text:石田博嗣

この日を最後に活動を停止する10O(とわ)。もともとソロシンガーとして活動していたCooがサポートミュージシャンのmiguelと組んだアコースティックユニットだったのだが、この春に再びCooがソロとして動き出すのである。従って、“活動休止”といってもネガティヴなものではなく、逆にもう一度ソロとして歩き始める彼女の背中を押すようなライヴだったし、彼女自身も決意表明的な気持ちでステージに立っていた。miguelが奏でるたおやかなアコギの音色に乗りながら気持ち良さそうに歌うCoo。観ている人に感動なり、衝撃を与えるアーティストは、“なぜ、歌っているのか?”というものが佇まいから伝わってくるもの。もちろん、Cooもその一人だ。彼女の歌は凛とした強さ、やさしさ、温もりを持ち、胸の奥へとダイレクトに届いてくる。そして、決して強い人間ではない彼女が歌うことで勇気を持ち、マイペースながらも夢のために頑張っていることが、歌声や歌詞を通して伝わってくるのである。だから、終演後には温かい気持ちになれたし、自分の中にも明日を越えるための力が宿っていた。Cooは5月にソロライヴを行ない、6月には5年ぶりの音源を発表する。現在の彼女の歌には、たくましさすら感じられた。

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