしく」に入る前にもまたもやファンをステージに招き入れ、しかも今度はメンバーも見えなくなるほどの大人数を動員し、ぐちゃぐちゃダンスのままフィナーレ。それもこれもサイトウ“JxJx”ジュンが“今がバンド史上最大におもろい状態”と語っていたことによるものだろうが、この後もリキッドルーム2デイズがあり、さらにおもろいことが起きることは間違いないだろう。

OKMusic編集部

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