【Brown Crow】Brown Crow 下北沢cl
ub 251 2007年4月29日

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僕自身、半年振りとなるBrown Crowのライヴ。果たして彼らの成長ぶりは如何なるものかと期待感を抱きながら本番を待った。大きな歓声と拍手が注がれる中、メンバーは腕を掲げながらの登場。そしてライヴが始まった。Brown Crowの楽曲の良さは高橋 剛のヴォーカルと、それを情景豊かに表現するサウンドの美しさだ。ヴォーカルは以前よりもより前に出ていて、彼の歌う等身大でリアルな歌詞がとても心に響いてきた。その効果はバンドサウンドの一体化が成されていないことには決して表現できるものではない。一音一音のアンサンブルが楽曲の風景となり、世界観を聴く者の心により大きく映し出していた。これらの表現力はひとえに各地でライヴを行なってきた経験によって培われたものだろう。この日のBrown Crowの企画イベントはそんな彼らの努力をよく知る観客も集まっていて、アッパーな楽曲では弾むリズムと共に体を揺らし、声を上げ、バラードではその楽曲を静かに聴き入っていた。ライヴは心地の良い温かい雰囲気に包まれ終盤へと進む。そして、ラストで披露された2曲にはBrown Crowのメッセージが特に強く込められていたように思えた。「時と共に」では“時間が経つにつれ、一瞬一瞬は風化していくからこそ今を大切にしよう”というメッセージがまさにこのライヴで出会った一瞬を大切にと伝えているようで、繋がったこの関係を「約束」という楽曲に代え、“またライヴで会いましょう”と観客へ想いを送っていた。アンコールを含め、たった7曲だったが、この先まだまだBrown Crowは大きくなっていくだろうと思えたライヴだった。

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OKMusic編集部

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